6760組立日誌(11)

*写真をクリックすると大きく見えます。

    

2006/06/04







給水管(?)、冷却管
 実物の写真を一生懸命見ましたが、給水管らしきものが見当たりません。ただ、非公式側のハンドレールの上にパイプがキャブから煙室まで付いています。給水管にしては細ようにも思います。知識不足でよくわかりませんが、とりあえず外観だけ似せて、非公式がわのパイプを0.6ミリの真鍮線で付けておきました。
 キャブ妻板には給水管を付けるつもりで大きい穴を開けていましたが、公式側は単にハンダで塞ぎ、非公式側もこの細い0.6ミリの真鍮線を通してハンダで塞ぎました。
 冷却管は0.5ミリの真鍮線で作りました。
 板の上に0.8ミリ径の釘を2本、22ミリ間隔に打ち、頭を切ってこれを冶具として、真鍮線を等間隔に曲げました。一回曲げると釘から外して掛け替え、次のコーナーを曲げます。以前は何本も釘を打ち、複雑な作業をしていましたが、この頃は、冷却管の曲げは2本の釘で間に合わせています。
 支えは0.8ミリの真鍮板で作り、先に支えの足をランボードの穴に挿してハンダ付けし、次に支えに曲げた冷却管をハンダ付けしました。こうしないと、足の間隔とランボードに開けた穴の間隔とが合わなくなります。(汗)
 心配していた逆転棒との干渉はなく、うまく収まりました。蒸気管が冷却管に当たるので、蒸気管を少し内側に曲げました。
 冷却管を付けたついでに、関連のエアーパイプのパイピングを済ませました。
 どうやら、火室下部のサイズを少し前に長くしたインチキは、この冷却管で目立たなくなったようです。やれやれ。

後日記(6/06)
 給水管(?)の正体がわかりました。先達からメールをいただき、非公式側のハンドレール上のパイプは通気管であることを教えていただきました。絶気運転中、排煙のためブラストの代わりに蒸気を送り込んでやるパイプだそうです。納得しました。

2006/06/05

ハシゴ
 ハシゴは空制化前は砂ドームの前にあったのですが、エアーコンプを付けたために砂ドームの後ろに付きます。
 もとのエッチングパーツでは、冷却管をまたぐ分、サイズが合いません。それで、0.3ミリの洋白板でハシゴのアーチ(枠)を作ることにしました。もとのハシゴの左右の幅は22ミリですが、わが6760のは25ミリ幅になります。
 うまく収まるか心配なので、型紙を作って現物合わせをしてみました。単純に12.5ミリの半径でアーチを作ってやれば、ハンドレールや上部の踏み板ともうまく合うことがわかりました。ハンドレールは後で入らなくなるといけないので、この段階でセットし、ハンダ付けしました。
 ハシゴの横棒は0.4ミリの洋白線です。
 枠そのものの幅は0.9ミリに仕上げました。横棒の穴を0.5ミリで開けたので、その横に0.2ミリづつでつながっているだけです。0.5ミリの穴を開けた後、1.5ミリほどの幅で糸鋸で切り出し、ヤスリで0.9ミリまで削って細くしました。私の腕では、この辺が限界かな?
 ハシゴ枠の内法が4ミリなので、2ミリのベーク板2枚を重ねたものを冶具として間に挟んでハンダ付けして組み立てました。
 先に、踏み板をボイラーの頂上にハンダ付けし、組み立てたハシゴを、ランボードに開けた穴に挿してハンダ付けしました。足と踏み板の部分をハンダ付けすると、極めて丈夫なものになりました。踏み板はそのままボイラーに付けるとハシゴ枠との間に隙間ができるので、0.7ミリの真鍮板をボイラーとの間に挟みハンダ付けしました。
 なお、ハシゴ枠の厚みや幅はかなりオーバースケールですが、これくらいのもののほうが、模型としてバランスがいいようです。スケール通りに作ると、黒く塗るとまるで存在感がなく、魅力がありません。模型設計って難しいものですね。

2006/06/06



煙室ステップ、空気管、テスリ、キャブ後ステップ
 0.4ミリのエッチング板からステップを切り出し、煙室側面(サドルの前)にハンダ付けしました。
 公式側のランボードの下に0.5ミリの洋白線で空気管を付けました。支えは0.2ミリの真鍮板を帯に切ったものです。シリンダーブロックの部分は、シリンダーブロックの上部がアールになってランボードとの間に隙間が開いているので、そこを通すように少し上に曲げてあります。
 キャブの窓下と後角にテスリを付けました。0.4ミリの洋白線で作りました。いつものとおり、0.5ミリ厚の紙を挟んでハンダ付けしました。うまい具合に後妻が着脱できるので、ネジをはずして取り、テスリのハンダ付けをしました。
 後妻を外したついでに、壊れるといけないということで後回しにしていたキャブの後ステップを付けました。
 エッチングパーツを切り出し、キャブ後妻にハンダ付けしました。妻板の断面にイモつけするだけなので、壊れないように0.5×0.5の真鍮角線で補強しました。
 キャブの中の床板とは、ちょうど面一に仕上がりました。

