新ガーラット製作日誌(16)

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2009/05/05

ヘッドランプ、標識灯
 ヘッドランプはロストワックス製でレンズを入れるスペースも狭く、もしレンズを入れるとなると薄いものしかはいらず、そうなるとレンズの球面加工に自信が持てないので、入れないことにしました。ランプハウジング内の塗装を剥がし、真鍮の地肌を出しておいてクリアのプライマーを塗りました。
 デッキに付いている標識灯は真鍮製の挽きものですが、こちらは全くハウジングの空間を作っていなくて、レンズの形状まで真鍮で作っています。これは迷うことなくヘンドランプと同様にして真鍮色を出してプライマーを塗っておきました。 

2009/05/06

デカール
 いつものように小倉工場さんにレタリングのデカールをお願いしようとして、念のために以前から作っていただいたデカールの在庫を確認したところ、前回キャメルバックなどのデカールを小倉工場さんにお願いする時に、ついでにこのガーラットの分も見込みでお願いし、作っていただいていたものを見つけました。このことをすっかり忘れていました。いよいよ認知症ですね。
 ナンバーも「905」で作っていただいていて、2009年5月完成の予想が当たっていました。
 色や大きさも問題ないので、そのまま使うことにしました。
 キャブ側板に大きめの「905」、テンダー側板に「BUNGO.R.R.」、前後のヘッドランプの横に小さい「905」を貼りました。
 デカール貼りもだいぶ慣れてきて、ほとんど失敗することなく貼れるようになりました。マークセッターを貼る面に少量付けておくと、焦らずに位置決めができるし気泡が入ることもまずないので安心です。
 貼り終えてよく乾いてから、例の半光沢のトップコートスプレー缶を軽く吹いてデカールを保護しました。また、デカールの質感が目立たなくなります。
 ついでにトップコートの半光沢スプレーをボイラーにも追加で吹きました。どうやら丁度いい程度のつやになったようです。つや消しのさじ加減が難しいですね。

2009/05/07





窓ガラス、石炭
 キャブの窓にガラスを入れました。
 側面と後妻の窓に、内側から薄いプラ板を貼り付けました。
 接着剤はナガウラさんからいただいた「速乾アクリア」というもので、ガラス貼りには最適です。ゴム系接着剤ほど接着力はありませんが、木工ボンドと似た感じの白い液状で、扱いが易しいです。乾燥すると透明になります。ゴム系のように糸を引いたりせず、はみ出たところは水で拭き取れます。実際は、綿棒にツバをつけて拭き取っています。(汗)
 前妻の窓は狭いところにあり、きれいに貼れそうもないので省略しました。貼ってもあまり見えないし。(汗)
 テンダーに石炭を積みました。
 カツミの石炭を積み、洗剤を添加したシャブシャブの水性アクリルの黒をスポイドで滴下しました。パラパラと剥がれないようにたっぷり滴下したので、乾燥は丸一日かかりそうです。

2009/05/08



組み立て、完成
 塗装後元のとおりに組み立てるのですが、元のとおりの走りが出来るかと言えばそうはいきません。例えば、前走行ユニットは台枠にシリンダーブロックと動輪とバルブギヤ関連を付けた状態で机の上を転がしてみると、ひっかかりが出ます。しばらく調べてやっと分かった原因は、加減リンクとエキセントリックロッドとの関節の一箇所がきついことにありました。多分ピンネジが入れ替わって、元の状態から変わってしまったのでしょう。少しピンネジを緩めて遊びを大きくし、ピンネジ脱落防止に、ネジの尻にロックタイトをちょこんと付けておきました。
 また、どういうわけか、テンダーが非公式側に1〜2度ほど傾いています。原因はわかりませんが、対処療法で非公式側のイコライザーを少し変形させて車高を上げ、傾きを直しました。
 さて、全体を組み立てて眺めてみると、側面の前半分にレタリングがなく、なんとなく締まらない感じがしました。そこで、水槽の前下部分に小さい数字の列を入れました。数字に意味はありません。カトーのトラに付いていた車両番号のインレタを貼り付けたものです。
 さらに、煙室側面にメーカーズプレートを貼りました。これは、以前、小倉工場さんから試作品として上質紙に印刷したものを送っていただいていたのを、ハサミで切り抜いてゴム系接着剤で貼り付けたものです。
 いよいよレールに乗せてパワーパックのツマミを回すと、珍しいことに一発で走り出しました。塗装前と変わらない走りです。もしかしたら、塗装前より静かに走るようになったかも知れません。ウエイトを積み足した影響でしょうか。
 ということで、走行調整は不要で、いきなり完成してしまった感じです。
 そういえば、山勘で補充したウエイトの重量がちょうどよくて、前後ユニットの第2動輪と第3動輪の中間に重心が来るようになりました。ラッキーでした。
 8つの動輪を回してゆうゆうと走る姿は、大きくておまけに派手で、「存在感があるなあ」と手前味噌で満足しています。でも嫌う人には徹底的に嫌われそうな色とスタイルですね。(汗)

