マレータンク製作日誌(15)

*写真をクリックすると大きく見えます。

    

2005/09/30

ボイラー上の踏み板
 前後の砂箱の間、後ろのドームの左右に長い踏み板を付けました。
 0.3ミリの真鍮板で作った板に、同じく0.3ミリの真鍮板で作った足を付け、ボイラーにハンダ付けしました。
 足は横長のH形に板を切り、ボイラーの傾斜に合わせて足を折り曲げただけのものですが、強度も工作の作業性も十分でした。
 付けて見ると、サイドタンクの上面からスケールにして90センチほどもあるので、間にステップを作ってやらねばなりません。
 また、カマ焚きさんあたりが、ここに乗って砂を補給するのでしょうが、砂箱の蓋を作らなくてはならないのに気が付きました。

2005/10/01

砂箱の蓋
 砂箱のてっぺんに0.2ミリの真鍮板で作った蓋をハンダ付けし、0.5ミリの真鍮線で作ったハンドルを、開けた穴に挿してハンダ付けしました。
 ついでに砂箱側面に、テスリを0.4ミリの真鍮線で作って付けました。
 踏み板とサイドタンクとの間のステップは、パイピングとの関係があるので、後回しにします。

2005/10/02

逆止弁(?)
 モチーフのロコの前ドーム側面にバルブとそれに続く太いパイプが付いています。パイプの太さから送水管のように思われますが、よくわかりません。とにかく、形状を似せてそれらしきものを左右に付けました。
 2ミリの洋白線をドリルレースで加工したものを組み合わせて、逆止弁(?)を作りました。一応、バルブハンドルも削り出しておきました。

2005/10/03

作用管
 モチーフのロコは、煙室の側面に蒸気分配器を設け、キャブからパイプの中を通ってきたワイヤーによって弁の開閉を行っているようです。仮にこれを作用管と呼びます。公式側(運転席側)はそのパイプが3本通っています。非公式側はわかりませんが、他のドイツのロコの写真を見たり、詳しい方に教えていただいたりしたところ、無いかせいぜい1本のようです。
 すでに非公式側にも、パイプのノブ用の穴を3列開けてしまっていますが、不要の2列分はハンダで埋めました。
 パイプは0.4ミリの洋白線です。ノブは煙室扉のハンドレールと同じく、0.4ミリの真鍮線で割りピンを作りました。

2005/10/04

蒸気分配器
 2×2ミリの真鍮角棒で蒸気分配器の本体を作り、煙室側面にハンダ付けしました。
 バルブのハンドルは逆止弁を作るときに余分に作っていたものを使いました。
 作用管の出口には0.3ミリの真鍮線で作ったリングをはめて、雰囲気を出しました。
 (写真左は非公式側、右は公式側です。)

2005/10/05

ボイラー側面のステップ
 サイドタンク上面からボイラー上の踏み板に上がるボイラー側面のステップを左右に2個づつ付けました。
 作用管に当たらないように位置を決め、ピンバイスにドリルの0.5ミリの刃をくわえてボイラーに穴を開けました。手で3個並べて開け、リューターにくわえたドリルの刃で横に押し切り、3個の穴をつなぎました。
 ステップは0.3ミリの真鍮板で作りました。全てボイラーの内側からハンダ付けできました。このタイプのタンクロコは、ボイラーの下半分が無くて、ハンダごてが入りやすくていいですね。

2005/10/06

砂撒き器(1)
 このロコの最も目を引く部分の一つが、この砂撒き管が片側に動輪の数6×2=12本がずらりと並んでいる部分です。従って、難しい工作ですが、手抜きをせずにしっかりと作りたいと思います。タンクロコでバック運転も多かったため、動輪の後ろにも砂撒き管が設置されています。
 この砂撒き器は蒸気によって作動する仕組みで、その蒸気は、キャブの前のボイラーの上部から細い管で引いています。この辺も表現したいと思います。
 砂撒き器の本体を2.4ミリ角の真鍮棒で作りました。
 砂撒き管がはいる0.5ミリの穴6個とドームに取り付けるための0.8ミリの穴を開け、糸鋸で溝を切り、棒から1個づつ切り離した後、首の部分をヤスリで細くしました。
 大きい写真で見るときたない仕上がりですが、長さが6ミリしかないパーツなので、勘弁してください。
 0.4ミリの砂撒き管がつながる出口の部分の表現に使うため、外径1ミリの真鍮パイプを探しに、天神まで出かけ、プラモデルの売り場で見つけた外径0.9、内径0.73という素材を買ってきました。
 買ってきたパイプをカッターナイフで転がしながら1ミリの長さに切るのですが、そのままだとパイプが潰れてしまうので、中に0.7ミリの真鍮線を通して切りました。数が多いので大変です。

2005/10/07

砂撒き器(2)
 砂撒き器裏面に0.8ミリの真鍮線の足を付け、砂ドーム側面の穴に挿してハンダ付けしました。このようなちょっとした引っ掛かりを付けておくと、後からのハンダ付けの作業でも動くことがまずなく、安心です。
 0.4ミリの真鍮線で作った砂撒き管の形を整え、昨日作ったパイプを通したうえで砂巻き器本体の穴に挿し、ハンダ付けしました。ドイツロコらしくなってきました。
 日本のロコは、砂撒き管はボイラーに密着しているようですが、このドイツロコは作用管の外側を通ります。どうしてこう違ってくるのでしょうね。
 そうそう、作用管は万一のことを考えて、ノブにハンダ付けをしていなかったのですが、ここまで来るともうその心配もなさそうなので、ハンダ付けしてしまいました。付けると、かなり強度があがりますね。

2005/10/08

砂撒き器(3)
 後ろの砂ドームのすぐ後ろにそれらしく蒸気弁を作り、キャブから0.4ミリの洋白線で作った作用管をそれに繋ぎました。
 蒸気弁から砂撒き器までは0.3ミリの真鍮線を蒸気管として配管しました。
 作用管、蒸気管ともに前進時用と後進時用の2本づつになります。
 蒸気弁は1.8ミリ角の真鍮棒です。パーツケースの中を物色していると、ちょうどいい真鍮製のクギが見つかったので、ちょっと整形してバルブハンドルにしました。
 作用管は0.4ミリの洋白線です。

2005/10/09

発電機
 蒸気分配器(公式側)の上に発電機を付けました。
 4ミリの真鍮丸棒をドリルレースで削りました。
 取り付け台は0.3ミリの真鍮板を折り曲げています。
 給水温め器から分配器への給水管を1ミリの真鍮線で作り付けました。