|
2006/08/16
(写真はありません)
|
ボイラー(1)設計、ケガキ
いよいよ上回りに移ります。
一応、製作着手時に大まかな設計図は引いていましたが、ここできちんと形状や寸法を決定しなければなりません。
完成した下回りを採寸し、設計図通りに仕上がっていることを確認しました。
最大の決定事項は、火室上部の傾斜です。形式図を見ると、火室の上部分が、キャブに近づくに従い、下がっているように描かれています。しかし、数枚の写真を見ても、それを確かめることが出来ません。下がっていると言えばその様にも見えるといった程度の写真ばかりです。少なくとも、火室側面は並行になっているようです。
火室の上部をテーパーに作ると、キャブとの関係など、工作がかなり難しいものになることも考慮し、結局、普通のキュウロクと同じく、ストレートタイプのボイラーにすることにしました。
下回りを採寸しながら、図面に煙突、ドームなどを書き込み、モーターを収めるための火室の大きさを決定し、それをもとに、0.3ミリの真鍮板にケガキをしていきました。
下部のギヤケースの欠き取りや、ハンドレールノブ用の穴の位置などは、直接ケガキで決めていきました。
ケガキを入れた真鍮板の写真はうまく写らないので省略します。
|
|
2006/08/17

 |
ボイラー(2)切り出し、曲げ
ケガいた真鍮板からボイラーを糸鋸で切り出しました。
丸める前に穴を開けると、どうしても穴の回りがうまく曲がらないのでポンチだけ打ち、曲げた後、煙突、消音機、ドーム、安全弁座、ハンドレールノブの穴を開けました。曲げる時に使った20ミリ径の木の丸棒を芯に入れておいてドリルで開けました。キャブ妻板位置決め用の穴だけは、糸鋸作業の関係で、曲げる前に開けています。
曲げる道具としてホームセンターで買ってきた木の丸棒を使っています。この場合、ボイラーの径は21ミリなので、強く曲げる時には15ミリ径の丸棒を使い、指で押し曲げます。縁の曲げにくいところは、金槌で軽く叩いて曲げます。曲げを緩めるときには20ミリ径の丸棒を使い、平らな面の上で押さえつけながら転がすと、曲がりすぎている部分のカーブが緩くなります。
今回使った丸棒のほかに、24ミリ径の丸棒を持っていて、この3種類でほとんどのボイラーは丸まります。
|
|
2006/08/18
 |
ボイラー(3)ハンダ付け
ボイラー下端の接合部に0.5ミリの真鍮板で作った補強板を当てて、ハンダ付けしました。
補強板は火室サドルと接する部分に2ミリのネジ穴を開け、下回りとネジで止める構造にしています。
ハンダ付けする時には、ボイラーをエナメル線で巻き、補強板のネジ穴に2ミリネジを通してボイラー下端を挟んで位置を決め、ハンダを流しました。
ギヤケースに集電用のシューを取り付けるために1.4ミリナットを付けていて、これがボイラー下部の欠き取り部分に当たるので、その部分だけさらに欠き取りました。
ちょっとここのところ夏ばて気味で、工作が続きません。ちょこっとやっては止めてしまうので、進捗状況が極めて遅くなっています。
|
|
2006/08/19

