ダージリン・パシ組立日誌(2)

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ダージリン・パシ(1)に

2003/06/17



シリンダーブロック、モーションプレート
 一枚板を折り曲げて、それぞれ左右のシリンダーブロックを組み立てます。それに、前後のシリンダー前後蓋をハンダ付けしました。出来上がった左右のシリンダーブロックをフレームにハンダ付けしました。
 モーションプレートとスライドバーは一体となっています。スライドバーの前端が、シリンダー後蓋に開けた穴に刺さります。モーションプレートはフレームに固定してしまうようになています。では、どうしてスライドバーにクロスヘッドを通すのか、と悩みましたが、実は、クロスヘッドはコ形でモーションプレートに外側から当たっているだけで、ロ形で裏からも塞ぐようには作られていません。その代わり、シリンダー裏蓋が厚く作られていてピストン棒の通る部分は4.5ミリもあります。その裏蓋でシリンダー棒の向きを保証しようという設計です。
 それで、ハッと気がつき、裏蓋にシリンダー棒(+クロスヘッド)を差し込んでみたところ、シリンダー棒とスライドバーが平行になりません。特に非公式側がひどく、水平に近くなってしまいます。穴が垂直に開いてないのです。
 裏蓋のシリンダー穴を開けなおすわけにはいかず、やむを得ず、蓋の裏を斜めに削って、穴の角度を変えることにしました。
 一旦、裏蓋をシリンダー後妻からはずし、ヤスリで整形し、シリンダー穴に1ミリの真鍮線を通して角度を確かめながら、再度ハンダ付けしました。
 裏蓋の下部はほとんど厚みが無いくらい変形しましたが、走らなければしょうがないので、いいことにします。旋盤があれば作るのになあ、なんて思っています。
 なお、モーションプレートは原形のままでは、連動ギヤに当たります。取り付け前にクリアランスを大きくしました。

2003/06/18

煙室(2)
 煙室の外板をパイプの上に巻きました。
 ペンディングにしていた、ボイラーとの隙間の1.5ミリ巾については、0.3ミリの真鍮板(0.2ミリを持っていないので)で帯板を作り、巻きました。ハンダ付けしたあと、ヤスって厚みを合わせてあります。
煙室の前板は、合わせただけで、まだハンダ付けはしていません。

2003/06/19



罐台
 ボイラーを2ミリ高くしたので、缶台が届かなくなりました。そこで、まず、左右のシリンダーブロックの間に、フレーム上面と面一になるようにL形の板を作って台座とし、その上にボイラーを乗せる罐台を作って乗せました。すべて0.3ミリの真鍮板です。
 缶台の横は、パーツとしてキットに入っていた、リベットを表現してある板をハンダ付けしました。
 ビスで止めてみましたが、いいようです。

2003/06/20

ロッド、バルブギヤ(1)
 ボイラーの高さの変更によるボディーの改造についてはほぼ目途がたったので、足回りに戻ります。

 フライクランク(1)
 辞書を引き々々説明書を読み、その通りに組んでいくと、楽にできました。
 枠の中に8枚のフライクランクが入った0.3ミリの打ち抜きの洋白板の同じものが2枚あり、それを重ね合わせ、ビスで止めます。
 重なった2枚をそれぞれハンダを流して付けます。枠に付けたまま、クランクピンの穴を皿もみします。さらに1ミリのタップでネジを切ります。
 1ミリビスを固くねじ込み、出ているビスの頭を削り取ります。(6枚だけ。)
 6枚を枠から切り離し、整形します。
 以上で出来上がりですが、工作の時間より、英訳の時間のほうが長かったです。

2003/06/21





ロッド、バルブギヤ(2)

 フライクランク(2)
 フライクランクにプラスチックのブッシュをはめます。フライクランクの穴が小さすぎるので、丸ヤスリでかなり広げました。この作業も枠からはずす前にしておいたほうが良かったのかも知れません。
 フライクランクとプラのブッシュを瞬間接着剤「ロックタイト」で固定しました。説明書に「ロックタイト」と指示があります。たまたま持っていたので、その通りにしました。
 出来上がったフライクランクを車軸にはめました。ここは、後で、塗装の時にもはずさなければならないので、接着剤は付けません。
 車軸にはめた後、余ったプラのブッシュの先をナイフで切り落としました。
 クランクピンにワッシャをはめ、サイドロッドをはめ、段ブッシュをはめます。
 ブッシュに合うようにサイドロッドの穴を広げ、サイドロッドの厚みに合うように、第1・第2動輪のブッシュの長さを削りました。また、第1・第2動輪のクランクピンはブッシュをはめた状態で、余分の長さを切りました。一応、極く少量のロックタイトで、第1・第2動輪のクランクピンとブッシュを止めてあります。
 主動輪については、メインロッドやリターンクランクを付けてからサイズ合わせをし、固定する予定です。
 なお、早い段階で、ウォームギヤを接着しましたが、間違いでした。ドライバーで強引にこじて、はずしました。ロッドやバルブギヤの調整が済むまでは(従って、塗装が済むまでは)ウォームギヤは完全に固定はできません。せいぜいゴム系の接着剤で仮止めする程度でしょう。

