|
2007/12/02
 |
シェイ 3トラックタイプ
ナローのクライマックスAがなんとかよく走るようになったので、以前ヤフオクで入手したシェイのキットを机の上に引っ張り出しました。
中村精密のHO総合キットです。
プロトタイプはカリフォルニア州ウエストサイド木材会社の8号機です。
カマの前後の台車とテンダーの台車、合計6軸をギヤーでドライブする構造です。
このキットはHOレギュラーゲージですが、実物は3フィートのナローゲージのようです。
恐る恐る蓋を開けてパーツを覗いてみました。ひぇー、やはりエンジンから台車からドライブシャフト(?)から自分で組まなければなりません。冷や汗がたら〜りです。幸いエンジンのクランクシャフトだけは組んであるようなのでホッとしました。
出来るかなー、と久しぶりにびびっています。簡単な組み立て説明書が付いていますが、何から手を付けていいものやら途方にくれています。
そおーっと蓋をして段ボール箱へ逆戻りかな?
|
|
2007/12/03
 |
シリンダー
着手に逡巡し、組説を眺めていましたが、パーツの数が多そうで、一覧表でざっと集計してみると480個を超える数でした。やはりすごいです。
そうは言っていても始まらないので、とりあえず手を着けることにしました。
上回りは従来の蒸機の工作と大差ないだろうと思います。問題はエンジンまわりと足まわりでしょう。気になるところからやりたがる癖があるので、まずはエンジンまわりから取り掛かることにしました。
このシェイは3シリンダー式です。ロストワックス製のエンジン3個を整形しました。湯口を取り、表面にヤスリをかけてきれいにし、ピストン棒が通る穴を1.2ミリのドリルで掃除をしました。
|
|
2007/12/04
 |
エンジン
組説とパーツの現物と実物の写真を何度も見比べて、やっとエンジンの構成が理解できたので、組み立てにはいります。
クランクケースの本体に側板をハンダ付けし、上面にスペーサーをハンダ付けしたものに、上蓋をハンダ付けしたシリンダー3個をクランクケースに乗せ、クランクケースの下側からハンダ付けしました。少し弱いので、シリンダーの足の裏側でクランクケースとの間にたっぷりハンダを流して補強しました。
クランクケースの上面に逆転棒受けを3個ハンダ付けしました。
写真は、立てて写すために、クランク押さえ板(裏側下部)をクランクケースにネジ止めしています。ネジ止め用の穴は3つ開いていますが、ネジが切ってあるのはスペーサーの真ん中の穴だけなので、クランク押さえ板の下からネジ一本で止めています。シャーシに組む時には左右の穴に下からネジを通してシャーシのネジ穴に止めますが、そのとき邪魔にならないように、真ん中のネジは上へ出ないように短く削っています。
|
|
2007/12/05
 |
ドレインコック、黒染め
シリンダーにドレインパイプとドレインレバー(コック)を付けました。
0.5ミリ真鍮線のドレインロッドにドレインレバーとドレインロッドガイドを通しておいてシリンダー側面にハンダ付けし、そのあとドレインパイプを付け、ドレインパイプに添ってドレインレバーをハンダ付けしました。
ドレインパイプは、右側のシリンダー上から出て下に行き、左に曲がって一番左のシリンダーの下へ隠れるところまでを一本の真鍮線(0.5ミリ)で作り、中と左のシリンダーのパイプはそれにつなぐ形でハンダ付けしました。
ドレインパイプを付ける順序は、まず3つのシリンダー下部の穴に真鍮線をハンダ付けしてドレインレバーの高さに合わせて短くカットします。
次に中と左のシリンダー上部の穴に真鍮線をハンダ付けし、下方向に曲げ、シリンダー下部から出ている真鍮線にハンダ付けし、長さを整えてカットします。
最後に右シリンダー上部に穴に真鍮線をハンダ付けし、下方に曲げ、シリンダー下部から出ている真鍮線にハンダ付けし、さらにその下を左に曲げて左シリンダーの足の側面に真鍮線の端をハンダ付けします。
さらに中、左のドレンパイプ下端と右から来たパイプをハンダ付けして出来上がりです。くどくなって済みません。
