6760組立日誌(14)

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2006/06/24



自作、修正、購入パーツ
 プライマーが乾くまでの待ち時間を利用してのまとめです。
 初めての鉄道模型社のエッチングキットですが、噂に違わず難物でした。
 できるだけ、もとのパーツを生かす方向で組みましたが、空制化したこともあり、次のものが自作、修正せざるを得ませんでした。
<自作したパーツ>
 エアーコンプレッサー、同消音機、塵濾し、冷却管、エアータンク、調圧器、空気分配弁
 カマのハシゴ
 掴み棒
 連結器テコ、テコ受け(前後)
 煙室扉のハンドル、蝶番、固定用バネ板
 バックプレート
 キャブの床板
 ウォームギヤ目隠しカバー
 泥溜
 砂撒き栓
 空気管、同支え
 逆転棒釣り合いバネ
 エアーホース(前)
 クロスヘッド
 スライドバー
 バルブ棒案内
 ラジアスロッド吊り
 排障器(前)
 ブレーキ梁、引き棒
 動輪担いバネ(ダミー)
 モーター取り付け板、イコライザー装置(カマ、テンダー)
 石炭取り出し口
 ランプ掛け
 ステップ(後)
 ブレーキハンドル(テンダー)
 ウエイト(火室内、台枠内、テンダー内)

<修正したパーツ>
 台枠(キット設定外のモーター使用のため)
 尻棒
 クランクピン(主動輪用)
 ブレーキシュー
 煙突、蒸気ドーム、砂ドーム、安全弁台(すそを0.5ミリの真鍮板とハンダ盛りで整形)
 煙室扉
 逆転棒
 給水口蓋
 火室(下部の継ぎ足しなど)

<キットのほかに購入したパーツ>
 モーター(下記)
 ダミーカップラー(前部)
 ケーディーカップラー8番(後部)
 鉛球(エアータンク内、キャブ床下のウエイトに使用、写真参照)

(記)
 モーターはヤフオクで「C57などの…」といううたい文句で600円で売っているものを買い、使ってみました。
 安いものだし、余り期待していなかったのですが、6760に積んでみて満足しています。
 模型でよく使われているマシマなどと比べると、回転数が高く、コアレスモーターに近い感じです。しかも低回転時のトルクも結構あります。
 当鉄道では、簡易自動折り返し運転システムで手放し運転をすることが常ですが、弱いモーターを積んだロコだと、低速走行をするために電圧を下げると、折り返しの発進ができなくなってしまって困ります。ところがこの6760は、低速走行でも確実に発進します。また、長時間走行をしても、モーターの過熱やダウンもなく、安心して勝手に走らせています。見かけや価格によらず、力持ちのようです。

2006/06/25

(写真はありません)

このキットについての雑感
 プライマー乾燥待ちの暇つぶしのひとりごとです。雨も降るし…。
 先達から、スクラッチの難しさと変わらない難物の「鉄模社のエッチングキット」だとか、あれは組むものではなく、キットのまま持っておくものだとかと聞かされていましたが、まさにそんな感じのキットでした。
 スクラッチに比べ、自分で図面とケガキをやらなくていいだけで、切ったり曲げたりは一緒でした。むしろ、設計者の意図を汲み取れない場合など、かえって難しかったです。
 バラキットだと、これくらいのロコで一ヶ月もあれば完成しますが、これにはもう二ヶ月以上かかっています。
 しかしながら、この6760には満足しています。それは、この模型設計の感性の高さを感じるからです。細部では、いまいちの部分が随所にありますが、このプロポーションのよさは素晴らしいです。大正の中型機の雰囲気がよく出ていて、16番でありながら、極力車幅を狭く作っていて、4-4-0の軽やかさもよく出ています。しかも、嬉しいことによく走ります。
 以前組んだ珊瑚のハチロクはエッチングパーツも多用され、走りもよくていいキットですが、なにしろ車幅が広くてハチロクの雰囲気がありません。やたらとディテールアップされた製品が目に付く昨今ですが、これが鉄道模型の進歩と言えるのかなあと考えさせられます。
 しかし、ま、好みの問題でしょうけど…。

