E600製作日誌(4)

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2006/07/30



モーションプレート(1)
 モーションプレートは、スライドバーや動輪、ロッド、リンク類、ランボード、ギヤボックスなどとの整合性を取らなくてはならないので大変です。側面図と現物を見ながら図面を引きましたが、曲げる箇所が多いので寸法を出すのに大変でした。
 0.5ミリの真鍮板で作りました。スライドバーとラジアスロッドの通る穴を開けたあと板から切り出し、整形した後折り曲げました。
 実は、初め0.8ミリ板で作ったのですが、直角に曲げるのが大変なのと、なかなか寸法が出ないのとで、曲げたり延ばしたりしているうちに曲げ部分で切れてしまいました。作りなおすに当たり、0.8ミリは私には無理だと反省し、0.5ミリ板に変更したものです。0.5ミリ板では、曲げ部分に軽く糸鋸で溝を入れるだけで、うまく曲がりました。
 中央の取りつけ部から左右のプレートをつなぐ部分の強度が不足しているので、0.3ミリの洋白板を当てて補強しました。
 台枠に止めるための2ミリのネジ穴は、形が出来上がってから、現物あわせで位置決めしました。
 さらに台枠に取りつけ、スライドバーが水平になるように調整しました。
(注)
 モーションプレート…バルブ機構の土台になるプレートであり、同時にスライドバーの支えにもなっています。

2006/07/31





モーションプレート(2)
 スライドバーが付く下部に補強用の縁取りを付けました。これは、実物でも付いているものなので、いばって付けました。0.5×0.5ミリの角線を楕円形にしてハンダ付けしました。
 加減リンク支えを作りました。0.2ミリと0.3ミリの真鍮板を2枚重ねてハンダ付けし、鋳造製を表現しました。0.2ミリ板で作ったコの字形に曲げたものを内側にし、その外側に0.3ミリ板で作ったL字形に曲げたものをハンダ付けして作りました。内側は見えないのに、なにも考えずに外側と同じように作ってしまいました。
 内側の支えのピン穴には1ミリのネジ穴を切っておきました。

2006/08/01

加減リンク
 E600の加減リンクは巨大です。KKCの今野さんよりいい写真を見せていただけたので、大きさ形状ともによくわかりました。
 1ミリの洋白板で作りました。ドリルと糸鋸とヤスリで作った一枚板です。
(注)
 加減リンク…動輪から取り出した前後運動を、蒸気バルブの運動に変換するためのリンクです。前後進の切り替え、蒸気量の調節など、バルブの微妙な操作をおこないます。

2006/08/02



バルブ棒案内
 実物の写真を見ると、バルブ棒のクロスヘッドを受けている案内が結構目立つので、初め省略の方針だったのを改め、がんばって作ることにしました。
 0.2、0.5、0.8ミリの真鍮板を重ねてハンダ付けし、ドリルで開けた穴に0.5ミリの真鍮線を埋め込んでボルトと油壺(?)を表現しました。その後、コンビネーションリンクの通る1ミリの溝を糸鋸で切りました。
 ピンバイスにドリルの刃をくわえて穴を開け、0.6ミリの真鍮線のバルブ棒を挿しました。
 バルブ棒は洋白線を使うべきところを、うっかり真鍮線を使ってしまいました。最後にシルバーを塗ってごまかすつもりです。
 全体をすでに作ってあったバルブ棒案内の台にハンダ付けして固定しました。
 実物では、バルブ棒クロスヘッドにコンビネーションリンクが付き、リンクの動きにつれてバルブ棒が前後に動きます(と思います)が、模型ではバルブ棒、クロスヘッドとも固定して動きません。
 どんなもんでしょうか?

2006/08/03

リターンクランク、関節ピン
 リターンクランクを1ミリの洋白板で作りました。
 クランク側のピン穴は1.4ミリ、エキセントリックロッドとのピン穴は0.5ミリにしました。
 ここで、リターンクランクを作る前にロッドピンを作りました。リターンクランクにあけるピン穴の大きさを決めるためです。
 ピン穴は、持っている道具の都合上、0.8ミリか0.5ミリにしたいのですが、洋白線が現在1ミリの次は2ミリしかありません。それで結局、1ミリの洋白線を使い、頭を1ミリ径、胴を0.5ミリのピンにしました。たいした力はかからないはずだし、関節は細いほうがスマートなので、0.5ミリにしました。
 カシメピンは作るのが難しいので、ハンダ付けで止めることにし、段は付けていません。
 長めのもの、短めのもの、各6本要りますが、予備を含め各7本作りました。
 ついでに、加減リンクのピンとクロスヘッドとメインロッドをつなぐピンを作りました。2ミリの洋白線をドリルレースして1.4ミリにし、ネジを切りました。長いほうが加減リンクのピン、短いほうがクロスヘッドのピンです。クロスヘッドのピンにはユニオンリンクも付ける予定です。
(注)
リターンクランク…バルブ機構を動かすために、動輪の回転運動を取り出すクランク。第3動輪(主動輪)のクランクピンの一番外側に付きます。

2006/08/04

エキセントリックロッド、ユニオンリンク
 エキセントリックロッドを0.5ミリの洋白板で作りました。長くて曲がりやすいので、0.5ミリ板にしました。
 加減リンクが大きくて、エキセントリックロッドがほとんど水平になるので、加減リンクピンと第3動輪の中心との水平距離をロッドの長さ(ピン穴間)としました。
 ユニオンリンクも0.5ミリ板で作りました。これは、クロスヘッドの板にリンクが擦れないように、ピン部分を0.5ミリ厚に、他の部分を0.3ミリに薄く仕上げるためです。
(注)
 エキセントリックロッド…リターンクランクと加減リンクを結ぶロッド。偏心棒。
 ユニオンリンク…クロスヘッドとバルブ棒から降りてきたコンビネーションリンクとをつなぐリンク。結びリンク。