ランケンハイマー組立日誌(1)

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2005/12/01

ランケンハイマー
 ドイツ型マレータンクのスクラッチを終え、気持ちが緩んでしまった毎日ですが、次に取り掛かるべきスクラッチの構想も浮かんで来ず、息抜きにキットを組むことにしました。
 ワールド工芸社の「日本甜菜製糖1号」という16番キットです。19950円でした。
 16番ですが、サイズはまるでHOナローで、ゲージだけが16.5ミリといった感じのゲテモノです。
 ゲテモノとはいえ、実在した機関車で、「機関車の系譜図」にも写真がある、本物です。
 ワールド工芸といえば、B20を思い出しますが、なんとか組んだものの、4輪固定式で集電能力が低く、走りが安定しません。レールを直接擦る補助のシューを付けたりしましたが、汚れがひどかったりして、余り走らないまま棚ざらしになっています。
 このランケンはなんとか3点支持にして走りを良くしたいと思います。しかし、台枠がギヤケースを兼ねているようなので、ちょっと難しいかも。
 それに、ブレーキシューあたりは目立つので、これもなんとか付けてみたいなと思っています。

2005/12/02



動輪軸穴、イコライザー
 台枠はギヤケースを兼ねていて、動輪は固定式で、しかも着脱不可能の構造になっています。
 これでは、昨日も記したように、走行性能がよろしくなく、また、塗装やメンテナンスのときに極めて不都合です。そこで、次のように仕様を変更することにしました。
1.動輪は非公式側は固定、公式側は前後をイコライザーで結んで3点支持とする。
2.動輪は下に抜けるようにし、プラの押さえ板で止める。
3.ブレーキシューをプラの動輪押さえ板に取り付ける。
 初め、前輪の車軸の中央を押さえる3点支持を検討しましたが、車軸がプラ製で難しく断念しました。車輪の構造上、タイヤと一体となっている車軸の付け根を押さえるほうがベターですが、台枠の非公式側は伝導ギヤが付くために細工が難しく、何も付いていない公式側にイコライザーを付けて、対応することとしました。なお、公式側の台枠は台枠の他の部分と、電気的に絶縁されます。
 イコライザーは0.3ミリの洋白板で作りました。ペラペラですが、台枠も0.3ミリの真鍮板なので、つりあいをとりました。イコライザーの支点は、2.1ミリの真鍮パイプを0.5ミリ厚に切ったものと、0.2ミリの真鍮板で作ったワッシャを、1.4ミリネジで台枠に開けたネジ穴に止めています。
 軸穴は下を削って開放にしました。イコライザーの付いている側は、上へ0.5ミリ穴を長くしました。(写真下)
 上の写真の上はエッチング加工の非公式側の台枠を軸穴の下を削ったうえで折り曲げたものです。まだハンダ付けはしていません。下は公式側の台枠で、未加工です。絶縁ワッシャを挟んで非公式側の台枠に付ける構成です。
 薄板の折り紙細工みたいで、16番をやっているような気がしません。これは息抜きにはなりませんね。

2005/12/03



台枠、動輪、ギヤ
 台枠を折り曲げ、前後の梁をはめてハンダ付けしました。
 ウォームの平ギヤ(二段ギヤ)や連動平ギヤをネジ止めしました。
 この後、公式側の台枠を絶縁ワッシャと二段ブッシュを介して1.4ミリネジで止めますが、ネジを受ける穴が単なる穴で、ネジを切ってありません。組立説明書を見ると、1.4ミリネジをだましだましねじ込んでネジを切るようにと書いてありました。(恐ろしいですね) もちろん私は、1.4ミリのタップを持っているので、タップでネジを切りました。
 動輪は台枠から下に抜ける構造にしたので、車軸にギヤや車輪本体を組んでしまいました。ギヤも車輪も、車軸にやっと入るくらいにきつかったので、接着剤は不要と判断し、付けていません。台枠と車輪との間の遊びが大きすぎるので、0.5ミリ厚のワッシャを1箇所3枚づつ、計12枚入れました。ここはキットとして手当てが必要だと思います。

2005/12/04





動輪押さえ板
 0.5ミリの真鍮板をL形に曲げて、動輪押さえ板の取り付け板を作り、いったんギヤを全部外して、台枠の前後の梁にハンダ付けしました。なお、前は、前部台枠の取り付け板が梁と上板との間から挿入されるので、梁と同様、上板との間に隙間を空けておく必要があります。
 押さえ板は取り付け板に1.4ミリネジで止めます。ネジ穴がバカになってはいけないので、0.5ミリの板を使いました。
 動輪押さえ板を1ミリのプラ板で作りました。真鍮だとショートしてしまいます。ギヤを逃げるように穴を開けました。
 この状態で机の上を転がしてみると軽く転がります。また、イコライザーもちゃんと機能しているようです。

2005/12/05





台枠前部、モーター取り付け台
 台枠前部とモーター取り付け台を作りました。
 組説の通りに折り曲げ、ハンダ付けするだけです。ぺらぺらで小さいので、結構難しいです。
 カップラー支えに付けるステップがステンテス製で、丈夫でいいのですがハンダ付けがうまくいきません。外れはしないのですが、固定もしていない状態です。黒染め処理の後、接着剤で固定する予定です。
 台枠前部は1.4ミリのネジを下から入れて止める構造です。台枠(後部)の穴はダイスでネジを切りました。なお、私の不注意で、動輪押さえ板の支え板がじゃまをして、ネジやドライバーの先がはいりません。面倒なので、そのままの状態でルーターを使って支え板の一部を削りました。言い訳をゆるしてもらえば、組説の写真では、台枠の前部を上からネジ止めしている状態で写っていたので、それを鵜呑みにして起こした間違いです。設計が変更になったようです。
 モーター取り付け台はハンダ付けで組んで、台枠にハンダ付けしました。モーターはモーター台にネジ止めなので、配線に気を配れば着脱可能にできます。私は、非公式側にもラグ板を止める1.4ミリのネジ穴を開けました。
 写真では取り外してありますが、モーターにはウォームギヤをロックタイトで固定しました。ユルユル状態で、接着剤が必要です。