4-4-0タンク製作日誌(9)

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2004/05/26

キャブ(4)組み立て
 組む前に、前妻に、忘れていた安全弁のテコを通す穴を開けました。穴の上下位置は現物合わせです。
 キャブを組む手順ですが、次の通りにすると、やさしく出来ました。
 まず、前妻と側板をコ形に組んでハンダつけしました。直角に組むために冶具を使いますが、いつもリベットの高さ分だけ角が合わずに苦労しています。今回は内側にアルミ角パイプを当ててみました。両面テープで前妻と側板を仮付けしています。角はうまく合わさりました。この方法のほうがいいですね。
 一方、後妻をコールバンカーにハンダ付け(仮付け)します。スコヤを立てて、後妻の垂直をしっかり出します。組んだ前妻・側板を、サイドタンクの所定の位置に置き、側板と後妻との合わさり具合を見ます。高さの食い違う分、側板の下辺や後妻の上辺を削ります。ぴったり合ったところで、前妻・側板をボイラー、サイドタンク、後妻にハンダ付けし、全体に狂いがないことを確認して、ハンダを流して、しっかり付けました。
 こうして見ると、タンクロコの場合、テンダー機に比べ、サイドタンクのためにキャブの広さがうんと狭くなりますね。乗務員が気の毒です。

2004/05/27





キャブ(5)屋根
 屋根は本体を0.3ミリの真鍮板で作りました。
 前後の梁も0.3ミリの板で作り、0.5ミリの空気穴を開け、リベットも表現しました。リベトがうまく打てるようになって、うれしくて、リベットだらけです。
 空気穴やリベットをカーブにきれいに並べるために、ドリルの刃先が所定の位置に来るように梁の幅を広く作り、梁をガイドに沿わせてリベットを打ち、穴を開けました。穴開けやリベットが済んだ後、削って狭くしました。(写真上)
 開けた穴から妻板が見えたりするとおかしいので、内側に1ミリの真鍮角線をハンダ付けしました。補強にもなっています。なお、下から覗かれてもいいように、前後の妻板にも1ミリの角線をハンダ付けしました。おかげで、キャブもしっかりしました。
 押さえバネはなくてもカチッと止まるので、付けないことにしました。
 汽笛は写真や図面ではよくわかりませんが、低音用高音用の2個を付けました。1.6ミリの真鍮線をドリルレースしました。汽笛は真鍮の磨き出しにしますが、ネジ止めにしなかったので、強度上、屋根板にハンダ付けしてしまいました。塗った後、剥がします。

2004/05/28



ランプ掛け、給水口
 いよいよ、細かい部分の仕上げです。
 コールバンカー後板にランプ掛けの穴を開けておくのを忘れていました。0.5ミリの穴を3箇所開け、0.3ミリの洋白板で作ったランプ掛けをハンダ付けしました。
 給水口は1ミリの真鍮板を3枚重ねました。ドリルレースで整形しました。
 本当は、蓋は平らのようですが、私の好みでドーム形にしました。蓋のポッチは、ドリルレースの時に軸になった1.4ミリ真鍮線を整形してそのまま使い、下をサイドタンクの穴にネジ込んでいます。取れる心配があるので、ハンダ付けもしました。重ねた真鍮板の下の2枚のうち1枚は0.5ミリくらいのほうがよかったかもしれません。

2004/05/29

ハンドレール、給油コック、逆止弁
 ハンドレールは0.4ミリの真鍮線です。ノブは0.5ミリの真鍮線を半分に削って、0.4ミリ線を冶具にして折り曲げ、割りピンのように作りました。煙室とボイラーは外れなければならないので、ボイラーのノブにはハンドレールはハンダ付けしていません。
 給油コックは1.2ミリの真鍮線で、ドリルレースで適当に作りました。
 逆止弁は2ミリの真鍮線で作りました。配管は0.7ミリの真鍮線です。
 いずれも上にバルブのハンドルが付いていますが、その溝(バルブの軸)の部分は、ドリルレースで、糸鋸の刃を当てて削りました。ヤスリより、細く鋭角に削れます。

2004/05/30

逆転棒、逆転軸腕、点検蓋
 逆転棒、逆転軸腕を付けることにしました。省略するつもりでいましたが、ボイラーとランボード(床板)の間がスカスカなのが気になり、付けることにしました。ランボード側に穴を開けて付けてあります。壊れやすい形状なので、いずれも0.5ミリの洋白板で作っています。関節部分は0.5ミリ真鍮線を通した上でハンダ付けしました。
 逆転棒は、サイドタンクに隠れて、ほとんど見えません。先端のみ付けてあります。また、逆転軸腕のランボードから下はありません。
 クロスヘッドの上、ランボードにある点検蓋を忘れていました。0.3ミリの真鍮板で作り、ハンダ付けしました。もう忘れ物はないかなあ。

2004/05/31

総組み立て
 ウエイトを残して、だいたい出来上がったと思うので、全体を組んでみました。いったん外していた煙突、ドーム、安全弁もビス止めし、カップラーもケーディーの前は6番、後ろは16番を付けました。
 床板とサイドタンク、煙室とフレームなどの間も隙間無く、無事収まりました。
 レールに乗せて走らせてみると、とりあえずは走ります。しかし、音は大きいし滑らかではありません。しばらく調整が必要のようです。ウエイトを積むのは、もう少し後にします。

2004/06/01

走行調整(1)
 作り始めて、3ヶ月目にはいりました。
 カーブで、公式側の第1動輪のクランクピンがランボードに当たります。ランボードは限界近くまで細く削っているので、クランクピンを短くしました。メインロッドとサイドロッドの間に入れていたワッシャーを外し、クランクピンの首を0.3ミリほど短くしました。ピンバイスにクランクピンの頭をくわえ、回しながら、糸鋸で首を削りました。ネジの部分を傷めずにうまくできました。走らせてみるとランボードとの衝突はなくなったようです。
 決定的な不具合はなくなりましたが、まだまだ走りが重いです。しばらく慣らし運転をしたいと思います。
 なお、気になっていた給水管の欠き取りですが、写真のように、ほとんど見えないようなので、このままでいいことにしました。