C53組立日誌(8)

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2005/05/19



総組み立て、調整(1)エアータンクの位置修正など
 ボイラー内にウエイトをネジ止めし、下回りも組み上げて、上下を合わせたところ、モーターの尻がバックプレートの内側に当たって収まりません。これは想定内のことで、モーターを1ミリほど前進させて止め直し、当たらなくしました。ただし、1ミリほど前進させるために、モーターブラケットの台枠の板バネ(ダミー)と当たってしまう部分を削り取りました。
 ところがまだどこかが当たって、上下が収まりません。調べてみると、モーションプレートとエアータンクが当たっています。これは想定外でした。エアータンク等を付けたときに、サボってモーションプレートを付けずに上下の整合性を確認していたためでした。手抜きをすると、かえって後で手間が掛かる一例になりました。
 面倒でも、エアータンクを後ろへ下げるしかありません。60Wのハンダごてだと熱量が不足なので、久しぶりに100Wのハンダごてを取り出してきて、エアータンク取り付け板をボイラーから剥がしました。エアータンクを砂箱に当たるまで(約1ミリ)後ろに下げました。もともと砂箱を限度一杯後ろに付けていたのと、エアータンクはランボードに直付けせずに、ボイラーに取り付け板で付けていたので助かりました。
 そのほか、下回りと上回りが当たっているところ、または当たりそうなところは以下の通りでした。いずれも、ルーターやヤスリで削ったり、位置を少し動かしたりして、なんとか干渉しないように修正しました。
1.モーター⇔火室妻板
2.モーターブラケット⇔エアコンプレッサー取り付け板の足
3.モーションプレート⇔エアータンクの前に出た冷却管
4.加減リンク⇔ランボードの裏
5.従台車のバネツリ⇔チリコシ
6.従台車後台枠⇔火室アスパン
7.第1動輪のフランジ⇔モーションプレート(これは下回りと下回り)

2005/05/20





調整(2)従台車の復元バネ、ウエイト補充など
 バック走行のとき、カーブで、キャブは外側に寄るのに、従台車は内側に寄ってしまい、豊後鉄道が誇る1000ミリカーブでさえ従台車がドローバーのシャフトに接触してショートを起こしてしまいます。直線でも、従台車は左右どちらかに首を振りたがり、必要以上に後台枠とエンドビームの隙間が目立ってしまいます。運転の50%がバックで走る当鉄道では、見過ごすわけにはいきません。
 これを解決するために復元バネを付けました。0.3ミリのピアノ線をコ形に曲げて動輪押さえ板の上面にハンダ付けし、従台車の中板の後端を左右から挟んで押すといった簡単な構造です。1本のスプリングでの復元だと、中央付近での復元力が弱くなりますが。2本のスプリングの力を中央で均衡するようにすると、復元力の強弱がかなり減ります。
 試運転の結果、極めてよい結果が得られ、満足しています。
 動輪の重量バランスをみたところ、重心が第2動輪ではなく、第1動輪と第2動輪の中間点にあります。明らかにトップヘビーです。
 そこで、モーターやギヤボックスなどに当たらないように注意して、ボイラー内に板鉛を詰めました。板鉛は、釣り用の薄いものです。5、6枚重ねで入れました。補充したウエイトは全部で70グラムになりました。まだ完全ではありませんが、ほぼ第2動輪のセンター付近に重心が来るようになりました。接着剤固定するのは塗装後にしたいと思います。
 バルブ棒案内の油つぼを取り去りました。
 油つぼの上にラジアスロッドのピンを乗せていたのですが、どうもそれではラジアスロッドの前端が上がり過ぎ、ひいてはユニオンリンクの角度も狂ってしまいます。油つぼを残すより、ロッドやリンクの角度が正常であるほうが大切なので、思い切って油つぼを取り去りました。

2005/05/21



ボイラー側完成
 昨日までの調整に加え、ギヤボックスやモーター、ジョイント回りの調整を終えると、滑らかに走るようになりました。とりあえず、ハドソンのテンダーを借りて走っています。
 テンダーが完成するまで、この状態で慣らし運転を続けます。
 豊後鉄道は背景に明るい窓があり、シルエットが重要視されますが、チェックしてみたところ、水平以上の視点から見る限りボイラー下部のえぐれは見えないようで、特に対策は施しませんでした。
 なお、完全を期して、先輪、従輪の3軸とも、非公式側の絶縁をショートさせ、集電するようにしました。きつい凹の従曲線があると、動輪が全部浮いてしまうかも、と心配しました。車軸と輪心の間のプラの部分に0.6ミリの穴を開け、そこに0.6ミリの真鍮線を叩いて埋め込んであります。

2005/05/22



ブレーキ引き棒
 細いスポークの大動輪が軽やかに転がるのを見てニヤニヤしていましたが、いまいち足元が寂しい感じがします。これは、やはりブレーキ引き棒がないためで、簡単に作って付けることにしました。
 動輪押さえ板に0.3ミリの洋白板で作った支え4個をハンダ付けし、そのうち中の2個にはに0.5ミリ洋白線で作ったブレーキ梁を付け、梁の先端は、元からキットに付いていたプラ製のブレーキシュー吊りの先端に開けた穴に差し込みました。ブレーキシューが動いてトラブルを起こす心配もなくなると思います。
 支えから支えに0.4ミリの洋白線で作ったブレーキ引き棒を渡しました。一番後ろのテコにつながる部分だけは0.5ミリを使いました。引き棒は水平ではなく、ちゃんと傾斜を付けてハンダ付けしました。 手抜き工作ですが、スポークが細い分、引き棒はよく見えて、かなり足回りの雰囲気がよくなったと思います。