この先、クランクを組み込んだ後では出来なくなる恐れがあるので、ここで黒染めをしました。
塗装をするよりこのままの方が鉄の感じが出ていいかも知れませんね。
|
|
2007/12/06
 |
クランク
クランクシャフトそのものは組み立て済みのものがキットに入っていました。偏心輪、偏心棒、加減リンクもセットされていました。やれやれです。
クロスヘッドとコネクティングロッドをカシメピンで止め、そのコネクティンングロッドをクランクピンにカシメてとめました。
逆転レバーとユニオンリンクもピンをカシメて止めるように組説ではなっていますが、余りに細いピンでうまくカシメられそうになく、ハンダ付けで止めました。
バルブロッドと加減リンクとユニオンリンクにピンを通し、ピンとユニオンリンクをハンダ付けで止めました。
ピンのハンダ付けはハンダが回らないように、紙をはさんでしています。
うまく出来るかなあと思っていた工作が無事に出来ると嬉しいですね。
|
|
2007/12/07
 |
クランク組み込み、逆転棒
出来上がったクランクassyをエンジンにセットし、クランク押さえ板で挟んで固定して、逆転棒を付けました。
仮付けしてクランクが回ることを確認し、逆転棒と逆転棒受け、逆転レバーとをハンダ付けしました。
後の工程がいまいち明確でないので、ここでハンダ付けするのは少し心配ですが、止めてしまわないと加減リンクの位置が不安定になってクランクが回りません。やむを得ず思い切ってハンダ付けしてしまいました。大丈夫かなあ。
ハンダ付けしたあと、クランクを回してみると、概ねいいのですが、一箇所引っ掛かりを感じます。中央のシリンダーのピストン棒が上がりきったところで少し引っ掛かります。どうするか迷いましたが、慣らし運転では解消しない感じがしたので、中央のコネクティングロッドをクランクから外し、ピストン棒ごと抜き取って、シリンダーのピストン棒が通る穴をドリルでさらってみました。そうしたら真鍮やハンダのクズがたっぷり出てきました。掃除を済ませてピストン棒、コネクティングロッドを再セットしてクランクを回してみると、全く引っ掛かりがなくなり、極めて滑らかに回るようになりました。掃除をしてよかったです。さらに言えば、組む前に掃除をしておくべきでした。急がば回れですね。反省します。
逆転棒は黒くないといけないので、筆で黒染め液を根気よく塗って、なんとか部分染めをしましたが、少々むらになりました。
|
|
2007/12/08
 |
ジョイント部
次はクランクの両端に付くジョイント(自在継ぎ手)です。
これはなんと呼べばいいのでしょう。やはりユニバーサルジョイントでいいのでしょうか?
ここは思いのほか簡単に出来てしまいました。少量のハンダをよく流すのがコツかと思います。ハンダの量が多いとすぐに可動部に流れてしまいそうです。
リングは材質のせいかハンダが付きにくかったので、ステンレス用のアルカリ性フラックスを使いました。きれいに流れてくれました。少量のハンダが隙間に染み込む感じです。
これでエンジン部は完成です。
写真はエンジンを裏の下から写したものです。
|
|
2007/12/09
 |
台車(1)ラインシャフト
エンジンが済んでほっとしているところで、台車にはいります。
まず3つの台車のラインシャフト(ドライブシャフト)3本を組みました。
シャフト、ベベルギヤともにステンレス製なので、アルカリ性フラックスを使ってのハンダ付けです。
ストッパー(太短いパイプ)をハンダ付けする時には、シャフト受けメタル(細長いパイプ)との間に厚めの紙を挟みました。紙は名刺を切って使いましたが、穴開けに1.1ミリの真鍮パイプで作った手製のパンチを使いました。急がば回れです。
最後に、シャフトの先端に、それぞれジョイントのパーツをハンダ付けしました。シャフトに段が切ってあるので付け易かったです。なかなかしっかりしたキットだなあという感想です。
作業終了後、石鹸・ハブラシでよく洗った後、サビ止めのオイルを塗っておきました。ついでに昨日完成したエンジンブロックも、同様にサビ止めの処置をしておきました。
|
|
2007/12/10
 |
台車(2)台枠
