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2007/08/04
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先台車(1)
前に書いたように、先台車もスケールに近づけてホイルベースを短くします。それでもカーブ通過を考慮して1ミリだけスケールより長くしました。
キットの台枠は使えないので、新しく作り直しました。台枠は0.8ミリ、ダミーのイコライザーは0.5ミリの真鍮板から切り出し、ハンダ付けで貼りあわせました。イコライザーの外に付く正体不明の四角い枠(バネ吊り?)は0.3ミリの板でそれらしく作り、付けておきました。
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2007/08/05

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先台車(2)
昨日作ったパーツをハンダ付けし、軸穴を逆U字形に切って台枠(側板)を完成させました。
ジャンクにあった先台車をバラして、梁(上板)、前妻、排障器を再使用することにし側板にハンダ付けしました。車軸押さえ板もそのまま再使用しました。センターピンもそのまま再使用しました。
レストアで大幅な変更を加えていますが、それでも全部平板から切り出すことを思えば随分手間が省けています。フルスクラッチであれば、今日の工作などは、さらにもう一日余分にかかっていたと思います。
軸受け部分をイコライザーより厚くする加工は面倒なので(キットのパーツではそうなっていますが)、省略しました。しかし、ショートなどの不具合は出ていません。
第2先輪からセンターピンまでの距離はスケールより0.3ミリ短い11.2ミリですが、第1先輪からセンターピンまでの距離はスケールより1.3ミリ長くして12.8ミリにしました。カーブで第1先輪がシリンダー前蓋に当たるのを避けるためです。後蓋は前蓋に比べてもともと薄く出来ており、しかも内側の下側(つまり1/4)を欠き取ったので、スケール通りの寸法以下でいけました。ここいらの微妙な寸法採りは、現物での試行錯誤で探った結果です。
先台車をま横から見ると、シリンダーブロックに対して少し前にずれているのが分かります。
レイアウトのR=1000に乗せてみると、余裕をもって通過しそうです。また、第1先輪は前蓋に触れる前に尻棒に触れるので、これ以上やるのであれば尻棒の裏を削るなどの処置が必要でしょう。(写真下)
なお、先台車に復元バネを付けました。これを付けないと、R=1000でもショートしそうです。
フレームの前梁の裏に0.5ミリの真鍮板をネジ止めし、真鍮板の0.25ミリの燐青銅線をハンダ付けし、1周ループした後前方へ伸び、先台車の前妻に開けた穴に挿しています。写真の左右の尻棒の中間に光っている線が燐青銅線です。2軸の先台車の場合、センターピンで復元する方法はあまりバネが効かず、このように台車の前端にバネを掛けるほうが効果的ですね。
上の写真の左端にちょっと見えているのは、元の台枠(側板)です。
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2007/08/06

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ドローバー、走行テスト
ドローバーはとりあえずジャンクに入っていたものをそのまま使いました。
ただし、驚いたことに、テンダーのシャフトを押さえる0.4ミリの燐青銅線がハンダ付けが外れたところを接着剤で付けてありました。前工作者はよほどハンダ付けが嫌いだったと見えます。もちろん、ちゃんとハンダ付けし直しましたが、元の燐青銅線が痛んでいたので、このキットのジャンク箱の中に見つけた燐青銅線に交換しました。
モーターをセットし、配線も済ませました。これで走行装置の基本構造は出来たので、6760のテンダーを臨時に借用し、テスト走行をしてみました。少し引っ掛かりを感じますが、まずまずの走りで安心しました。
そうそう、ジャンクの中を燐青銅線を探していたら、0.5ミリの燐青銅線で作られたイコライザーらしきものを見つけました。これだと、スペーサーの溝に収まる太さなので、元々のキットの足回りの構成が理解できました。イコライザー兼スプリングの機能を持たせたもののようです。
もちろん、作り直した洋白板のイコライザーのほうが確実な動作をするので、燐青銅線のイコライザーには戻しません。
実は第1動輪にも左右の軸受けを押さえる燐青銅線が付いていました。第1動輪は中央の一点で支える構造に変更したので、このスプリングは不要と判断して取り去りましたが、テスト走行の結果、重量配分によってはそれが原因でローリングに対する抗力が弱過ぎることに気が付きました。そんなわけで、こちらの方は後でこの第1動輪の補助スプリングを復活させることになるかも知れません。
このロコのように、3点支持の左右2点が重心から遠くに外れる時には、ローリングの心配が必要になりますね。