2009/05/09









記念撮影、あとがき
 ベランダで恒例の完成記念撮影を行いました。
 旧ガーラットのときも思ったのですが、ガーラットは写真うつりが悪いです。やはり、正面が水槽になるので見栄えがよくありません。
 なにぶん長いので、正方形に近いカメラの画面にはどうにも収まりが悪いです。なんとか、広角にしたり、水槽をちょんぎったりして工夫してみましたが、あまり変わり映えがしませんでした。

あとがき
 2008年10月に完成した810号、グリーンカラーの旧ガーラットは、ほぼフルスクラッチで、丁寧に作りました。製作期間も5ヶ月余りとなりましたがやはり通常の2台分の足回りを作らなければならないのが苦痛でした。
 もう一台D+D型の赤いガーラットを作ることにしたときも、もう少し楽して作りたいという気持ちが強くなり、ヤフオクで、D50のジャンクものを1台と足回りだけのD50を1台分を入手し、それを活用してこのガーラットを作りました。ボイラーやキャブもそのジャンクを使っています。今度のは4ヶ月足らずで完成したので、やはりジャンク利用が大きかったものと思います。
 まあ、ゴミになろうとしていたD50二台が形を変えて蘇ったわけで、いい功徳をしたと喜んでいます。(汗)
 そんなわけで、未塗装でのスタイルでは旧国鉄の臭いがぷんぷんしたのですが、不思議なことに赤を塗り、横文字のレタリングを入れると、どこか遠い国の怪しげな雰囲気を持つ機関車になりました。塗装は一瞬のうちに作業は終わりますが、その影響力(効果)は極めて大きいですね。
 もう一つ、前の810号は自作のギヤケースを使ってギヤ音に悩まされましたが、これに懲りて今回はメーカーのギヤケースで手馴れた吊り掛け式にしたため、ギヤ音に悩まされることはありませんでした。
 D50のボイラーを使ったため、この動輪配列に対して火力が弱すぎるのではないかという心配があります。本来はもっと太いボイラーと広い火室をを乗せるべきなのでしょう。せめてもの火力向上のために、ガーラットの特性を生かして火室を縦に長くし(底を低くし)、石炭ガスの燃焼効率を向上させました。ということにしております。
 車長が大変長くなったので、前進時の前方視野は狭いです。出来るだけ水槽の幅を狭くしましたが追いつきません。まだバック走行のほうが運転は楽かもしれません。目立つ赤の機関車なので、障害物のほうが機関車を避けてくれればと期待しています。オイオイ。

2009/05/11

モール
 水槽の正面とテンダーの後ろ正面に写真のようなモールを付けましたので追加報告です。
 これは、社長が、「赤いガーラットは正面もまるで楽屋裏みたいに締まらん。何とかならんか。」と言い出したので、急きょ工場で0.2ミリの洋白板を切ってゴム系接着剤で貼り付けたものです。
 ますますもって田舎趣味になったなあというご批判も多いのですが、もとよりガーラットは田舎のものですから、お似合いではないかと…。
 ちなみに、左のグリーンは旧ガーラットの810号機です。こちらはまずまず隙のないスタイルにまとまっています。