|
2006/03/05
 |
7100改造計画
先日、ヤフオクで古い7100のジャンクものを購入しました。
モーターはKTMのマークが入っていてカツミ製であることはわかりますが、本体もカツミのものかどうか不明です。いずれにしてもかなり古い製品で、未塗装完成品として出されたもののように思われます。ただし、ウォームギヤなどを見ても、ほとんど走っていないようです。
さて、購入前からテンダーの車輪がないのは分かっていましたが、現物を確認してみると、ほかに次のような問題点があることがわかりました。
(1)テンダー台車は台枠だけあって、ボルスターはありません。
しかも、台枠にボルスターを止める1.2ミリの穴は開けてありますが、ネジは切ってありません。
(2)棒型モーターが付いていますが、カーボンブラシが完全に壊れていて、修復不可能です。
モーターはカツミ製ですが、元はもっと小さいモーターが付いていたようで、床板の穴を広げたりして乗せ替えたようですが、うまく固定出来なかったらしく、接着剤などで固定していたようです。
(3)シリンダーブロックがホワイトメタル製ですが、シリンダーの付け根で折れ、接着剤で付けていたようですが、それも今は外れています。
(4)先台車も一部ホワイトメタル製ですが、押さえ板が紛失したせいか、車輪が脱落してしまうので、セロテープのようなもので落ちないように付けてあります。
(5)排障器が片側に寄せてハンダ付けしてあります。
(6)ドローバーの絶縁部分が壊れて、無くなっています。
以上が元のユーザーのメンテの不手際による不具合の主な点ですが、ほかに製品に元からあった問題点として、次のようなものがあります。
(1)動輪の配置が、実物のように等間隔になっておらず。第3動輪をかなり後ろに下げてあります。
(2)パイピングがキャブに入る部分は、キャブに穴を開けずに、イモ付けでハンダ付けされており、強度を出すために、こってりハンダを盛ってあります。また、ボイラーとドームのすその間に隙間が開いていたり、あまり丁寧に組んではいないようです。
(3)車輪は今の製品のようにメッキと黒染めの加工はしておらず、素材の色のままです。ロッドやスライドバーなども同様です。
ほかにもまだまだ出てきそうですが、きりがないのでこれぐらいで止めておきます。さて、どのように手をいれていくのか、楽しみです。
|
|
2006/03/06

 |
清掃、モーター、ウォームギヤ
とてもスケールを追求するようなネタではないので(それなら全部作り変えになります)、とにかくよく走る可愛い7100に仕上げたいと思います。
まずは、まともに走る状態にしたいです。
元々、第1動輪をウォームギヤで駆動するようになっていました。本当は第2動輪を駆動したいのですが、モーターを火室内に収めたいので、元通り第1動輪を駆動することにしました。
モーターは、廃車同然となっていた九重高原鉄道(HOe)のE型タンクロコからコアレスモーターを抜き取り、これを使うことにしました。長さ20ミリ、径12ミリの大きさです。1.5ミリ径の短軸モーターなので、軸アダプターと真鍮パイプで2ミリ径の鉄のシャフトに直結しました。
ところが、モーターからウォームギヤまでの距離があることと、素人がつないだシャフトのために強度が出ず軸がフラフラします。そこで、ウォームギヤの噛み合わせを確実にするためにもモーター兼ギヤシャフト支え板を作って付けました。0.8ミリの真鍮板をコの字形に曲げたものです。台枠に1.4ミリネジで止めました。
コアレスモーターに付属品として付いていた本体取り付け用アダプターも、台枠に当たる部分を削りました。
上の写真は、ネジ止め部分を全部外し、やたらくっついている接着剤を剥がして洗い、きれいにしたところです。
下はモーターとウォームギヤを、取り付け板を介して台枠に取り付けたところです。昔のギヤはでっかいですね。
<この模型について>
この九重駅前の商店街(リンク集)にも店(?)を出していただいているLOMさんから、次のようなメールをいただきましたので、皆さんにもご披露します。
「ところで、今回入手された7100ですが、鉄道模型考古学(書籍)によると、鉄道模型社製の7200です。
製造された時期はかなり古く、1950年代であろうとのことです。輸出用のロコをモディファイして、一番似ている形式にしたのではないかと解説されています。珍品だそうです。」
なるほど、写真集で実物の7200を見ると、第3動輪が後ろへ下がっているところなんかは似ています。ただし、テンダーやボイラーのテーパーの形状などは7100に近いし、やはり、スケールは追わずに、いいとこ採りをして、7100の改造機ということで工作することにします。
|
|
2006/03/07

