マレータンク製作日誌(20)

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2005/11/08

塗装準備・洗浄
 慣らし運転も無事終え、塗装の取り掛かることにしました。
 車輪、モーター、ウエイト、ショートパーツなどの塗装をしないものを除き、ネジ止めのパーツは全部外して洗浄しました。
 ハブラシにクレンザーを付けて洗いますが、今回はカミさんの薦めで、クレンザーの種類を変えました。研磨力は少し落ちるようですが、後に油脂分のカスが残らないので助かりました。いろいろ試してみるもんですね。
 クレンザー磨きのあと、メガネ用超音波洗浄器ですすぎ洗いをし、乾かした後、シンナーで洗いました。シンナーで洗った後の容器の底を見ると、細かい真鍮カスやハンダカスが溜まっておりました。なかなかきれいにならないもんです。
 明日、黒染めをする予定ですが、今回はシリンダーブロックも黒染めします。スライドバーが黒くなるのを防止するために、プライマーの原液をスライドバーに筆塗りしておきました。
 写真は、使い古して糸くずも出ないようなカサカサのタオルの上で乾燥させているところです。

2005/11/09

黒染め
 蒸気管、排気管が可動式で、シリンダーブロックの上を滑ったりするので、塗装だけでは危なく思い、下回りは原則黒染めをすることにしました。もちろん、後から黒の塗装もします。
 モーターがよく見えるので黒くしますが、これは黒染めをする勇気がないので、ラッカー塗装にします。フロントデッキも、ステップなどが剥がれやすいので、黒染めすることにしました。
 黒染めした後、超音波洗浄器で洗いましたが、これが間違いで、無残にも随分黒が剥がれてしまいました。ただ、上から黒の塗装をするので、塗装が剥がれても、ピカピカ光るような真鍮色が出るようでなければ問題ないので、このまま進めます。ただし、塗装をしない蒸気管と後シリンダーブロックとの接触部分などは、部分的に黒染めをやり直し、その分はシンナーによる洗浄に止めました。
 はじめから、シンナーによる洗浄にしておけばよかったです。

2005/11/10

プライマー
 ギヤボックス、蒸気管、シリンダーブロックの塗装をしない部分にマスキングテープを巻き、プライマーを吹きました。ビン入りの金属用プライマーをシンナーで2倍に薄めてエアブラシで吹きました。念のため、一回重ね塗りをしました。 
 ボディー本体、屋根、エンドプレートは台に固定し、残りは竹串に串刺しです。竹串の本数を減らすために、塗装に支障のない範囲で、パーツをネジ止めしました。それでも支えの数が足りないので、モーターはクランプに挟み、排気管は串をテーブルバイスに挟んで立てています。
 今回から、塗装作業用マスクとポリ手袋で完全武装して吹き付けをやりました。シンナーの臭いを嗅がないで済むのはいいですね。安心して、盛大にプライマーを吹くことができました。

2005/11/13

塗装(1)
 プライマーから中二日置いて本塗装をしました。
 油性アクリルMr.COLORですが、黒とつや消し黒とシンナーを1:1:4の割合で混ぜ、エアブラシで吹きました。
 今日は一回目、薄く、特に塗料の届きにくいキャブ内や隅を中心に塗りました。
 サイドタンクやコールバンカーにあるステップの凹穴は、なかなか黒くなりません。しかしやり過ぎるとよくないので、ほどほどで我慢してブラシを置きました。

2005/11/14

塗装(2)
 昨日と同じ塗料を重ねて吹きました。
 午前中に全部のパーツを塗り、ボディー以外はこれにて完了としましたが、ボディーは不十分で、午後にもう一回吹いて完了です。適度のつやが出ました。また、心配していたステップの穴も、ちゃんと黒くなりました。
 今日はこのままよく乾燥させます。ただし、マスキングテープだけは、早めに取っておきました。
 この季節は、空気がよく乾燥していて、ブラシから水が出る心配も無く、塗装にはいい気候ですが、ベランダは少々寒くなってきました。

