E600製作日誌(2)

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2006/07/14

サイドロッド(1)
 1ミリの洋白板でサイドロッドを作ります。ロッドピンに合わせて1.6ミリ径の穴を開けました。どうしてもドリルで開けるときに0.1ミリくらいのズレが出ることがあるので、ドリルで1.5ミリの穴を開け、位置を修正しながらヤスリで1.6ミリ径に広げました。
 穴を開けた後、糸鋸で切り出しましたが、1ミリの洋白板を糸鋸で切るのは大変で、ここまでやって力尽きました。

2006/07/15

サイドロッド(2)
 サイドロッドをヤスリで整形しました。
 関節部分は、中央部分が内側になり、前後の部分が外になりますが、内側部分は厚さを0.3ミリとし、外側部分を0.6ミリとしました。ピンは2ミリの洋白線をドリルレースして作り、内側部分にハンダ付けしました。間に紙を挟んでハンダ付けをすれば、ハンダが回ることはありません。紙の厚さ分だけが適当な遊びになります。ピンの頭の入る穴の深さは0.3ミリです。
 クランクピンはこの動輪セットに付いていたので、作らなくて済み助かりました。

2006/07/16

位相合わせ
 広い意味での位相合わせです。左右のクランク角度はきれいに90度が出ており、位相は合っています。従って、本当は、長さや遊びの調整と言うべきでしょうか。
 台枠の軸受け守を軸受けが入る幅まで削って広げました。いつもはサイドロッドの長さを見ながら軸受け守を削っているのですが、今回はロッドに関係なく、ノギスのみを頼りに寸法を出しました。しかも遊びは作りませんでした。軸受けが軽く上下する、ぎりぎりの寸法です。
 一方、言うまでもなく、ロッドの穴の間隔は正確ではありません。従って、台枠に動輪をはめ、ロッドを付けて回してみると、当然ひっかかります。スクラッチなどの何回かの経験で、どの部分が長いのか短いのかは分かるので、引っ掛かる部分のピン穴を削って大きくし引っ掛かりを取りました。なお、特に短かったロッドは金床の上で金槌で叩いて、0.2〜0.3ミリほど伸ばしました。短くてよかったです。長かったら、諦めて作り直しです。
 ガラス板の上で軽く転がるようになりました。
 なお、台枠に動輪をはめたとき、なんと!カウンターウエイトの付いている部分が下になるようにくるりと回りました。さすがベアリング入り軸受けです。感動しました。

2006/07/17

イコライザー
 0.5ミリの洋白板でイコライザーを作りました。
 第1動輪と第2動輪、第3動輪と第4動輪をイコライザーで結んで、4点支持とします。サンゴの9600も同じ構造です。
 重心の高いロコの場合、3点支持は、時に左右に不安定になるので、あえて4点支持としました。それに、内台枠の場合、4点支持でも、少なくとも車輪はレールに接地するので、集電上の問題は生じないものと考えました。
 なお、サイドロッドは関節が目立つなどの見栄えの悪いところを修正し、少しスマートになりました。

2006/07/18



組み立て調整、集電シュー(2)
  出来上がったイコライザーをセットして動輪をはめ、ギヤケース、モーターも取りつけ、モーターの端子に直接通電してみましたが、滑らかに回りました。
 ベーク板の上で電源コードのひも付きの状態で通電し、動輪をベークの上で滑らして、しばらく慣らし運転をしていたところ、ロッドピンが1本緩んで抜け、ガクッと回転が止まりました。ロッドピンを締めなおして再度通電したところ、ギクシャクします。
 不思議でしたが、よくチェックしてみると、なんと、第2動輪(ギヤ付き)の位相が明らかに狂っています。試しに手でグイっと回してみると簡単に回るではありませんか。考えてみると、この動輪の車軸の径は1ミリしかない細いもので、強度は出しようがないでしょう。こういう製品だということを承知で扱うほかないと思います。高価で高性能だが、きゃしゃで、あまりおおざっぱな私向きではないようです。
 簡単に手で回るので、2〜3回動かしてみて、軽くロッドが回るところを探り当てました。直すのもすぐです。
 第2動輪の車軸をこすっていた燐青銅線は、ギヤケースを扱っているうちに簡単に外れてしまいました。やはり、あんなもの(7/13)ではだめでした。
 下の写真のように、0.2ミリの燐青銅板を曲げて作ったシューをギヤケースのネジに止めました。もともと付いていた1.4ミリのネジを外し、代わりに1.4ミリの真鍮線の両端にネジを切ったものを通し、ナットでシューの板を止めました。ギヤケースと軸受けとの僅かな隙間にシューを通しています。タイヤにシューを当てるのがいやで、悪戦苦闘しています。

2006/07/19





ドローバー
 5ミリの真鍮丸棒をドリルレースで削り、ドローバーのシャフトを作りました。
 一番下のネジの頭が5ミリ径そのまま、その上のドローバー本体とコイルバネが入る部分が3ミリ径、ワッシャーの穴に入る部分が2ミリ径、ナットが入る部分も2ミリのネジを切っています。
 コイルスプリングは0.3ミリのピアノ線を巻いて作りました。
 段付き絶縁ワッシャーは電機パーツ店で買ったものがあったので、それを使いました。
 ドローバー本体は0.8ミリの真鍮板で作り、テンダー側のシャフトを押さえるバネは0.4ミリの洋白線をドローバーに開けた穴に通してペアピン状に折り曲げてハンダ付けしています。上下でシャフトを押さえようという考えです。
 なお、台枠の梁に直接ラグ板をネジ止めし、モーターからのアースを確実にしました。
 モーターへの配線も済ませ、レイアウト上を走らせてみました。テンダーはサンゴの9600のものを寸借しています。
 実に静に、滑らかに走ります。簡易自動折り返し運転のため、終点でいきなり電気が絶たれますが、そこはコスティングギヤの特性で、ガクッと止まらず惰性で少しスーっと走ります。これは大変具合がよろしいです。
 走行テストの結果、基本的な機能部分はうまく出来上がったようなので、安心して次の段階に移りたいと思います。