 |
サスペンション
サスペンションは、第1軸をギヤの関係で固定とし、第2、第3軸を下方にのみ自由に下がれる半可動式とし、集電を確実にしたいと考えました。
動輪に軸箱は付いていませんが、私の腕で下手に車軸を抜いたりするとヘナヘナの動輪になりそうなので、そのまま使うことにしました。
フレームの上下幅は狭く、特に上板から下が4ミリしかありません。上板を上へ上げると、モーターがはいりにくくなります。そのため、第2、第3動輪の車軸を下方向にのみ動けるようにしました。動輪押さえ板の端に1×1ミリの真鍮角線をハンダ付けし、第2、第3動輪の部分だけ欠きとっておきました。第1動輪の部分は真鍮角線を通しているので、車軸は下へ動きません。
動輪の自重による落下だけでもいいかとも思いましたが、やはりバネで下へ押し下げてやることにしました。といっても、車体が浮き上がるほどのバネではありません。
0.3ミリの板に0.3ミリのピアノ線をハンダ付けし、台枠の内側に1.4ミリネジで止めました。硬く止め、イコライジングはしません。
下の写真は、台枠だけで軽いため、台枠の後部がバネで持ち上げられていますが、上回りを乗せれば下がります。
|
|
2006/03/08


 |
テンダー台車
とにかくはやく走りを確認したいので、テンダーの台車の組み立てにかかります。
前所有者が、この台枠だけ、後から別に調達したもののように思われます。これだけが黒染めされています。ボルスターや車輪は付いていません。
どういう訳か、ボルスターを止めるネジ穴にネジが切っていなかったので、このネジ切りから始めました。
通っている穴のネジは平気で切れるのですが、このように行き止まりの穴にネジを切るのは初めてです。幸い1.1ミリの穴は1開けてありました。いつも使っている中調子の1.4ミリタップで切ってみると、案の定、穴の入り口付近はネジが切れますが、中のほうは切れません。
そこで、以前先を折ってしまった1.4ミリタップを捨てずに置いてあったのを思い出し、この折れた刃先をダイヤ砥石で整形し、先調子のタップを作りました。中の写真の下のタップがそれです。
いつもの中調子のタップで入り口付近のネジを切った後、自作の先調子のタップで、穴の奥のネジを切りました。市販の1.4ミリネジを入れてみると滑らかにはいりました。大成功です。
0.8ミリ真鍮板で台車ボルスターを作りました。
初めに作ったものは失敗して、台枠の間隔が広くなりすぎたので作り直しました。下の写真の左端にある2つが、失敗のボルスターです。ゴミ箱行きです。
台枠とボルスターをつなぐネジは、ネジケースを探したところ、丁度いい1.4ミリの真鍮製のマイナスネジがあったので、それを使いました。台枠はちゃんとイコライジングします。
車輪は7.5〜8.0ミリ径のものが欲しいのですが、未入手のため、とりあえず「カツミの弁慶号」改造、フリー4-4-0のものを拝借しています。これは必ず返さねば。
|
|
2006/03/09


 |
ドローバー
ドローバーは、片側に径4ミリの大きい穴が開けてあり、ここに絶縁の細工がしてあったと思われますが、絶縁ワッシャなどは無く、構造はよくわかりません。長さから推察すると、動輪押さえ板を止めるネジとドローバーのシャフトが兼用されていたものと思われますが、その再現は面倒です。
そこで、押さえ板のネジ穴の後ろにもう一つ3ミリの穴を開け、そこにドローバーのシャフトを止めることにしました。珊瑚などで採用している普通のスタイルです。
シャフトは適当な2ミリネジが見つからなかったので、3ミリ径の真鍮丸棒をドリルレースして作りました。絶縁段付きワッシャは、散歩がてら電気パーツ店へ行って買ってきました。エンドビームに当たるので、一部分欠き取ってあります。
ドローバー本体を押さえるコイルバネは0.25ミリの燐青銅線を巻いて作ったものです。
ドローバー本体は0.5ミリの真鍮板で作り、テンダー側のシャフトを押さえる0.3ミリのピアノ線をハンダ付けしました。
エンドビームは、ドローバーとの接触を避けるために、中央の下部を少しだけ削り取りました。
|