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ハイスラーのレストア
昔、アメリカの森林鉄道で活躍した関節式の機関車御三家といえばシェイ、クライマックス、ハイスラーですが、シェイは中村精密のバラキットを組み、クライマックスは同じく中村精密の未塗装完成品をレストアしました。ハイスラーだけが未経験なので懸案事項として手掛けたいと思っていたところに、このハイスラーがジャンクとしてヤフオクに出されました。あまり高値を付ける人もなく、比較的手ごろな価格で入手できました。
新ガーラットを製作中だったのでそのまま在庫しておりましたが、このたびガーラットも無事完成したので、楽しみにしていたこのハイスラーのレストアに取り掛かることにしました。
メーカー名は分かりませんが、床板に「JAPAN」の刻印があり、全体の作風やヘリカルギヤの様子から、どうも中村精密の製品のように思えます。ご存知の方、教えていただければありがたいです。
さて、机上で通電してみると、渋々回ります。レールに乗せて通電してみると、少し走りましたがすぐに止まってしまいました。やはり、走行装置はオーバーホールの必要があります。
何回か転落事故があったようで、オイルタンクが歪んでおり、前後のエンドビームも曲がっております。
ジャンクとして安く落とせただけのことはあります。
組み立ても粗さが見え、ドームから出る蒸気管のハンダ付けがきれいに付いなかったり、スチームドームとボイラーとの間に隙間があったりします。
また、ボディーが前下がりになっています。キャブやボイラーが前下がりです。どこが狂っているのかよくわかりません。
床板より下とシリンダー、ギヤケース、台車、などが黒に塗られていますが、どうやら組んだまま筆塗りをした形跡があり、ウォームギヤやヘリカルギヤなどにも黒の塗料が付いています。
動輪の踏面のメッキは全く傷んでおらず、ほとんど走っていない様子です。
上回りも下回りも、大幅に手を入れる必要がありそうです。モーターは分解した段階で交換するかどうか決めたいと思います。
幸いなことに、ウォームギヤでの2段階の減速機構やクランク、バルブ機構、ユニバーサルジョイント、台車のヘリカルギヤなどの心臓部には、どうやら不具合はなさそうで、一安心です。
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