8800レストア日誌(6)

*写真をクリックすると大きく見えます。

    

2007/08/23





消音器(マフラー)
 8800の特徴の一つである巨大なナベのような消音器が煙突の後ろに付いています。しかし、これもパーツは見当たりません。
 消音器本体を6.5ミリ径に仕上げたいのですが、6ミリの真鍮丸棒はあっても7ミリのものは持っていません。幸い7ミリ(内径6ミリ)の真鍮パイプがあったので、6ミリの丸棒に7ミリのパイプをかぶせてハンダ付けし、ドリルレースで削って6.5ミリに仕上げました。
 蓋のボルトが目立つので、0.5ミリの真鍮線を埋めて表現しておきました。
 足は0.3ミリの洋白板で作りました。
 排気管は0.8ミリの洋白線です。
 本当はオカマの左右に付けた板で煙室の上に乗っているだけだと思いますが、模型では強度が心配なので、排気管の0.8ミリの洋白線を下に突き抜けさせ、煙室に突き刺してハンダ付けしました。このキットの煙室にも0.8ミリの穴がその位置に開けてあったので、もしかしたらそれで正しいのかも知れません。
 穴あけでは、クロステーブル付きの卓上ボール盤が活躍しました。センターの穴は0.8ミリで5ミリの厚さを貫通させなければなりませんが、パーツを固定するのが並大抵ではなく、手で押さえていても、穴あけ中に動いてドリルの刃を折ってしまうことになりがちです。このクロステーブルを使えば微細に動かせて、かつ、しっかり固定できるので大変ありがたいです。もちろんボルトを埋める穴もこれで開けています。

2007/08/24

発電機排気管、安全弁、汽笛
 外れていた発電機の排気管を付け直しました。太目の0.8ミリの洋白線を使いました。
 発電機に付く部分は線の先を細くして挿しこみました。また、単に発電機から直接立ち上げるだけではまた壊れそうなので、一旦ボイラーの面に接した後に上に立ち上げました。ボイラーともハンダ付けしたので丈夫になりました。また、安全のため、汽笛より高くならないようにしました。
 安全弁と汽笛の台座はあらかじめハンダ付けされていました。安全弁2本と汽笛用の3つのネジ穴(1.2ミリ径)が開けてあったので、これに合うように安全弁と汽笛を作りました。
 いずれも、1.6ミリ径の真鍮線を使って、ドリルレースで挽きました。ネジの部分はドリルレースで1.2ミリ径に仕上げておいてダイスでネジ切りをしました。このような細いネジの場合は、対象物を固定したルーターに挟み、手持ちのダイスを当てながらルーターを手で回す方法が一番うまくいきました。

2007/08/25



逆転棒、エアコンプレッサー排気管
 逆転機作用棒はキットのものが付いていたのでそのまま使いました。0.8ミリの真鍮線で作ったピンを通して逆転機腕とハンダ付けで止めました。キャブの側は妻板の穴に通しただけです。
エアコンプを内側に寄せすぎたので逆転棒がエアコンプに当たります。無理に通すと逆転棒が曲がってしまうので、インチキして逆転棒のエアコンプに当たる所をすこし削りました。エアコンプを付け直そうかとも思いましたが、そうするとエアコンプから出る排気管を曲げなくてはならなくなるのでやめました。
 エアコンプの排気管は0.8ミリの真鍮線を使いました。立ち上がり部分の円筒は1.8ミリの真鍮線を使いました。(写真上)
 ところが、どうも排気管が太すぎたように思えてきました。パイピングはめりはりを付けるために、パイプの径の違いを強調するようにしていますが、どうもやり過ぎたようです。せっかく付けたパイプですが、外して0.7ミリの真鍮線で作ったものに付け直しました。(写真下) やはりこの方が落ち着きます。

2007/08/26



通風管、発電機蒸気管、エアコンプ蒸気管、調圧器
 実物の非公式側の写真を見直すと、通風管(?)と発電機の蒸気管がけっこう目立つので付けました。
 通風管は0.4ミリの真鍮線です。煙室に0.5ミリの穴を開けて挿してハンダ付けし、キャブにはあらかじめ開けてあった穴に挿しました。
 発電機蒸気管は0.7ミリの真鍮線を使いました。発電機には真鍮線を当ててイモ付けしてあるだけです。キャブには、これもあらかじめ穴が開けてありました。キットはちゃんと出来ていました。
 エアコンプの蒸気管を付けました。付けようとして写真をよく見ると、ハンドレールの上を通って交差しています。不自然ですが、空気ブレーキがあとから装備された結果だと思います。
 ともあれ、そんなわけで、公式側のハンドレールも付けました。強度が欲しいので0.4ミリの洋白線を使いました。
 蒸気管は0.7の真鍮線を使いました。
 調圧器は2ミリ角の真鍮角棒から削りだしました。先に蒸気管が通る0.7ミリの穴と2本の角(圧力頭?)を表現する0.6ミリの真鍮線を通す穴を開けておき、その後ヤスリで整形しました。蒸気管の通る穴は、裏側を削って開放し、蒸気管にはめてハンダ付けしてあります。従来の、真鍮線をドリルレースで整形する方法に比べれば手抜きですが、大きくならないようにということを重視して作りました。ただし、先端がハンドレールの陰に隠れてしまったのは失敗です。
 非公式側のハンドレールと煙室側面の反射板レバー、両側の冷却管、ハシゴは壊れやすいので後から付けることにします。

2007/08/27





フロントデッキ(1)、フロントビーム
 フロントデッキは、いったんハンダ付けで組んだ後バラしたと思われるパーツがあり、その中の上板(網目板)、下板(縁板表現)フロントビームは手直しして使えそうです。(写真上)
 デッキの構成をどうするか迷いましたが、実物のようにフレームでデッキを左右と中に分けてしまうと強度の点や工作の難かしさから問題が大きいと考えられるので、結局キットの通り、デッキは1枚板で作り、それに2分割したフレームを上下に付けることにしました。
 デッキ上板を3分割して、左右の板を下板にハンダ付けしました。
 次にデッキ下板に、ダミーのフレーム(上)をハンダ付けしました。フレームは0.5ミリの真鍮板です。スケールではもっと薄くなりますが、模型ではかえって不自然になりそうなので0.5ミリ板にしました。
 フレーム(上)の間に上板をハンダ付けしました。元の板はサイズが足りないので、ジャンクの中にあった不要の網目板を使って作りました。
 フロントビームを組み、デッキの上下板にハンダ付けしました。
  カップラーはダミーを付けますが、キットのパーツのフロントビームはカップラー取り付け用のカット部分が大きいので、0.3ミリ真鍮板で当て板をしてカップラーを付けました。
 不足のパーツは出来るだけ自作するようにしていますが、ダミーの自動連結器だけは歯が立たないので、市販のものを買い在庫しています。今回もそれを一つ使いました。
 エアーホースはキットにあったものを使いました。
 下板の下側にフレーム(下)を付けました。(写真下)
 フレーム(下)は厚みは見えないので0.3ミリの真鍮板を使い、現物合わせでサイズや形状を決めました。
 余りにも網目板が汚いので、マッハ模型のブラスクリーンに漬けて洗浄しました。(写真中)