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2004/12/09
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先台車センターピンの変更
次にシリンダーブロックを作ろうと思い、その形状やサイズを検討していて、先台車の後輪がセンターピンを軸に左右に振れるので、クロスヘッドとの衝突を避けるために、シリンダーのセンターを広くしてやらなければならないことに気が付きました。最大1.5ミリ強づつ左右に振れます。従って、シリンダーの間隔が3ミリも広がることになります。
小型のロコなのにシリンダーだけが横に大きくはみ出しているのもみっともないので、極力先台車後輪が横に振れないように、構造を変更することにしました。
普通に台車ボルスターのセンターを台車の回転軸にしていたのですが、これを変更し、先台車後輪の真上に支持ピンを設け、ここを中心に台車を首振りさせるようにしました。ただし、フレームの重量はいままで通りボルスターセンターで受け、台車の前後位置もここで決めます。従って、台車ボルスターの穴は横長にしました。また、台車首振り用の支持ピン穴は、前後に少し長くしてあります。
さらに、後輪の横動を押さえるために、台車フレームと車輪の間の車軸にワッシャをはめました。
これで、後輪は横に0.5ミリ程度しか動かなくなりました。
首振り用のアームは0.5ミリ真鍮板で作り、台車ボルスターに1.4ミリネジで止めました。
首振り用の支持ピンは、パーツケースにあった段ネジを使いました。普通、ボルスターのピンに使うネジで、ネジ部径1.4ミリ、首部径2.5ミリです。首は2ミリほどの長さがあるので、0.5厚のアームの付け根は上下に動けます。
写真は、わかりやすいように、車輪と押さえ板を取り外して写しています。
小さいロコなのに、走り装置だけは、結構こったものになりました。
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2004/12/10
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シリンダーブロック(1)
シリンダーセンター間隔は24ミリにします。シリンダーの外径が7ミリなので、左右シリンダーの外幅は31ミリとなり、なんとか考えていた車体幅に収めることができそうです。
この段階で、初めてシリンダーブロック部の断面図を引きました。いつもこんな調子です。
シリンダーは7ミリと2ミリ径の真鍮パイプに0.5ミリ真鍮板を組み合わせて作ります。弁慶号を4-4-0に改造したときの手法です。ただし、その時は、シリンダーを取り付け板に直角にハンダ付けをするのにずいぶん苦労したので、今回はシリンダーのパイプに切り込みを入れて、そこに取り付け板をはめ込む構造にします。だんだん賢くなります。
シリンダーブロックの躯体やバルブ室は1ミリ板、バルブ室蓋は0.5ミリ板から切り出し、ヤスリで整形しました。躯体になる1ミリの真鍮板には、センターピンが通る2ミリの穴と、フレームに止めるための1.4ミリのネジ穴を開けてから切り出しました。シリンダーの四角い欠き取りもパイプから切り離す前に開けておきました。
糸鋸もヤスリがけも疲れます…と言いながら楽しんでいます。
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2004/12/11
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シリンダーブロック(2)
シリンダーの前蓋とその内板、後蓋とその内板を0.5ミリ真鍮板で作り、ピストン棒案内は2ミリの真鍮パイプで作りました。
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2004/12/12
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シリンダーブロック(3)
まず、シリンダーを組みました。前後蓋の内板をシリンダーのパイプ内径いっぱいに作り、バイスでパイプに押し込んだうえハンダ付けしました。こうすると、ハンダ付けのときに、あっちが取れたりこっちが取れたりということがなくて気持ちがいいです。
この後は、シリンダーの上に順次乗せてハンダ付けしていきました。シリンダーは正しくフレームに平行でないといけないので、ピストン棒案内のパイプの中に真鍮線を仮に挿し、向きを確認しながらハンダ付けしました。
後蓋にスライドバーを差し込むための1ミリの穴は、全部ハンダ付けが済んでから開けました。
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2004/12/13
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シリンダーブロック(4)
1×1ミリの洋白角線があれば楽だったのですが、入手できなかったので、1ミリの洋白板から切り出しました。そのついでに、真っ直ぐな棒ではなく、少し表情を付けてみました。
先端を穴に差し込んでハンダ付けしているので、強度の心配はありません。
なお、弁心棒は、0.5ミリの取り付け穴だけ開けておきました。弁心棒をどちらに固定するかは、後で決めたいと思います。
ドレンコックも壊れやすいので、取り付け穴だけ開けておきました。
こうやって写真を見ると、スライドバーがやけに太いですね。あとでスリムに削りましょう。
