C57の組立日誌(1)

*写真をクリックすると大きく見えます。

  

2003/01/03

カツミ C57(一次形) バラキット
 先月、久留米のレールランド模型店が閉店セールをやっているというので、久しぶりに行ってきました。もっとも、閉店といっても、経営が代わるだけで、店は存続するそうです。
 店内を物色していたら、このキットが目にはいりました。定価99,800円を「25%off」と表示がされていました。蓋を開けさせてもらい中を見ると、かなり高品質のキットであるという印象を受けました。
 フレーム本体が組みたて済みであり、モーター、ギヤボックスアッセンブリーが組みたて済みです。また、ランボードがボイラーにハンダ付けしてあります。要するに、ユーザーにとって難しそうな部分を済ませてあります。ベテランユーザーにしてみれば余計なお世話かもしれませんが、レベルユーザーにとっては、ありがたいことです。
 また、パーツも豊富で、かつ、一つ一つがしっかり作ってあるように見えました。それに、説明書も写真入りで丁寧に記載されています。
 当時、9600を組み立て中でしたが、つい、衝動買いをしてしまいました。 

2003/01/04

位相のチェック
 説明書に記載の順序に反しますが、どうしても気になる動輪の位相のチェックを先に済ませました。
 組み立て済みのフレーム本体に動輪とサイドロッドをセットし、回してみると軽く回りました。これで安心して、工作に入れます。
 このC55のキットはなかなか凝っています。主動輪と第3動輪をイコライザーで結び、そのイコライザーの支点と第1動輪をさらに長いイコライザーで結んであります。先台車で1点、左右の動輪でそれぞれ1点の3点支持です。今は先台車が付いていないので、わずかに前下がりになっています。

2003/01/05

先台車(1)
 動輪のイコライザーの調子を確かめたくて、先に先台車を組むことにしました。
パーツを袋から小物ケースに移し確認したところ、ボルスターカラー(左右の台車枠をボルスターに止める1.4ミリのビスにはめる輪っか)が2個ないといけないのに1個しかありません。初めからなかったのか、私がなくしたのかはわかりません。このパーツを取り寄せるのは面倒なので、自作しました。内径1.4ミリ、外径1.8ミリ、厚さ(長さ)0.7ミリです。
0.2ミリ厚の真鍮板を切り、曲げ、ハンダ付けして作りました。(右が作ったもの。)
 今日はこんなことだけで終わりました。

2003/01/06

先台車(2)
 ダミーのイコライザー等をハンダ付けした後、昨日作成したボルスターカラーを使って台車を組みました。台車枠はちゃんとイコライジングします。寸法も良かったみたいです。
 先台車はシリンダーブロックに隠れて余り見えないものですが、このC57は手を抜かずに作ってあります。アダチのC55の先台車とはえらい違いです。

2003/01/07

動輪の調整
 昨日出来た先台車を付け、仮のウエイトを輪ゴムで止め、レール上で転がりテストをしました。
 公式側のロッドが、車軸の高さになる位置でひっかかるのと、同じく公式側の主動輪と第3動輪の上下動が固いことがわかりました。
 この現象については、公式側のサイドロッドの関節が固かったのを、少し運動をさせて緩ませ軽くしたのと、主動輪の軸受け守の前側を軽くヤスリを当ててやることで、二つの不具合が同時に解決しました。私も、このあたりは、だいぶわかってきたようです。(^o^)

2003/01/08

フレーム
 動輪の調整を終え、フレームについて走行には問題がなくなったので、あと、装飾を行います。動輪の陰でほとんど見えない担いバネも、デテール豊かなロストワックス製です。ほとんど自己満足だけの世界です。
 ともあれ、フレームにキャブの後端梁(下)部分と動輪担バネ、ブレーキレバー支えをハンダ付けしました。
 キャブ後端梁(下)を付けるときは、位置決めのためキャブ後端梁(上)をビスで仮止めし、それに合わせました。 複雑なパーツの組み付けですが、図面と写真が豊富なのでよくわかります。

2003/01/10

シリンダーブロック
 シリンダーブロックを組みました。
 前妻板、後妻板と中枠がかみ合う形状に作られていて、逆さにして平面上で組めば、正確に直角かつ平行に組めるようになっています。好感がもてるキットです。
 デテールもロストの多用ですばらしく、これも嬉しくなります。
 なお、工作中に壊れるといけないので、尻棒は写真撮影のあと一旦外しますし、ドレインコック引き棒はもっと後で付ける予定です。

2003/01/11

従台車
 後部フレームを従台車と一体とし、左右に振る方式です。
 後部フレームは組んだものが入っています。このフレームに軸受け、イコライザーなどをハンダ付けし、軸受け、灰箱をビス止めします。イコライザーを正しい位置に付けるのに、少してこずりました。

2003/01/12

ブレーキ回り
 ブレーキシューは動輪押さえ板にハンダ付けし、引き棒はブレーキ梁にハンダ付けしてそれを動輪押さえ板にビス止めするという構成です。フレームから押さえ板を脱着するときは、ブレーキ梁を外さないとできません。
 ブレーキシューは現物合わせで、動輪との間隔を調整しました。写真では、動輪は最も下がった(写真で言うと上がった)位置にあるので、動輪とシューが当たっていますが、動輪をレールに乗せると隙間が開きます。

2003/01/13



モーションプレート
 モーションプレートは左右の枠を前後の内枠で支えてフレームに止める構造です。左右の枠と前後の内枠はハンダ付けです。左右の枠は形状が複雑なため、平面上に置いて位置決めするのは難しく、どうするか悩みましたが、内枠をフレームに取り付けた状態で左右の枠をハンダ付けすると、易しくできました。

ロッド、リンク類
 パーツの精度が高く、ほとんど手を加えずに組めました。リターンクランクもピンにきっちり入るので、角度を決めれば後は支えなしでハンダ付けできました。加減リンクもラジアスロッドと重なる部分をしっかり欠きとってあり、そのままで軽く動きました。気持ちいいです。
 ただし、ラジアスロッドは内側がモーションプレートの前端に当たり、少し曲がってしまうので、モーソンプレートをちょっと削り、曲がらないようにしました。

2003/01/14

火室
 火室は組み立て済みなので、それに泥溜め等をハンダ付けし、フレームへビス止めです。後で気が付いたのですが、ボイラー側の火室(上)の板がこの火室の板と泥溜めの間に入るので、泥溜めは1ミリほど浮かして付けておかなければなりませんでした。

モーター、ギヤボックス、ドローバー
 モーターとギヤボックスは一体で、組み立て済みです。ギヤはウォームで落とした後、さらに平ギヤを組んで減速してあります。グリスオイルをたっぷり詰め込んで、主動輪に付けるだけです。モーターはフレームに乗っているだけで、全く固定されていません。
 ドローバーは、穴の開けた板に燐青銅線をハンダ付けしてある、ごく普通のタイプです。
 この状態で、ネルソンのテンダーをつなぎレール上を走らせてみましたが、問題はなさそうです。このキットは問題が生じませんね。
 これで、一応、下回りは完成です。