7100改造日誌(2)

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2006/03/10

走行テスト、サイドロッド(1)
 サイドロッドを取り付け机の上を転がしてみましたが、問題ないようです。元は全軸固定であるはずなのに、どういうわけか有り難いことに、第2動輪のピンを関節にして、前後に分かれていました。とりあえず、このまま元のサイドロッドを使うことにします。LOMさんから「珍品」だと聞かされたので、なんだか、出来るだけ元のパーツを使いたくなってきました。ただし、プレス加工の結果、ロッドの面が丸くなってしまっているので、少しヤスリがけして平らにしました。バリもきれいに取っておきました。バリと言えば、動輪のスポークにも盛大にバリが出ていたので、キサゲの道具できれいに削り取りました。モーターの乗せ替えなどをしている割には、こんなところはそのままになっています。
 サイドロッドは、本当はメッキすべきところですが、道具もないので、ハンダメッキをしました。
 車軸にはめてあったファイバー製のワッシャを真鍮製のワッシャに交換しました。
 モーターとウォームギヤを台枠にネジ止めし、モーターに電気配線をし、テンダーをつないでレール上を走らせてみました。
 低速ではそこそこ走るのですが、高速走行させると、動輪1回転毎にカチャンカチャンと大きな打撃音がします。慣らし運転で解消されるような症状ではなさそうなのでもう一度バラして調べました。
 あれこれ試した結果、ロッドの穴が大きすぎることがわかりました。クランクピンの径が1.8ミリですが、穴の径は2.0ミリほどあり、大きいものでは2.1ミリもありました。これでは大きすぎますね。特にこのロコは第1動輪を駆動するので、第2動輪の関節でも、その穴の遊びが加算されるので、動輪が暴れることになるのだと思われます。
 これ以上原因の確認のすべもないので、新しく、サイドロッドを作ることにしました。元のロッドをハンダメッキまでしましたが、やむをえません。
 1.0ミリの洋白板に1.8ミリの穴を開け、第1動輪の部分はロッドピンをロッドに埋め込むために、1.8ミリの穴の上から2.7ミリのドリルで揉んで、二段の穴にしました。穴を開けた後、糸鋸で切り出しましたが、1ミリの洋白板を切るのはしんどいです。疲れ果てて、今日はここまでです。
 写真の上2列が元のロッド、下の2列が作成中のロッドです。

2006/03/11





サイドロッド(2)、ドローバーやり直し
 切り出したサイドロッドを整形しました。
 もとのロッドはピンの部分は丸くしてありますが、ここは実物に似せて四角くしました。一応油溜めも表現しました。第2動輪のピン部分は、前のロッドが下に、後ろのロッドが上に来るように、厚さを半分に削ってあります。
 ロッドを動輪にセットして回してみたところ、公式側の後のロッドが僅かに短いために引っ掛かります。引っ掛かりを逃れるための最小必要限度にピン穴を広げました。これでレール上を走らせてみると、少し抵抗があって走りが重いですが、旧ロッドを付けていたとこのような打撃音はなくなりました。
 なお、ウォームギヤの噛み合わせが浅すぎるように思えたので、少し深くしました。さらにドローバーもエンドビームに近すぎてしっかり締め付けるのが難しく、緩みがちなので、動輪押さえ板のネジ穴を広げてドローバーをそこに止めました。押さえ板はドローバーに当たらないように短くし、ネジ1本で止めるため、回転止めをハンダ付けしました。
 当然のことながら、ドローバー本体も長くしました。長くした分、スプリングも長くなり、0.3ミリのピアノ線を0.5ミリに替えました。ピアノ線は0.5ミリの穴に通し、ハンダ付けしていますが、穴のところでヘヤーピンのように折り曲げ、上下に同じように付いています。このほうが、テンダーが捻られなくていいようです。
 これでしばらく慣らし運転を続けてみます。

