マレータンク製作日誌(13)

*写真をクリックすると大きく見えます。

    

2005/09/14

インジェクター
 インジェクター(給水器)を作りました。
 本体は4ミリ角の真鍮棒を加工しました。加工といっても、角を丸めたり、パイプ用の穴を開けたりした程度です。実物の形状が定かでないので作りようがありません。
 蒸気管、給水管、送水管ともに1ミリの真鍮線を使いました。

2005/09/15



蒸気溜めドーム(1)
 蒸気溜めドームは2個作ります。
 ドームは今までは1ミリの厚板を幾枚も重ねてハンダ付けした真鍮ブロックを作り、それをドリルレースなどで削り出すという手法で作ってきました。いいものが出来るのですが、ヤスリで削り出す労力は大変なもので、今回は違った手法に挑戦してみたいと思います。うまくいきますでしょうか。
 上は1ミリ板を2枚重ね、中は0.3ミリ板を2枚重ねて筒を作り、すそは0.5ミリ板をボイラーに添わせるという構成にします。
 上板はドリルレースのために2ミリのネジ穴を開けています。そのネジ穴を利用して整形の済んだ2枚の上板をネジ止めし、曲げた2枚重ねの側板を上板に巻き、その上からエナメル線を巻いてしっかり止め、ハンダ付けしました。
 さらにドリルレースでドーム上部のカーブを削り出しました。

2005/09/16



蒸気溜めドーム(2)
 ドーム側板の下をボイラーのカーブに合わせて削りました。従来の工法のムクの真鍮ブロックを削る作業に比べ、非常に楽でした。成功です。
 側板の形が出来たところで、ボイラーに紙を敷き、その上にドームを乗せて鉛筆で形を取り、その型紙をもとにドームのすそになる真鍮板を切り出しました。
 ボイラーの上にすそ板とハンダ止めの紙を挟んでドームをネジ止めして、すそ板とドーム側板をハンダ付けしました。ハンダ付けが済んだら、ボイラーから外して整形しました。
 左上のボイラーに乗っているのは完成したもの、右下の裏向けなのは、すそ板をハンダ付けをして、これからヤスリで整形する前の段階のものです。
 パーツケースの中に真鍮製の2ミリネジがあったので、それでドームをボイラーに止めておいて、ヤスリで平らにしました。
 前(左)のドームは横にバルブが付くので、0.8ミリの穴を開けておきました。

2005/09/17

砂溜めドーム(1)
 このロコの特徴の一つですが、横長の砂溜めドームが二つも付いています。
 基本的には蒸気溜めドームと同じ構造にしますが、横長のため上板をドリルレースで整形するわけにはいきません。上板は0.5ミリの真鍮板2枚を曲げてから、重ねてハンダ付けしました。
 上板のカーブはキャブの屋根のカーブに合わせました。
 側板は0.3ミリ板を2枚重ねにしました。
 ハンダ付けは蒸気ドームと同じく、エナメル線を巻いて固定しました。

2005/09/18

砂溜めドーム(2)
 蒸気ドームと同じ要領で、0.5ミリ真鍮板で作ったすそ板を付けました。
 側面に、砂撒き器とテスリを付ける0.8ミリ穴と0.5ミリ穴を開けました。
 ボイラーへの固定は、同じく2ミリの真鍮ネジで、ネジ穴はすそ板を付ける前に開けておきました。
 付けてみると、ドームに比べて少々大きいような気がしますが、このままいきたいと思います。

2005/09/19

煙突
 煙突の太さを8ミリにしたいのですが、手持ちのパイプは一番太いもので7ミリです。太さを7ミリ径に設計変更しようかとも思いましたが、ここはこのロコの大事なところと考え、近所のホームセンターへ8ミリの真鍮パイプを探しに行って来ました。4ミリしかいらないのに、1メートルのパイプを買ってきました。ホームセンターで買う素材は、こういうことが多いですね。
 モチーフのロコは煙突を継ぎ足して、倍ほどの高さに長くしていますが、ここでは、元の形状にします。
 上端に0.5ミリの真鍮線を削って作った半甲線を巻きました。
 半甲線は真鍮線を糸鋸のフレームに張ることを小倉工場さんから教えてもらい、バイスに挟んだカッターの刃で削る方法を溝口さんのホームページがら学んで、楽に作ることができました。
 すそは、ドームと同じく0.5ミリの真鍮板をドーナツ状に切ってつなぎました。
 煙室には2ミリのネジ穴を開けていましたが、太短い煙突のため、ネジ止めではネジが丸見えになるので、穴を大きくしたうえで煙突をハンダ付けしました。
 大きい写真で見ると、工作がきたないですね。

2005/09/20

砂溜めドーム(3)
 煙突が付いた状態で全体のバランスを見てみると、やはり砂溜めドームが大きすぎるのが気になります。(9/18の写真を参照)
 せっかく仕上げた砂溜めですが、後からでは難しくなるので、ここで修正することにしました。
 ネジ止めの砂溜めドームを外し、0.5ミリ板で作ったすそ板のハンダ付けを外し、側板を削って1ミリ背を低くしました。やはりこの方が落ち着きます。
 細かい部分の不出来は、完成してしまうと余り気にはならなくなるのですが、大きい部分の狂いや印象に影響する部分は、後から後悔することになりがちです。面倒でも、修正してよかったと思います。

2005/09/21

屋根を修正
 前後とも、妻板からの屋根の出っ張りが大きすぎて、雰囲気を損ねていることに気が付き、約1.5ミリづつ短くしました。
 写真は、前だけ1.5ミリ詰め、後ろは未処理の段階で写したものです。