2003/06/22




ロッド、バルブギヤ(3)

 メインロッド、クロスヘッド、バルブギヤ
 メインロッドからラジアスロッドまでがカシメピンでつながります。
 キットの設計では、ラジアスロッドや加減リンクもモーションプレートにカシメピンで止めるようになっていますが、塗装の時に外したいので、ビス止めに変更しました。
 モーションプレートの内側に、1ミリのタップを切ったL形の0.5ミリ真鍮板をハンダ付けしました。
 リターンクランクのフライクランク側の穴は、1ミリのタップを切っておきました。

 カシメピンを紙ブッシュを使ってハンダ付け
 ピンは本来カシメて止めるのですが、私の腕では、軽く動かなかったり、抜けたり、ひどい場合はピンを曲げてしまったりしてしまいます。そこで今回は、このキットの説明書のヒント集にあった手法でハンダ付けしました。
 止める部材と部材の間に紙を挟んでハンダ付けするのです。紙を小さく切り、小さい穴を開けてピンを通します。ハンダ付けの後、紙は破って取り除きます。
 ハンダは紙を超えては流れませんし、紙の厚さがちょうど良い遊びとなって、関節は軽く動きます。極めてうまくいきました。皆さんにもお勧めできる手法です。もちろん、上手にカシメることの出来る人にとっては面倒なだけです。

 弁心棒・弁心棒案内について
 このキットは、弁心棒・弁心棒案内は省略されています。
 急カーブに対応して、先台車を避けるために、シリンダーブロックをスケールより1ミリ高く付けてあります。そのために、ランボードの下に弁心棒が通るスペースがなくなり、省略したものと思われます。
 私としても、スケールより走りが大事なので、キットの設計通り、弁心棒は省略します。
 従って、気持ち悪いですが、ラジアスロッドの前端は中に浮きます。

2003/06/23



フレーム(4)
 先にバルブギヤを付けると、ほかの作業で壊しそうなので、残しているフレーム関連の作業を済ませました。
 火室下部、キャブ床下にインジェクター、ステップを、シリンダーにドレンコックを、それぞれハンダ付けしました。
 ドレンコックも裏からリベットを打ち出しますが、パーツが小さいため、木材の台だと柔らかすぎて曲がってしまうので、ベークライトを台にして打ち出しました。
 インジェクターからスチームタレット(?)までのパイピングは、実車も太いようなので、0.7ミリの真鍮線を使いました。
 ドローバーを付けました。
 キットの設計では、テンダーモーターなので、ドローバーはテンダーに付いていますが、モーターをエンジン側に乗せ代えている関係で、エンジン側に付けました。
 長短二種類のドローバーが入っています。とりあえず短いほうを付けました。

2003/06/24



ロッド、バルブギヤ(4)
 すでに出来あがっているロッドやバルブギヤを付けましたが、調整に手間取りました。
 まず、位相合わせですが、ほとんど遊びがない状態でサイドロッドの穴を開けていましたが、フライクランクの角度を微調整してもうまく回りません。やむをえず、接着剤をはがしてサイドロッドをはずし、穴を大きめにしました。特に第2動輪の穴は横長にしました。割り切って、ギヤで連動するので精度は気にしないことにしました。
 位相合わせは、まあまあの状態になりましたが、今度はクロスヘッドが外側に外れます。これは、逆にメインロッドを止めている主動輪のブッシュの遊びが大きいことが原因だとわかり、ブッシュを短くしてメインロッドの振れを小さくしました。これでクロスヘッドは外れなくなりました。
 弁心棒は付けないつもりでいましたが、ラジアスロッドの前が下がってクロスヘッドに当たるという問題が生じたため、シリンダー後妻に開けてあった弁心棒用の穴に0.5ミリの真鍮線をハンダ付けし、ラジアスロッドを支えることにしました。
 取り外してあったウォームギヤとモーターを付け、通電してみるとなんとか回りました。しかし、かなり苦しそうなので、だいぶ調整が必要のようです。