2005/11/15



組み立て
 スライドバーや台枠の軸受け守部分、ボルスターと台枠の接触面などの塗装を剥ぎ、冷却管の裏、屋根の裏などの塗り残しや動輪軸受けの外側を黒で補筆をしました。
 また、4個のヘッドランプのハウジングの内側にシルバーを塗った上でプラで作ったレンズをはめ込みました。
 騒音対策でモーターの下に敷いていた黄色のスポンジも、黒いゴムに代えました。
 組み立てたロコを走らせてみたところ、塗装前と同様、軽く静かに走りました。
 真っ黒になったロコを見た印象としては、想像していた以上におとなしくなってしまったなあというところです。気になっていたシルエットは、ほどよく向こうが透いて見え、安心しました。
 車番や社名のデカールは、小倉工場さんに作っていただいて貼る予定ですが、ウェザリングも、ナガウラさんに教わって、少しやってみようかと思ったりしています。
 全ての化粧が終わったところで、窓ガラスを貼って完成です。まだ、しばらく掛かりそうです。

2005/11/16





ウエザリング
 ウエザリング、いわゆる汚しをやりました。
 ウエザリングは初めてなので、要領はナガウラさんにブログで教わりました。
 プラモデル店でビン入りのタミヤのエナメル塗料と溶剤を買ってきました。
 まず、練習台に手持ちのタキをやってみました。その結果、次のことがわかりました。
1.塗料は毛細管現象で、窪みによく流れていく。
2.溶剤を含ませた綿棒で拭けば塗色は取れるし、アクリル塗装は溶けないが、アクリル塗装の塗色が少し白っぽくなり、きれいな塗装面は戻らない。いずれにしても、やり過ぎると汚くなる。
3.黒い車両はグレーでやると汚い感じになり、茶色のほうが、実感が出る。
 以上の経験から、エナメルのフラットブラウンを少し溶剤で薄め、面相筆に含ませて窪み(例えばボイラーバンドの縁)に付け、塗料を流し、乾いてから溶剤を含ませた綿棒で余分なエナメル塗料を除去するという方法を採りました。
 また、少し白っぽいほうがいいところ、例えばデッキやサイドタンクの上面、ステップなどは筆で一面にエナメル塗料を塗り、綿棒で拭き取ってしまいました。
 写真上がbefore、下の二つがafterです。写真では違いが余り分からないほどの薄化粧ですが、塗りたての新車から、活躍中の機関車に変身したように、自分では思っています。
 もうちょっとやってもいいかなあとも思いますが、どうでしょうか。

2005/11/17

補筆塗装
 ナガウラさん、美男さんのアドバイスをいただいて、火室下部を赤茶色に塗り、車輪のタイヤ側面と軸断面、先輪と従輪の車軸にアイアンを塗りました。
 赤茶はタミヤのレッドブラウンにさらにレッドを追加しました。アイアンはMr.メタルカラーのアイアンです。
 タイヤ側面を黒くすると実感は増しますが、華やかさは失われますね。貨物機の小径タイヤは塗ったほうがよさそうだし、急客機は塗らないほうがいいかなというところです。

2005/11/19



給水口(1)
 コールバンカーに石炭を積もうかなと思って、ふと、このロコには給水口がないことに気が付きました。
 もう、塗装済みなので、サイドタンクには付けられません。コールバンカーだと、石炭で固めれば、ハンダ付けの必要もないので、この際、石炭を積む前に給水口をコールバンカーに付けることにしました。コールバンカーに付ける場合でも、普通、中央に一つのようですが、この高い位置で、石炭を踏み越えて給水作業をするのは大変だろうと察し、左右の隅に二つ付けることにしました。ここであれば、タンクの上面に立っての作業が可能となり、釜炊きさんにも喜んでもらえるのではないかと思いました。
 5ミリ径の真鍮パイプに0.3ミリの真鍮板で作った蓋を付け、蓋には0.4ミリの真鍮線で作った持ち手を付けました。シンナーでよく洗ったあと、金属用プライマーを筆塗りしました。明日、黒塗りします。
 コールバンカーは、そのまま石炭を積むと量が多くなるので、下に紙粘土を詰めました。
カツミ製の石炭の正体は鉄かなにかの金属製で、結構重量があり、この場合、重心が高くなっていやなので、量を減らすことにしたものです。通常は、ウエイト代わりに惜しまず積んでいるのですが…。

2005/11/20

給水口(2)塗装
 給水口を塗りました。こんな小さい物でも、エアブラシで吹くとなると、準備や後始末は同じだけ手間がかかるので、大変です。
 併せて、煙室扉に付けるナンバープレートも作って黒く塗りました。