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2004/12/14

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クロスヘッド
クロスヘッドは1ミリの洋白板を0.5ミリの洋白板でサンドイッチにする形で作りました。0.5ミリ板には0.8ミリのピン穴を開けています。
弁慶改の4-4-0ではクロスヘッドが大きすぎたので、出来るだけ小ぶりに作りました。
また、弁慶号では内側の板は、中央の板と同じく、メインロッドが来る部分は欠き取りましたが、今回は内板でもピンを支える構造にしました。メインロッドの先を少し薄くして差し込みます。
写真上の板をハンダ付けしたあと、ヤスリと糸鋸で成形しました。
その後、クロスヘッドに穴を開け、1ミリの洋白線を穴に差し込み、ハンダ付けしました。
スライドバーの上下の間隔は左右で0.1ミリほど違ってしまったので、クロスヘッドの左右はそれに合わせて指定席です。
スライドバーにクロスヘッドをはめて、動かしてみましたが、軽く動きます。
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2004/12/15
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メインロッド
1ミリの洋白板で作りました。穴を開けてから糸鋸で切り出しました。クロスヘッドのピン穴は0.8ミリ、クランクピンの穴は二段で、内が1.6ミリ、外が2.0ミリです。ピン穴の間隔は現物あわせで、左右とも26.5ミリになりました。私としては、左右とも同寸法というのは珍しいことです。
大まかに切り出した後、オイルポッドやナットなどをヤスリと糸鋸で削りだして表現しました。クランクピン周りを除いて、0.8ミリ程度の厚さに削っています。クロスヘッドに入る部分は裏を削っています。
また、上から見て、クランクピンの位置に比べクロスヘッドの位置は1ミリほど外にずれているので、ロッドの首を軽く曲げてつじつまを合わせてあります。
クロスヘッドのピンは2ミリの洋白線をドリルレースで削り、頭を1.4ミリ径、足を0.8ミリ径にしました。うまくカシメる自信がなかったので、ロッドに通しておいて、ピンをクロスヘッドに軽くハンダ付けしました。
フレームにシリンダーブロック、メインロッドを取り付け、モーターを回してみたところ、軽く回ります。さらにレールに乗せて走らせてみましたが、軽快に走ってくれました。
これで、走りに関係のある部分は全部完了しました。ダミーのバルブギヤ関係やブレーキシュー回りが残っていますが、上回りとのバランスもあるので、とりあえず下回りはここでおき、上回りに移りたいと思います。
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2004/12/16
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ランボード
上回りは何から始めるか迷いましたが、ボイラーの中にモーターがはいっていかないと困るので、まず、ランボードを作り、それに合わせてボイラーやキャブを作っていくことにしました。
ランボードは0.8ミリの真鍮板で作りました。メインロッドを1ミリの洋白板を切って作った後、0.8ミリの真鍮板を切ると、嘘みたいに柔らかく感じ、うれしくなります。ロコをほとんど洋白だけで作る方もいらっしゃいますが、私には出来ません。
モーターなどが通る欠き取りを作らなければなりませんが、ボイラーのすそが広がる火室部分はいいのですが、すそのない丸い部分をどうするのか、思案のしどころです。うまくいくのかなあ。
勘違いするといけないので、一応、上から見た図面を描いたうえでランボードをケガキました。ちゃんとした設計図は引かないのですが、その局面で必要に応じて図を描いています。シリンダーブロックを作るときも、頭の中だけでは危ないので、断面図を描きました。
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2004/12/17

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キャブ・前妻板
次にボイラーを丸めようかと思いましたが、火室付近の形状やザイズを合わせるために冶具が必要だと思い、冶具を作ろうかと考えましたが、それならいっそのこと、キャブの前妻板を作れば、それが冶具になるではないかと気が付き、キャブ前妻を先に作りました。
0.3ミリの真鍮板で作りましたが、ドアとボイラーの間や、ドアと側板との間にほとんど寸法が取れない形状となるため板を大きめに切りだし、妻板本体にドアや窓枠を表現する内板をハンダ付けし、さらにドアに内板をハンダ付けして全体として強度を出してから、ボイラーの穴や側板との接合面を寸法まで削りました。
ちなみに、30数年前に買ったカツミの弁慶号の前妻は、ドアや窓の表現はプレス加工で参考になりません。非常に甘い表現です。
今回の工作は、この元弁慶号を参考にして進めることが多いのでよく観察していますが、細部を見ると、このように極めておおざっぱに作られています。にもかかわらず、全体を見たときの印象は実に好ましいものがあります。模型化した設計者のセンスのよさでしょうね。おおいに見習うべき点だと思います。しかし、感性の問題でもあるし、難しいですね。
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