 |
ボイラー(4)バックプレート
0.5ミリの真鍮板でバックプレートを作りました。ボイラー(火室)の後端と噛み合うように、内側の周囲に0.5×0.5ミリの角線を曲げて段をつけて貼り付けています。内板を貼ってもよかったのですが、モーターのお尻との接触を出来るだけ避けたくて角線にしました。
E600のバックプレートの様子は全く分かりませんが、のっぺらぼうのバックプレートでは気が引けるので、キュウロクのバックプレートを見ながら、レギュレター、焚口、インジェクターだけ、簡単に作って付けておきました。
レギュレターは0.5ミリの洋白線を叩いて作りました。バルブは1.4ミリネジです。
このバックプレートは、キャブが付いた後にボイラーにハンダ付けします。キャブより先に付けると火室の弾力性が失われ、キャブ前妻が入らなくなります。
|
|
2006/08/20
(写真はありません)
|
キャブ(1)設計、ケガキ
このキャブは、屋根と側板が一続きのRでつながっています。ハンダ付けでつなぐと工作が難しくなり、しかもきれいに仕上がるかどうか自信がありません。それで屋根・側板は一枚板で作ることにしました。
さらに側板と前妻、側板と後妻も、それぞれRでつながっています。それで、屋根、左右側板、前妻・後妻の一部を一枚板から切り出すこととし、0.3ミリの真鍮板にケガキました。
しかし、切り抜く前に、それぞれのRの曲げ加工の工程をイメージしてみると、初めの曲げは出来るにしても、後になるに従って板をバイスに挟むことが難しく、とてもきれいなRを出せるようには思えません。一枚板での構造に無理があると判断しました。
考え直し、屋根と側板は一枚板とし、前妻と後妻は1ミリの厚板で作り、板厚を利用してRを削り出す方法を採り、ケガキ直すことにしました。そう思うと、疲れがどっと出て、今日の工作はここでオシマイになりました。
なお、キャブの構造を考えると、キャブ内の塗装のために屋根や後妻を着脱式にするのは容易ではないことが分かりました。それで、バックプレートはキャブをボイラーに付けた後ハンダ付けするつもりでいましたが、塗装が済むまではハンダ付けしないことにしました。場合によってはネジ止めにするかもしれません。
|
|
2006/08/21

 |
キャブ(2)前妻、後妻
1ミリの真鍮板で前妻と後妻を作りました。
前妻のドアは0.2ミリの真鍮板で作り、丸窓は3.5ミリの真鍮パイプをはめ込んで作りました。
角のRを出すために1ミリの厚板を使いましたが、窓の縁にこの板の厚みが見えるのがいやなので、窓の縁の内側を斜めに削って、いくらかでも見栄えがいいようにしました。
上の写真が表、下が裏です。
逆転棒やパイピングが通る欠き取りも作っておきました。
|
|
2006/08/22

 |
キャブ(3)屋根・側板
屋根と側板を0.3ミリの真鍮板で一枚板で作りました。
板の長さは、妻板の周囲を紙で巻いて測りました。
切り出して周囲をヤスリで整形した後、窓下にリベットを打っておきました。
Rのきつい部分は曲げにくくなるといけないので、窓の上辺や屋根後部の下辺は糸鋸を入れずに繋げておき、曲げてから切り落としました。
窓枠は0.3ミリの真鍮板で作り、前だけ付けました。
窓の縁取りがないので、なんだかのっぺりしています。サンバイザーは省略せずに付けましょう。
|
|
2006/08/23
 |
キャブ(4)組み立て、サンバイザー
屋根・側板に前妻、後妻をハンダ付けし、妻板と側板の四角を削ってRをつけました。
長めに作っていた側板のすそを妻板に合わせて削りました。
ガタつきなく、平面に乗っています。
窓の上にに0.2ミリの真鍮板で作ったサンバイザーを付けました。
|
|
2006/08/24
 |
キャブ(5)屋根
屋根にベンチレターと横樋をつけました。
樋は0.5ミリの真鍮線です。縦樋は下端が壊れやすいので、後で付けます。
後ろのベンチレターはキュウロクにも付いている普通のタイプです。1ミリと0.3ミリの真鍮板を重ねて付けています。
実物の写真を見ると、屋根の前部にの平らな大きいものが付いています。構造は良く分かりませんが、どうやら、横にスライドするベンチレターのようです。様子だけ真似して、それらしく付けておきました。0.5×0.5ミリの真鍮角線でレールを作り、0.3ミリ真鍮板で本体を作って付けました。ちょっと怪しいです。
|