ガーラット製作日誌(13)

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2008/08/27

煙室(3)扉、エアーコンプレッサー
 小判形をした扉で、映画で見る潜水艦内部の隔壁扉を連想しますが、下板を0.3ミリ、上板を0.8ミリの真鍮板で作りました。下板の縁にはリベットを打っておきました。
 蝶番は0.2ミリの真鍮板と0.4ミリの真鍮線で作って付けました。
 扉の中央に丸ハンドルを付ける予定ですが、壊れやすいので後にします。
 扉の上に、テスリを付けておきました。煙室の中にはいるときに、これにぶら下がるようです。
 市販のエアーコンプレッサーを付けました。妻板の裏からコテを当てて熱し、ハンダ付けしました。
 エアークリーナーは定位置だと扉の邪魔になるので、本体の手前にもってきました。
 こうやって出来上がってみると、予測したとおりとはいえ、なんとも厳ついご面相です。

2008/08/28

煙室(4)煙突
 煙突の本体は6ミリの真鍮パイプで作り、上から煙室内まで通しました。
 すそはそれにぴったりはまる7ミリの真鍮パイプと0.3ミリの真鍮板で作りました。
 すその7ミリのパイプは、底だけ煙室のカーブに合うように削ってから本体にはめ込み、ハンダ付けをし、0.3ミリの真鍮板もドーナツ状に切り、煙室のカーブに合わせて曲げ、0.7ミリのパイプの下にハンダ付けしてた上でヤスリで削りすそ全体を削りだしました。
 てっぺんも7ミリの真鍮パイプを0.8ミリ幅に輪切りにしたものをはめてハンダ付けし、ドリルレースで薄くしました。
 出来上がった煙突を煙室に挿して内側からハンダ付けしました。
 さらに、昨日できた妻板を側板にハンダ付けしました。
 今の段階では煙室とボイラーはつながっていないし、つないだ後もウエイトなどはボイラーの下からはいるので、煙室妻板は取り外しできない構造にしました。それでも何かあるといけないので、ハンダは全体に流さず、左右の2点だけで付けています。

2008/08/29

ボイラー(5)ボイラーバンド
 再びボイラーに戻ります。
 ボイラーバンドを巻きました。
 0.1ミリの真鍮板を1ミリ幅の帯に切って使いました。
 片端を仮止めし、ケガキ線に沿って巻いて、引っ張りながら中央と反対側の端を仮止めして、きれいに巻けていることを確認して全体にハンダ付けしました。帯板は熱で伸びているものと思われますが、ボイラーから僅かに浮いたところにハンダが流れ込んでいるのでしょうか、きれいに仕上がります。ヤスリで仕上げた後、目の細かいサンドゴムで磨いておきました。
 なお、0.1ミリの真鍮板は100円ショップで買った150ミリ四方のもので、4辺のきれいな部分だけを金切り鋏で切って使い、あとはもったいないですが捨てています。

2008/08/30



ボイラー(6)ドーム
 ガーラットは砂ドームは前後水槽の上に付いているので、ボイラーには付いていません。したがって蒸気ドームだけです。
 ドームは真鍮板を重ねて作ります。上2枚が1ミリ、その下の胴の部分を0.8ミリ、すそ部分を0.3ミリの板から切り出しました。胴の位置決め用に上の2枚の1ミリ板の下にもう一枚一回り小さい板を付けます。
 胴になる0.8ミリの真鍮板は曲げやすいように台所のガスバーナーで焼きなましをしました。
 ドリルレースで整形するために、上3枚の中心に2ミリのネジ穴を開けました。
 ハンダが付く心配のない鉄ネジで上3枚を止め、胴の輪っかをはめてハンダ付けします。
 鉄ネジをモーターツールにくわえて、ドリルレースでドームの頭を削りだします。
 一旦、ネジを外して胴の下部をすそ板のカーブに合うように削ります。
 最後に真鍮ネジをはめ、すそ板もはめてナットで止め、すその部分にたっぷりとハンダを流します。ネジもハンダ付けします。
 もう一度ドリルレースで整形した後、丸ヤスリですそのハンダの部分を整形して出来上がりです。ネジは、ドームに挿し、内側からナットで止めます。ネジはナットが入る程度に短く切っておきました。

