ハドソン改造日誌(5)

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2006/03/02






組み立て、調整
 塗装も終わったので全体を組み立てました。
 動輪をフレームに組む時に、気になっていたコイルスプリングの強度を変えました。スプリングが強すぎて、ほとんど動輪は押さえ板に張り付いた状態になっていました。そこで、スプリングをワイヤーカッターでカットし、自重で少したわむ程度にしました。
 ところが、組み上げてロコを眺めていると、どうも前下がりになっています。ランボードの高さを測ってみると、やはり前端と後端では1ミリの差がありました。重量分布を調べてみると、重心は第1動輪と主動輪の中心付近にあります。このために前下がりになっていたことが分かりました。
 モーターの回りにウエイト(釣用の鉛板)を接着剤で貼り、後部の重量を増やしました。ほぼ主動輪の位置に重心が来るようになり、ランボードも水平になりました。
 さて、いよいよレールでの試運転ですが、いきなりカーブでショートしてしまいました。調べてみると、先輪がシリンダーの尻棒に当たっています。尻棒を取り外して、内側半分を削ってみましたが、それでも当たります。尻棒なしで走らせてみましたが、やはり締まらない感じがして我慢ができません。結局、0.1ミリ厚のプラ板(商品の包装カバー)を尻棒の内側にロックタイトで接着し、何とかショートから逃げました。
 どうして塗装前にこのショートの現象が出なかったのかわかりません。もしかしたら、一方向でしかカーブ走行をさせなかったのかもしれません。どうも、このロコの改造工作は、へまばかり続きます。
 ショートはしなくなったものの、先輪が尻棒に当る状態なので気持ちが悪く、先台車に復元バネを付けて、ロコの頭がいくらかでもカーブの外に突き出るのを押さえました。これで、ほとんど先輪は尻棒に触れなくなりました。
 復元バネは0.3ミリ真鍮板に0.25ミリの燐青銅線をハンダ付けし、先輪押さえ板の止めネジに止めました。燐青銅線で先台車のセンターピンを挟んでいます。燐青銅線は福岡では入手しにくいので、横浜の同好の士、溝口さんに調達していただきました。
 まだ少し走りが重いですが、当面この状態で慣らし運転を続けてみたいと思います。

2006/03/03













デカール(2)、完成
 キャブの側面とテンダーの後面に「602」のナンバーを、テンダーの側面に「BUNGO R.R.」を貼りました。キャブの下の小さい数字は、トラに付いていたインレタを貼り付けました。数字に意味はありません。雰囲気だけのものです。
 いつもの丸豊マークは、このバタくさいロコには似合わないので、貼りませんでした。
 文字の大きさを何種類か作ってもらっているので、最適なものを選びました。
 デカールが乾いてから、上から半つや消しのクリヤの油性アクリルをエアブラシで軽く吹いておきました。
 なお、このロコは、最新型の急客機なので、ウエザリングは差し控えました。
 いつものように完成記念に、ベランダで記念撮影をしました。

 3年前、アダチのC62のバラキットをフリーのハドソンに仕上げましたが、中途半端なフリー化のため、いまいち納得できない出来栄えでした。
 一通り、色々なロコを経験したところでこのハドソンを思い出し、手を加えたいと考えていました。たまたま写真集を見ていて、ニュージーランドのKa942号機の写真が目にとまり、この風貌にチャレンジすることにしました。
 C53やC55の流線型タイプはあまり好みではないのですが、なぜかKa942には惹かれました。完成して、走る姿を見ていると、なかなかいいじゃないかと自分ひとりで納得しています。
 Ka942は動輪が4軸だし、直径も小さく車高も低くて、もっと精悍な感じがしますが、このカウリング・ハドソンも、おおらかでいいでしょ。

 このハドソンの顔であるフロントカウルのメッシュや燐青銅、洋白線など、その調達は溝口さんに大変お世話になりました。また、いつものようにデカールを小倉工場さんに作っていただきました。いい模型仲間に恵まれて、幸せです。

2007/06/08

追加工作・ギヤケースの鳴り
 ギヤケースの振動、共鳴の発生は微妙で、昨年3月の完成当時は静かに走行していたものが、しばらくしてギヤケースがある速度のときに共鳴するようになりました。やむなくボイラーとギヤケースの間にスポンジを挟んで押さえていましたが、このたびのアメリカ型コンソリの工作でギヤケース鳴りが解決できたので、同じ方法でこのハドソンのギヤケース鳴りを押さえることにしました。
 寸法、形状ともにコンソリのときのものとほとんど同じです。08ミリの真鍮板でギヤケースの腕を作り、ギヤケースの上面に付け、腕板の先を0.5ミリの真鍮板で作りモーター取り付け板にハンダ付けした腕板支えの穴に差し込んでいます。支えと腕板が接触する部分には1ミリ厚のゴム板を挟みました。
 コンソリと違うのは、ギヤケースの材質がコンソリのものは真鍮板をプレス加工したものだったので簡単に腕板をハンダ付けできましたが、このハドソンはアダチのキットがベースなのでホワイトメタル製のギヤケースで、低温ハンダでハンダ付けを試みてみましたがうまくハンダが流れず、無理をするとホワイトメタルを溶かす心配があったので、ハンダ付けはあきらめ接着剤で付けました。
 走らせてみると、静かに軽快に走ります。とりあえずはいいようです。