このあとさらに走行調整し、満足のいく状態になりました。
まずテストで、超低速にすると動輪が決まった角度になったときに引っ掛かりを感じることがわかりました。いつもやることですが、この引っ掛かりを感じる角度で動輪を止め、細いドライバーの先でロッドやクロスヘッドをそっと触ります。軽くゆらゆらと揺れるロッドなどは問題がありません。ドライバーで触っても揺れないパーツが怪しいと睨みます。今回は、公式側の第1動輪と第2動輪をつなぐサイドロッドと、同じく公式側のクロスヘッドが怪しいと睨みました。サイドロッドは第1動輪のピンとロッドのピン穴に遊びが少なすぎて、きつくなっていることがわかりました。クロスヘッドは上のスライドバーとクロスヘッドの溝に遊びが少なすぎる状態であることがわかりました。一旦関連パーツをばらしてきつい部分を削り、遊びを大きくしました。
再度組み立てて走らせてみると、引っ掛かりは完全に解消されていました。
また、走行中モーターが左右によく揺れるので、モーター受けに0.5ミリのゴム板を切って挟んでみたところ、大きい揺れは止まりました。
さらに、上記の第1動輪軸受け押さえの燐青銅線も捨てずにジャンクの中に残っていたので、この際、元の状態に戻しました。ただし、イコライザー機能を損ねない程度にバネを弱くしました。
これで高速から超低速まで気持ちよく走るようになりました。安心して工作を先に進めます。
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2007/08/07
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バルブギヤ(1)加減リンク
購入したジャンクの中を探しましたが加減リンクをはじめバルブギヤは全く見当たりません。
仕方がないので、まず、1ミリの洋白板で加減リンクを作りました。
加減リンクの中央のピンも自作しました。加減リンク支えの内板には1ミリのネジ穴が開けてあり、外板には1.4ミリの穴が開いています。これに合わせて1.5ミリの洋白線をドリルレースで1.4ミリ径に削り、ネジを切る部分は1ミリ径に削って、1ミリダイスでネジ切りをしました。頭には糸鋸でドライバー用の溝を切りました。
1ミリダイスは今回の工作で初めて使っていますが、だいぶ要領が分かってきました。切り始めは強引に、最後は丁寧にというのがコツみたいですね。
出来るだけスケールに近づけて、細身のリンクにしました。ところが1.4ミリのピン穴を開けなければならないので、中央部だけ太くしました。リンク支えに隠れて、太い部分は見えません。
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2007/08/08
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バルブギヤ(2)ピン、ロッド、リンク類
ロッドやリンクをつなぐピンを作りました。リターンクランクとエキセントリックロッドを結ぶピンだけは頭を1.2ミリ、胴を0.8ミリ径とし、他は全て頭を1ミリに、胴を0.7ミリ径にしました。カシメピンは加工が難しいので、ハンダ付け方式にします。
エキセントリックロッド、ラジアスロッド、コンビネーションリンク、ユニオンリンクを0.3ミリの洋白板で作りました。
収まらなくなるのを恐れて薄板を使いましたが、エキセントリックロッドのように長い物は0.5ミリの板で作ったほうがよかったかも知れません。
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2007/08/09
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バルブギヤ(3)組み立て
吊りリンクを忘れていました。同じく0.3ミリの洋白板で作りました。ピンも追加で作りました。
ピンをハンダ付けしてバルブギヤを組みました。ハンダが回らないように、ロッドとロッドの間に薄い紙を挟んでハンダ付けしました。紙の厚さが、丁度いい遊びを作ってくれます。
コンビネーションリンクは2枚の板を貼りあわせてフォーク状にし、間にラジアスロッドを入れてピンで止めています。このピンは長めに作り、バルブ棒ガイドの上に乗せました。
リターンクランクにエキセントリックロッドを付ける時に、一旦リターンクランクをピンごと動輪から外しましたが、そのついでにサイドロッドとメインロッドとの間に0.5ミリ厚の洋白板で作ったワッシャを入れました。これは、第1動輪の横動を許しているためにメインロッドが第1動輪のクランクピンに当たり、それを避けるためにメインロッドを少々曲げていました。この曲がりが気になっていたので、ワッシャを入れることによってメインロッドを外側にずらし、曲げを元に戻して真っ直ぐにしました。
バルブギヤを付け、レール上を走らせてみましたが、引っ掛かりもなくいいようです。
コンビネーションリンクをもう少し太くしたほうがよかったかも知れませんね。
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