2006/06/07

煙室扉(1)
 エッチング板には煙室扉として、0.4ミリ厚の一枚のパーツが用意されていますが、これでは厚さが足りないので、1ミリ板を足して重ねてハンダ付けし、1.4ミリ厚の扉にします。センターに1.4ミリのネジ穴を開け、ヤスリで丸くした後、2枚重ねてドリルレースで仕上げました。
 また、位置決め用に、一番裏側の煙室の内側に入る0.5ミリの板も作りました。
 妻板はエッチング板のパーツをそのまま使います。ハンドレールノブ用の穴を開けて切り出しました。 

2006/06/08



煙室扉(2)
 妻板、扉をハンダ付けし、蝶番とナンバープレート台を付けました。蝶番はエッチングパーツは使わず、0.2ミリの真鍮板と0.4ミリの真鍮線で作りました。リベットも表現しておきました。
 ナンバープレートの台は0.8ミリの真鍮板を削って扉の丸みに合わせ、蝶番を逃げて扉にハンダ付けしました。
 扉の丸ハンドルはエッチングパーツがありますが、格好よくないので、0.3ミリの洋白板で十字を作り、まわりに0.4ミリの真鍮線を丸くしたものをハンダ付けして作りました。
 棒ハンドルは0.5ミリ真鍮線の端を叩いて潰し、0.5ミリの穴を開けました。
 センターのシャフトは、ドリルレースしたときのシャフトの先を細くしてそのまま使いました。
 ハンドレールは0.4ミリの洋白線を丸くして使いました。ハンドレールノブはキットに付いていたものを使いましたが、そのままでは余りに大きいので、せめて長さだけでも縮めようと、足の太くなっている部分を削り取り、妻板の穴に埋め込むようにしました。3.0ミリの高さが2.4ミリになりました。6本の高さを揃えるのが大変でした。
 生地で見ると、随分ごっつく感じますが、黒く塗ればそれほどでもないと思います。
 煙室扉をボイラーに止めるバネ板は、0.2ミリの燐青銅板で作りました。裏から1.4ミリナットで止めています。
 今日はなんだかえらく頑張って、二日分ほどの工作をしてしまいました。こういう細かい造形も結構好きなんでしょうねえ。

2006/06/09



ドレンコック
 後回しにしていたシリンダー下のドレンコックを付けました。0.7ミリの真鍮線と0.9ミリの真鍮パイプを組み合わせてハンダ付けし、0.7ミリ真鍮線に糸鋸で入れた溝に0.3ミリの洋白板で作った引き棒をはさんでハンダ付けしました。
 0.9ミリのパイプはカッターナイフで転がして切りましたが、そのまま切るとパイプが潰れたり、切った瞬間にどこかへ飛んでいってしまったりするので、中に0.7ミリ真鍮線を通して切りました。

2006/06/10



ウエイト
 4-4-0の宿命で、尻軽になってしまうので、その対策に、火室の中のモーターの上の隙間にぎりぎりはいる鉛のウエイトを作りました。
 紙粘土で原型を作り、それを採寸して鉛の型を紙と木で作りました。
 台所のガスコンロで鉛を溶かし、紙の型に流し込みました。
 火室の中に収まるように削り、ゴム系接着剤で火室の天井に貼り付けますが、接着は塗装後にする予定です。
 ボイラーの前部には空間があるのですが、そこにウエイトを積むと、かえって第2動輪への荷重が減ってしまうので止めました。
 台枠の中のモーターの下に若干空間があるので、ここに合う鉛のウエイトを作り、動輪押さえ板に付けました。台枠の穴が塞がりますが、やむをえません。
 実は、エアータンクにも削って出来た隙間から、粒状の鉛球をはいるだけ詰めてみましたが、わずか5グラム増えただけでした。わざわざプラモデル店へ買いに行った鉛球なのに。(笑)
 テンダーのウエイトは以前に作っていたものを使います。
 テンダーのウエイトは牽引力には何の貢献もなく、むしろ文字通りお荷物になるだけですが、集電能力(車輪とレールの接触)を高めるのには大いに役立ちます。車体が重いと、車輪のタイヤ面に付いた汚れを押しのけるようで、なかなか汚れません。
 豊後鉄道は坂道はないので、平気で重めのウエイトを積んでいます。