2008/08/31



ボイラー(7)洗罐口
 洗罐口は易しく作れるオッパイ形にしました。あまり丸くないオッパイです。
 3ミリの真鍮丸棒と0.7ミリの真鍮線で作りました。
 真鍮丸棒をモーターツールで回転させ、0.7ミリのドリルの刃をピンバイスにくわえて丸棒のセンターに当てて穴を開け、一旦モーターツールから外して丸棒の断面をボイラーのカーブに添うようにヤスリで削り、もう一度モーターツールにセットして回転させながら糸鋸で薄く輪切りにしました。
 輪切りの丸棒の穴に真鍮線を差し込んでハンダ付けし、もう一度その真鍮線をモーターツールにくわえてドリルレースで整形しました。
 ボイラーに開けた穴に洗罐口のシャフトを挿し、ボイラーの内側からハンダ付けしました。

2008/09/01

ボイラー(8)安全弁、発電機
 安全弁は実物の写真ではよく見えないので、米国型ロコのそれを真似て作りました。2.6ミリの真鍮棒をドリルレースで削りだしました。
 ボイラーに開けた穴に足を挿し、内側からハンダ付けしています。
 発電機は本体を3ミリの真鍮棒をドリルレースで削りだし、台はロストパーツが付いていたランナーを削って作りました。
 コテコテと、だいぶ蒸機のボイラーらしくなってきました。

2008/09/02

ボイラー(9)ステップ、踏み板
 ボイラーの上に登るためのステップを付けました。
 ステップは0.3ミリの真鍮板で作り、ボイラーに開けたスリットに足を挿して内側からハンダ付けしました。
 スリットは開けるときにうっかり直線上に並べてしまったのですが、これでは登りにくいのでステップの足を片側に寄せ、少しずつ交互に左右にずらせました。
 ステップの上に踏み板を付けました。
 0.3ミリの真鍮板を切ってコ形に曲げて付けましたが、どうもさみしいので、虎の子のエコーのスケール網目板をちょっと切って上に貼り付けました。
 ボイラーのハイライトが強すぎて、写真撮影に苦労しています。今日は、コントラストを弱めるために、白い紙の上で撮影しました。

2008/09/03



ボイラー(10)逆止弁、インジェクター
 ドームの前の目立つところに逆止弁が付いています。
 ガーラットの実物の写真を見てもウォーターポンプは見えませんが、ドームの前の逆止弁に左右から太い給水管が行っているのが目立ちます。安全性を確保するために2系列の給水装置を装備しているものと思われます。
 目立つところなので余り手抜きもできず、手持ちのジャンクの中を探していると、何かに付いていたロストパーツで、バルブが2個付いている形態のものが見つかりました。もともと何のパーツなのか分かりませんが、これを使って尤もらしく二連の逆止弁を作ることにしました。
 パーツのパイプが付く位置がうまくないので新しく穴を開けてパイピング出切るようにしました。また、弁のはいっている本体として、2ミリの真鍮線をドリルレースしたものを2個作り、バルブの横にくっつけました。
 実物の写真を見ると、もう一つの給水装置のインジェクターらしきものがキャブの直前の火室上に設置されています。このあたりの知識が貧弱なので、インジェクター本体そのものなのか一部なのかはよくわかりません。これも、レストアした米国ロコのそれにあった形状をまねて作りました。
 ジャンクの中にあったロストパーツのランナーのT字形をした部分を切り取り、2.6ミリの真鍮線をドリルレースで挽いたバルブらしきものを付け、0.8ミリの真鍮線の足を植え込んでボイラーの穴に挿し、ハンダ付けしました。
 逆止弁、インジェクターともに太い1ミリの真鍮線で給水管を付ける予定なので、慎重に1ミリの穴を開けました。
 写真に少しだけ写っていますが、給水管の配管に備えて、発電機への蒸気管と、インジェクターとキャブを結ぶ蒸気管も付けておきました。いずれも0.5ミリの真鍮線です。