組む前に台枠を黒染めしました。走行に影響が出てはいやなので、軸受けとネジ穴を木工ボンドで埋めておきました。ついでにクランク押さえ板も染めました。
ギヤシャフトを台枠にセットして軸箱蓋(シャフト押さえ板)を台枠にハンダ付けし、シャフトが軽く回ることを確認してギヤカバーをハンダ付けしました。台枠のハンダ付けする部分は黒染めをきれいに削りました。
軸箱蓋、ギヤカバー、シャフトなどは、あとでアクリルの黒でタッチアップをすることになるでしょう。ハンダ付けなどの工作の手順、黒染め、塗装などの表面処理、そのタイミングなど、慣れない機種なので要領がわからず、まごまごしています。
|
|
2007/12/11
 |
台車(3)第1、第3台車の組み立て
ラインシャフトの端に付くユニバーサルジョイントを組みましたが、作業中、昨日ハンダ付けしたギヤカバーや軸箱蓋やジョイントアーム(弓形のパーツ)の幾つかが取れてしまい、ハンダ付けしなおしました。シャフトへの影響を恐れてしっかりハンダを流さなかったことと、台枠の材質に原因があったようです。
台枠が出来た後、台車全体を組みました。一番前の台車と一番後のテンダーの台車です。
ボルスターに左右の台枠をネジ止めしました。
ラインシャフトの関係で、台車が必要以上に回らないように、ボルスターにストッパーをハンダ付けします。
組んだ後のギヤの噛みあわせは、少々固いような気もしますが、こんなものかも知れません。
また、ベベルギヤの噛み合わせを配慮してか、台枠がボルスターに対してイコライジングしない構造になっています。よくわからないので、手を加えないでこのまま工作を進めたいと思いますが、レールの凸凹への追随が悪い分、集電不良を起こさないかちょっと心配です。
組んだ台車が第1と第2台車です。手前の台枠は第2台車のものです。
第2台車の台枠に付け忘れていたキャブステップをハンダ付けしました。
|
|
2007/12/12
 |
台車(4)第2台車の組み立て
中央の台車です。
モーターの動力をヘリカルギヤ(螺旋ギヤ)で第2台車の前輪に伝えて駆動し、その前輪の回転をラインシャフトで他の動輪やエンジンへ伝える仕組みです。
ヘリカルギヤを組む前の段階で、ベベルギヤの噛み合わせが悪くて車輪が軽く回りません。よく見ると、後輪車軸のベベルギヤに噛み合うシャフトの小ベベルギヤの位置が右に(前方に)寄っています。0.3ミリ程度のずれです。ハンダ付けする時に位置確認したはずなのですが、後工程の付近のハンダ付け作業でズレたのかもしれません。一旦すぐ近くのユニバーサルジョイントを外し、ベベルギヤにハンダごてを当てながらドライバーの先でちょいと動かしました。幸い一発でいい位置に修正できました。軽く回ることを確認して、ジョイントを組み直しました。
ベベルギヤの噛み合わせの要領については、前作のクライマックスでの経験が役に立ちました。
さて、やっとヘリカルギヤの組み立てです。
モーター側の(縦の)ヘリカルギヤの上の軸受けをボルスターにハンダ付けしますが、そのボルスターに開けてある取り付け穴が長穴になっていて0.5ミリほど動かせます。ギヤの噛みあわせを見て位置を決めますが、仮組みして様子をみたところ、最も車軸から近くなる位置が軽く回るようです。一旦ばらしてボルスターだけにして、確認した位置で軸受けをハンダ付けしました。
ヘリカルギヤの下の軸受けはオイルレスメタル製で出来ています。なかなか凝ったキットですね。ヘリカルギヤは回転の角度を変えるだけで減速はしません。
なお、KKCの会報にU氏が、このヘリカルギヤが台車を回転させようとする力が働いてしまうという問題点を指摘されています。なるほどと思いながら、私には改良する知恵も技術もないので、このまま組むことにします。何かと心配事が絶えません。(汗)
ボルスターの上に立っているのはユニバーサルジョイントの軸端で、ヘリカルギヤ(縦)のシャフトにネジ止めです。ドライバーで力を入れすぎてイモネジの頭の片方を割ってしまいました。ヤットコで回しています。
指先でジョイント軸端を回してみると、車輪まで軽く回るようです。やれやれ。
|