シングルドライバー製作日誌(2)

*写真をクリックすると大きく見えます。

S.D.製作日誌(1)に

2003/12/26

動輪・タイヤ(3)
 非絶縁側の中間層が0.3ミリ、外層が0.5ミリ、計0.8ミリです。(現実には、間に隙間が空いたりして、もう少し厚くなっていますが。) それで、絶縁側の中間層を0.2ミリの紙、外層を0.3ミリの真鍮板を2枚重ね、計0.8ミリとすることにしました。外層を0.5ミリ一枚で作るつもりでしたが、継ぎ目が突合せのハンダ付けでは、強度不足になると考え、やめました。
 ちょうどよい寸法に仕上がりました。ただし、案の定、絶縁部分がゆるゆるで、すぐに抜けてしまいます。フランジを付けた後、瞬間接着剤をしみ込ませて固定するつもりです。
 写真右が絶縁側で、裏から見たところ、左が非絶縁の表側です。

2003/12/27

動輪・フランジ
 冶具の穴の中に0.3ミリの真鍮線の輪を入れ、車輪を少し持ち上げる形で裏向きに入れました。冶具から0.7ミリはみ出した状態で、フランジになる0.8ミリの真鍮線を巻いてハンダ付けしました。
 絶縁側(写真右)は、ハンダ付けしたあと、挟んでいた紙が汚れたので、きれいなものと交換し、ロックタイトをしみ込ませて固定しました。

2003/12/28

シリンダーブロック・パーツ作り(1)
 動輪は、ウォームギヤが届かないと先へは進めないので、次にシリンダーブロックを作ることとしました。
 シリンダーの側板は、4-4-0を作った時に使った外径7ミリの真鍮パイプです。前妻、後妻、シリンダー前蓋、後蓋、上板、底板は全て0.5ミリの真鍮板です。
 ピストン棒が通るパイプは外径2.2ミリ内径1.5ミリの真鍮ですが、スライドバーを付ける時のガイドの役目をするので、長くしてあります。後で切ります。
 前蓋、後蓋には、六角ボルトを表現する0.5ミリ真鍮線を植えるための穴を開けておきました。
 底板には、ブロックをフレームに付けるための1.4ミリビス用のねじ穴が切ってあります。

2003/12/29

シリンダーブロック・パーツ作り(2)
 昨日の続きでパーツ作りです。
 スライドバーは0.5ミリの洋白板を2枚重ねてハンダ付けしました。1ミリの真鍮板をガイドにヤスリがけし、断面を1ミリ四方に仕上げました。これも、とりあえず少し長めに作ってあります。現物合わせの世界です。まともな図面はひいていません。
 0.5ミリの板2枚を重ねてハンダ付けすると1.0ミリになるかというと、なりませんね。1.1〜1.2ミリになります。したがって、厚みもヤスリがけで合わせなければいけません。スクラッチをやってみると、いろいろ気づくことが多いです。
 昨日作った後妻、シリンダー側板に、スライドバーを取り付けるための欠き取りを作りました。

2003/12/30



シリンダーブロック・組み立て
 まず。左右のシリンダーに前後の妻板をハンダ付けですが、平面と直角を正確に出すように気を付けました。
 ピストン棒を通すパイプを前後の妻板の穴に通しておいて、シリンダーの前後の蓋をハンダ付けし、底板、上板の順に付けました。
 スライドバーはパイプと平行になるように、四角い断面が傾かないように気をつけてハンダ付けしました。シリンダー、後妻、後蓋に欠き取りを作って差し込んでいるので、強度は充分です。
 最後にボルトを表現する0.5ミリ真鍮線を植え込みました。真鍮線を長いまま、シリンダー蓋の穴にハンダ付けし、長めにカットしたあと余分なハンダをキサゲ、丁度いい長さまでヤスリで削りました。この工作は初めてやりました。難しくはないのですが、キサゲと、やすった後の真鍮線の頭のバリとりが面倒ですね。

2003/12/31

フレーム・パーツ作り
 1.0ミリの真鍮板から、左右のフレームや梁等のフレーム関連部材を切り出しました。切る前に、動輪の穴やシリンダーブロックを止めるビス穴、動輪押さえ板、ドローバーを止める1.4ミリのビス穴などを開けておきました。
 フレームは、糸鋸で切り出した後、左右を重ねてハンダで仮付けし、一緒に整形しました。

2004/01/01

フレーム・組み立て
 いつものように、アルミ角パイプを冶具に使って、平面と直角を出してハンダ付けしました。
 フロントデッキパネルは、シリンダーブロックを止める板をも兼ねているので、フレームにハンダ付けする時には、逆にシリンダーブロックにビス止めしてシリンダーブロックをフレームにセットして位置を決めました。おかげで、やさしく水平が出せました。

先台車センターピン
 先台車は手抜きをして、アダチのTR20を使います。
 センターピンは2ミリビスにナットを適当に入れて済ませる積りでいましたが、一番長い2ミリビスでも長さが足りなかったので、作りました。
 内径1.6ミリのパイプの内側に2ミリのタップを切るのですが、パイプがうまく保持できずに回ってしまいます。やむをえず内径を1.8ミリに広げ、抵抗を小さくしてタップを切りました。ネジの溝が浅くなりましたが、問題ないようです。
 2ミリビスをカットし、パイプに1ミリだけ入れ、ハンダ付けしてあります。台車の側は、1ミリ厚のワッシャを挟んでパイプに、台車に付いていた段付きネジをネジ止めです。
 このセンターピンが、上回りを止めるビスにもなります。

2004/01/02





フレーム・動輪押さえ板など
 動輪押さえ板、担いバネ、ブレーキシュー、テンダードローバー兼フレームを作りました。
 全て1.0ミリに真鍮板です。
 担いバネは、動輪のスポークの間から見えるだけなので、おおざっぱな形にしか作っていません。動輪の軸がフレームの上のほうになるので、下に動かないように担いバネの中心から上へ板を伸ばしてあります。
 ブレーキシューは、4-4-0の時にてこずったので、今回はできるだけ板から切り離す前に整形し、さらに2個に切り離すのもできるだけ後にして、指でつまんで整形できるように工夫しました。
 ブレーキシュー吊りの下端に0.8ミリの穴をあけ、0.8ミリの真鍮線でブレーキ梁を作りました。これで強度は充分になりました。
 写真中の奥の板は、テンダーのドローバー兼フレームです。
 テンダーはエンジン側から完全には独立せず。従台車のように首を振るだけにします。さらに、テンダーをエンジン側のフレームの尻にぶら下げ、動輪にしっかり重量が加わるようにする予定です。そのため、ドローバーとフレームに強度が要求されるので、1ミリ板の一枚物で作りました。