2006/06/28

座席
 天気が悪くて塗装が出来ないので、暇つぶしに機関士と助士の座席を作りました。ほとんど見えない所なので、なくても構わないのですが、多少でも重心が後ろに来ることを期待して、鉛で作りました。5×6×9ミリの大きさで、2つで7グラムになりました。
 写真の座席は床に置いてあるだけで、塗った後接着剤で付けます。

2006/06/29


(拡大)


塗装、屋根凹み修正
 相変わらず湿度は高いですが、それでもここ数日に比べると10%も低く、さらに予報ではしばらく天気の回復が望めないようなので、本塗装に踏み切りました。
 幸いエアーブラシから水が出ることもなく、塗装面が白濁することもなく仕上がり、やれやれです。
 塗色は半つや消し黒の一色にしました。
 油性アクリルMR.COLORの黒とつや消し黒を同量混ぜ、シンナーで2〜3倍に薄めてエアブラシで吹き付けました。この6760はキャブの後妻を着脱式にしたので、キャブ内の塗装が大変楽でした。
 黒を塗ると、まっいいかと見逃した表面の凹凸がはっきり見えてしまいます。屋根のベンチレターの後ろにある凹みが目立ってしまいました。たまたま遊びに来た模型仲間にも、「これはいかん。実物の屋根も凹んでいるのもあるが、模型の屋根はへこんではいかん。」と言われてしまいました。(中の写真。上の写真を拡大したものです。)
 やれやれ、シンナーのお風呂行きかなと思いましたが、だめもとで修理を試みました。
 夜、十分に塗装が乾いてから、お尻の丸いガラス棒があったので、それで屋根の内側から押しながら何回も擦っていると凹んでいる部分がだんだんと出てきました。下の写真程度に修理でき、ぱっと見では分からない程度になったので、これでよしとしました。
 ついでに、屋根の塗装面が少し粗いので、コンパウンドで磨いたりしましたが、そのため、ウェザリングしたような風合いになりました。
 火室内のウエイト、キャブ内の座席、テンダーボディー内のウエイトをゴム系接着剤で付けました。

2006/06/30

窓ガラス、石炭
 キャブの前妻のドアの窓と側面の窓(前のみ)にガラスを入れました。
 0.1ミリの透明プラ板を切って、ゴム系接着剤で接着しました。
 テンダーにアダチの石炭を積んで水性アクリル塗料の黒をスポイトで滴下して固めました。アクリル塗料は水で倍ほどに薄め、洗剤を少しだけ混ぜています。
 後で石炭がポロポロ取れてくるのはいやなので、塗料をたっぷり滴下しました。テンダーの組み立てではよくハンダを流しているので、塗料が下に漏れてくるというようなことはありません。
 水性でもあるので、乾燥に一晩はたっぷりかかります。
 テンダーの背が低いので、石炭はてんこ盛りに乗せました。
 先輪とテンダー車輪の輪心も黒く塗るのを忘れていたのに気が付き、あわてて筆塗りをしました。

2006/07/01

ナンバープレート、総組み立て
 最後の仕上げにナンバープレート「6804」をゴム系接着剤で付けました。6804は「機関車の系譜図」に写真のあった車両です。
 ナンバープレートは、塗装後、よく乾いてから砥石で磨き出しました。磨き出したままだと真鍮色がだんだんくすんで来るので、上からプライマーを筆塗りしておきました。
 全体を組み立て走らせたところ、問題は出ませんでした。完成です。

2006/07/02











完成、記念写真
 いつものようにベランダへ出て、記念撮影をしました。
 4月の中旬から着手し、ほとんど毎日工作をしながら2ヶ月半かかってしまいました。
 苦労の多かったキットですが、それだけに かわゆーい!

 テンダーの床の高さがキャブの床の高さよりかなり低くなってしまったのと、テンダーの側板がよれよれになってしまったのが気になりますが、プロポーションがいいのと走りがいいので大変気に入っています。ご自慢の一品です。