クライマックス修理日誌(1)

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2006/01/13



クライマックス
 アメリカの初期のローカルな鉄道で使われたギヤードロコです。
 中村精密社が昔、アメリカ向け輸出用に作った製品と思われますが、未塗装完成品です。HOゲージです。ネットで見て購入しましたが、かなり手入れが必要のようです。
 前所有者は余り走らせることがなかったようで、ギヤの磨耗はほとんど見られません。とりあえずレールに乗せて走らせてみると、ギヤ音がかなり高くて、異常な音が聞こえます。ものすごくスローなのは、持ち前の性能のようです。キャブ内を覗くと、シリンダーバルブギヤがちゃんと動いています。しかし、しばらく走行しているうちに、ユニバーサルジョイントが外れてしまいました。
 ボディーの一部にハンダ付けが外れるなどの不具合のほか、元々のメーカーでの組み立てにも少々難があったりするので、思い切って分解してブラシアップし、併せて塗装もしてしまうことにしました。

2006/01/14







不良箇所のチェック、分解、洗浄
不良箇所
 ざっと外から見てチェックしたところ次のような不良箇所が見つかった。中古品の買い物なので、クレームにはせずに直します。
1.ボディーが右に傾いでいる。
2.後部テスリの支柱がエンドビームから外れている。(ハンダ付けが剥がれている。)
3.煙室扉が外れている。(前所有者はロックタイトで付けていた様子)
4.ボイラーが真円ではなく縦長の円に曲がっていて、そのためにドームのすそが浮いている。
5.煙突の先端に付けられた火の粉止めらしき金網が潰れて変形している。
6.リヤのユニバーサルジョイントのジョイント部分がすぐ外れる。

分解
 塗装を考えると、結局、ほとんどバラさざるを得ないので、ネジ止めの部分は全部外しました。ギヤユニットは自信がないので、分解しませんでした。
 円筒形のタンクは、給水口のパーツが止めネジになっているのですが、それを締めればしっかり止まるのに、どういうわけかロックタイトで床板に接着してありました。
 後部台車からの配線は、モーターのカーボンブラシホルダーに直にハンダ付けしてありましたが、これも気持ち悪いのでラグ板を挟みました。

洗浄
 モーター、ギヤ、車輪、配線を除き、塗装をするパーツを洗浄しました。
 マッハ模型のブラスクリーン液を使ってハブラシでごしごし洗いました。接着剤や固まった潤滑油はドライバーの先でこそぎ落としました。

2006/01/15





後部テスリ支柱、ボイラー、煙室扉、煙突金網、給水管
 後部テスリ支柱はエンドビームにハンダ付けしました。
 ボイラーは、ドーム、煙突、煙室扉を外し、内側から、小さいドライバーの柄の先で押して横に膨らみを持たせ、長円形から円形に近づけました。ドームのすそが浮かないようになったことを確認して、ドームを乗せ、サンドパイプをハンダ付けしなおし、煙突を付け、煙室扉もハンダ付けしました。
 煙突の先端に付いている火の粉止めらしき金網はどうしても外れないので、付けたまま形を整えました。ケガキ針でも太すぎて網目にはいらないので、カミさんの裁縫箱からマチ針を盗んできて、針先を網目に突っ込んで潰れた金網を引き上げました。しかし、余りきれいには直っていません。網目が不揃いです。
 KKCのSさんからいただいた情報で、このロコに近いタイプのロコの写真を見たところ、公式側に給水管らしきパイプが付いているのが分かり、新たに0.6ミリの真鍮線で付けました。ささやかなディテールアップです。
 工作で、ボイラー回りが汚れてしまったので、シンナーで洗い直しました。

2006/01/16

黒染め
 床板と台車とタンクの給水口蓋を黒染めしました。この上から黒の塗装をしますが、塗装が剥がれたときに、真鍮色の地肌が見えるのを防ぐためです。
 マッハ模型の黒染め液を使い、何回もハブラシで洗いながら染めを繰り返すと、むらなく黒くなりました。
 染めた後、促進停止剤に浸けますが、促進停止剤が乾いた後、プライマーを塗るためにシンナーで洗浄しました。