2006/03/12





押さえ板やり直し、シリンダーブロック(1)
 慣らし運転のために走らせていると、時折、動輪が暴れます。試しに動輪押さえ板を裏返しに使ってみると、その現象はおさまりました。どうやら、押さえ板を細工し、動輪が下へ可動するように1ミリの角線をハンダ付けしましたが、あまりに遊びが大きすぎて、ホイルベースに影響が出て、ロッドとの関係で引っ掛かるものと思われます。そこで1ミリ角線を削って0.5ミリほどにしましたが、程度は軽くなったものの、まだ現象が出ます。
 元々の遊びが0.2ミリくらいあるので、あと0.2〜0.3ミリ程度遊びを作ってやれば充分でしょう。そこで、付けていた角線を外し、0.2ミリの真鍮板を切って作った帯板に張替えました。回転止めの角線は元のように付けています。
 さて、難関のシリンダーブロックです。折れたホワイトメタルのシリンダーブロックは修復のしようがないので、真鍮で新しく作ることにします。ブロック本体は、写真では真鍮色に見えますが、これは塗装してあるからで、ホワイトメタル製です。
 元のシリンダーの径は6.5ミリですが、実物のそれは結構大きく見えるので7ミリの真鍮パイプを使うことにしました。シリンダー以外の本体は1ミリの真鍮板を重ねて作り、煙室サドルは0.5ミリ真鍮板で作ります。
 今日は素材に穴を開け、糸鋸で切り出しておしまいです。

2006/03/13





シリンダーブロック(2)
 糸鋸で切り出したパーツをヤスリで整形しました。削っていって、ケガキ線が見えなくなった瞬間が寸法通りに仕上がった状態ですね。
 バルブ室は真鍮板を4枚重ねて作るので、ハンダ付けが難しくならないように、板の真ん中に1.4ミリの穴を開け、ネジで止めてハンダ付けしました。
 シリンダー後蓋は、初め、ピストンの穴を開けるだけにする積りでおりましたが、やはり気になって、ピストン棒受けを表現し、1.4ミリの真鍮パイプを挿してハンダ付けしました。
 煙室サドルは一枚の板を曲げて側板と底板を作り、前妻、後妻をはさんでハンダ付けしました。上板を付けるか迷いましたが、よく見えないところを凝っても仕様がないかと思い、省略しました。強度的には問題ありません。
 本体に、組んだシリンダーとサドルをハンダ付けしました。
 元のパーツがあるので、寸法はそれを測りましたが、最後は現物合わせで上回りとの整合性を採りました。高さ、前後位置ともぴったり合いました。
 なお、ドレンコックはほとんど見えないタイプもあるようなので、手抜きで省略しました。

2006/03/14



シリンダーブロック(3)、クロスヘッド
 スライドバーは0.8×0.8ミリの洋白角線、バルブ棒は0.5ミリの洋白丸線を使いました。元のパーツは真鍮製なので、色の都合で洋白材で新調です。
 バルブ棒も0.9ミリの真鍮パイプでバルブ棒受けを表現しました。色はハンダメッキでごまかしました。
 モーションプレートやクランクもスライドバーとバルブ棒にハンダ付けしていて、台枠には付かない構造ですが、これはそのままにしたいと思います。ただし、クロスヘッドを通してからのハンダ付けになります。
 クロスヘッドも元のパーツは真鍮製なので、洋白板で作り直しました。大きい裏板を付けると、第1動輪のクランクピンが当たりそうなので、表板にコ形の板を当てて、9の字形にしました。コの字形は、1ミリの厚さのヤスリを挟んでバイスで挟み、上からハンマーで叩いて形を作りました。曲げた後、糸鋸で余分な部分を切り取り、整形しました。
 表板の6本のボルトは目立つので省略はできず、リベットで簡単に表現しました。
 表板、コの字形とも0.3ミリの洋白板を使いました。
 ピストン棒は0.8ミリの洋白線です。クロスヘッドへの取り付け部分は、補強のため下端を内側に折り曲げ、そこにハンダ付けしました。