ピーコック組立日誌(1)

*写真をクリックすると大きく見えます。

      

2003/10/09

キット購入
 珊瑚の5500(ピーコック)を組むことにしました。
 先月末に、岡山模型店から届いていたのですが、前作のファウラーが意外に手間取り、今日の着手になりました。
 今までは、全て空制化後の形にしていましたが、今度は1850同様、色塗りにしたいと思い、そうすると、やはり原形が似合うので、原形で組むことにしました。
 岡山模型店の赤木さんの送り状に、エンジンもテンダーも先台車も3点支持に改造したほうがいいと思うよ、とのアドバイスがあったので、少々プレッシャーを感じながら、その方向で考えています。
 最初に組んだ乗工社のネルソン(6200)が、同じ4-4-0の三軸テンダー機なので、それを参考にして足回りを考えたいと思います。うまくいきますかどうか…。

2003/10/10





フレーム(1)
 フレーム、動輪、押さえ板、フレーム内のウエイト、サイドロッド、メインロッド、クロスヘッドが仮組みしてあります。
 机の上で転がすと、軽く転がります。位相合わせOKです。
 さて、3点支持に挑戦です。前後の動輪をイコライザーで結んで左右2点、先台車で1点にします。
 せっかく組んであるフレームですが、このままでは、前後の動輪を結ぶイコライザーが付けられません。後ろのスペーサーが邪魔です。スペーサーはフレームにカシメて止めてあるので、フレームの外側から、2.5ミリのドリルの刃でカシメ部分を揉んで取り去り、外しました。
 外したあと、穴が開いているのはまずいので、3ミリビスを削って穴にねじ込み、ハンダで固定し、ヤスリで整形しました。
 4-4-0は、どうしてもお尻が軽くなるので、フレーム内のウエイトは大事なのですが、イコライザーの取り付けを優先し、とりあえず外しておきます。出来れば、なんとか積みたいとは思いますが…。

2003/10/11

フレーム(2)
 スペーサーをイコライザーの支点にします。
 イコライザーは0.5ミリの真鍮板で作りました。イコライザーが入る隙間を0.6ミリとし、スペーサーを元の長さより1.2ミリ短くしました。
 スペーサーは中心に2.0ミリのタップを切り、2ミリビスでフレームの外側から止めます。
 フレームの前後の動輪の中間点に2ミリの穴を開け、ここにスペーサーを止めます。
フレームの穴は、ビスの頭が埋まるように、お皿に揉んでおきました。
 イコライザーの当たる支点には、外径3.0ミリ、内径2.2ミリの真鍮パイプを輪切りにして、厚さ0.6ミリのブッシュを作り、ビスにはめることにします。
 今日は、パーツ作りで終わりです。

2003/10/12





フレーム(3)
 軸受けを可動させるために、軸受け守を上へ1.0ミリ広げます。しかし、そうすると、その上の部分が2.0ミリしかない細いフレームになり、特に第1動輪の軸受け守の上が強度上心配なので、先に、1.0ミリの真鍮板でコ形の補強板を作り、その上にハンダ付けしました。もちろん、床板やギヤボックスに当たらない寸法にしました。
 軸受け守をヤスリで削って、上へ1.0ミリ広げました。
 スペーサーをブッシュで挟み、1.4ミリの皿ビスで左右から止めました。
 イコライザーを、現物合わせで、軸受けがフレーム下端から0.5ミリ上がるように整形しました。
 動輪押さえ板のビス穴を、新しいスペーサーの位置に合わせて開けなおしました。
 イコライザー、動輪、動輪押さえ板、ギヤボックスを組んでみましたが、いいようです。
 動輪が2軸だと、動輪を可動式に変更しても、サイドロッドを作り直す必要がないので楽ですね。
 ただし、これで車高を0.5ミリ下げたわけで、これが原因で、先台車やその他にどのような影響が出るかわかりません。ぶっつけ本番の行き当たりばったりです。

2003/10/13







先台車
 キットは動輪が固定のため、先台車は上下にも動く設計です。しかし、ここでは、先台車が3点支持の1点になるため、上下には動きません。勿論、左右には動きます。
 普通、フレームと上回りを止めるビスを先台車のセンターピンにすることが多いようですが、このピーコックは、上回りを止めるビスと先台車のセンターピンの位置が1ミリほどずれています。そこで、元の心向棒をそのまま使い、先端が動かないように、フレームの下にはまり込む支えを、0.5ミリの真鍮板で作りハンダ付けしました。
 先台車の横動のために、マクラバリのセンターの3ミリの穴を長円に加工し、センターピンが横にずれることが出来るようにしました。普通、長穴は円弧を描くように開けますが、マクラバリの幅がないので、直線にしました。シリンダーブロックとの関係などで問題が生じた場合は、その時に自作すればいいと考え、とりあえず、これでいきます。
 先台車の復元バネは、0.3ミリのピアノ線を心向棒と共にスペーサーに止め、先端を、台車マクラバリにハンダ付けした真鍮板(0.5ミリで作成)の穴に通してあります。
 組み上げてみて、先台車のセンターピン支えの高さを調節して、フレームの水平を出しました。センターピンの高さは心向棒を支えている真鍮板を少しずつ削って合わせました。
 先輪とフレームとのクリアランスも確保されており、車高を0.5ミリ下げたことによる不具合は、この部分ではなさそうです。
 ところで、先台車そのものの3点支持についてですが、さてどうしたものかと思い、乗工社のネルソンを見たところ、なんと、固定式ではありませんか。
 動輪にイコライザーを付けたので、それだけでレールとの接触は2点確保されており、先台車が固定式でも、さらにもう1点は接触することになるので、集電については心配ないと判断し、先台車の可動はやめました。
 なお、先台車のフレーム、イコライザー、板バネ、軸受けなどはロストワックス製で1体成型ですから、楽です。軸穴をきれいにさらってやるくらいです。