E600製作日誌(11)

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2006/09/12

エアーコンプレッサー(1)
 E600は非公式側に複式エアーコンプが付いています。
 今日はパーツを作りました。
 蒸気シリンダーの大(高圧側)は4ミリ真鍮パイプ、小(低圧側)は3ミリ銅パイプ、空気圧縮ポンプの大(低圧側)は4ミリ真鍮パイプ、小(高圧側)は3.5ミリ真鍮パイプです。
 上の蒸気シリンダー二つを覆うカバーは0.2ミリ真鍮板です。ひょうたん形に曲げてあります。
 上の蒸気シリンダーと下の空気圧縮ポンプをつなぐU字形に曲げたものは、0.3ミリの真鍮板です。
 蒸気シリンダー、空気圧縮ポンプとも、上下の蓋は0.3ミリの真鍮板をコの字形に曲げたもので、この中にパイプを挟んでハンダ付けするつもりです。
 全体を固定する台になる板は0.5ミリの真鍮板で、取り付け用の1.4ミリネジ穴2つが開けてあります。
 ピストン棒は0.8ミリの洋白線、低圧側の空気圧縮ポンプのはちまき2本は0.3ミリ真鍮線を使って表現するつもりです。
 一応、こんなパーツと構造で作るつもりですが、うまくいきますでしょうか。

2006/09/13

エアーコンプレッサー(2)
 まず、蒸気シリンダーと空気圧縮ポンプの各ブロックをそれぞれハンダ付けして組み、上下の蓋板をヤスリで削って形を整え、シャフトが通る0.8ミリ穴を開けました。
 蒸気シリンダーと空気圧縮ポンプに洋白線のシャフトを通し、間に繋ぎのUの字の板を入れてハンダ付けし、最後に固定板を裏からハンダ付けしました。
 洋白線のシャフトはUの字形に曲げ、左右がつながったままで組み立てを進め、出来上がってから不要な部分を切り取ります。

2006/09/14



エアーコンプレッサー(3)
 上部のバルブ室などのディテールを作り、パイピング用の穴を開けました。
 最後に0.5ミリの洋白板で作った逆レの字形の取りつけ板をコンプレッサーの台板にネジ止めしておいて、ボイラーにハンダ付けして出来上がりです。
 市販のパーツを使うほうが、よほどきれいに出来て合理的なのですが、こんなものをチマチマ作るのも、また楽しいです。

2006/09/15

軸受け守
 上回りを作っている間、下回りはテスト走行兼慣らし運転でレイアウト上を行ったり来たりしていますが、カーブでカチャカチャという大きい打撃音がするようになりました。放置できないので、一旦下回り対策です。
 動輪一回転毎に鳴るのと、カーブで鳴るという現象から、第1動輪のクランクピンがクロスヘッドの内側に当たっているに違いないと推測しました。
 第1動輪は(他の動輪も)横方向に0.5ミリ程度の遊びを持たせてあります。そこで、第1動輪がカーブで片側に寄るのを防ぐために、この横方向の遊びを少なくすることにしました。
 0.2ミリの真鍮板を1.5ミリ幅の帯に切り、台枠の軸受け守にハンダ付けしました。左右で0.4ミリほど台枠が広くなり、ほとんど横方向の遊びはなくなりました。
 軽く軸受けが動く程度にヤスリがけしたうえで、下回りを再度組み直しました。
 線路に乗せて走らせると、カチャカチャ音は完全に解消していました。一発でOKでした。ラッキー!

2006/09/16

フロントデッキ(1)上板
 さて、上回りに戻り、いよいよフロントデッキに取りかかりましょう。
 フロントデッキも実物の写真で形状が分かりにくい部分です。ある程度、想像で作っていくほかないでしょう。
 キュウロクと違って棒台枠が踏み板の下にあるだけで、板台枠がデッキの上には出てきません。また、踏み板がRで立ち上がる部分に付くステップは、バルブ棒を避けるためか、箱状になっています。その箱の前面が微妙に傾斜が付いているのですが、どうも気持ちが悪いので、ここでは垂直にするつもりです。フロントビームには小さなカウキャッチャーが付いています。いろいろ大変そうです。
 まずは、0.3ミリの真鍮板で踏み板(上板)を作りました。
 上回りと下回りを組んでおいて、デッキのサイズを割り出しました。カップラーの高さにも影響してくるので慎重に実測しましたが、図面のサイズの通りでいいようです。
 ランボードに挟まれた中央部の形状がわかりませんが、とりあえず、シリンダーブロックまで届く広いデッキパネルにしておきました。
 煙室とデッキを斜めにつなぐ支えの丸棒を通す穴も二つ開けておきました。
 もっともらしくリベットを打ち、糸鋸で切り出し、ヤスリ整形の後、立ち上がりのRを付けました。

2006/09/17

フロントデッキ(2)下板
 縁板兼補強材である下板を1ミリの真鍮板で作りました。
 初め、1ミリの真鍮角線で縁板を表現するつもりでいましたが、考えてみるとフロントデッキは衝突事故などで大きな力が加えられる心配があるにもかかわらず、細い左右のランボードに付いているだけなので、接続部分に補強材を入れる必要を感じ、1ミリの真鍮板でL字形の補強材兼縁板を作りました。
 切り出して整形したあと、上板のカーブに合わせて曲げ、ハンダ付けしました。

2006/09/18

フロントデッキ(3)バルブ棒カバー
 バルブ棒カバー(?)を作りました。
 どうもこれは、現場で保守の都合上、後から付けたもののように思われます。余り格好のよくない代物ですが、やはり、それなりに付けておきました。
 上板と前板は一枚の0.2ミリ真鍮板を折り曲げて作り、側板は0.4ミリの真鍮板で作りました。

2006/09/19



フロントデッキ(4)フロントエンドビーム
 実物のエンドビームも、キュウロクと違って一枚板をコの字形に曲げてあります。
 0.3ミリの真鍮板にリベットを打ち、カップラーテコ受けとエアパイプ用の穴を開け、切り出して整形した後、コの字形に曲げました。
 ダミーの連結器がはいる穴は、コの字形に曲げた後、糸鋸で切り抜きました。先に抜いてしまうと曲げ加工が難しくなります。曲げ加工はバイスに挟んでおいて平ヤスリで押し曲げ、さらに平ヤスリの柄の部分を当てて上から金槌で叩いて、出来るだけ鋭角に曲げるようにしました。
 コの字形になったエンドビームを、デッキ上板と縁板の先にハンダ付けしました。
 これでデッキ自体は大変丈夫になりました。
 正直に白状すると、エンドビームは一つ失敗し、写真はやり直した二つ目のものです。ビームは、連結器テコ受け用の中央の穴やエアーパイプ用の穴が左右対称ではありません。ところが板の表の形状でケガキ線を入れ、ケガいた面を上にしてリベットを打ってしまいました。そうすると、リベットが裏に出るのでケガキ面が裏になってしまい、エンドビームの裏表(言い方を変えると左右)が逆になってしまいました。フリーのロコなら左右が逆でもいいのですが、一応E600のスケールモデルなのでこれは許されず、作り直しました。