2E2テンダー機製作日誌(19)

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2004/11/06

(写真なし)

塗装(2)スーパーブラック
 プライマーの生地への固着を強くするために、もう少し日にちをおきたいと思っています。
 今日は、本塗装に使う塗料のテストを行いました。
 塗料は、油性アクリルのMr.COLORを使います。いつもは黒とつや消し黒とを同量混ぜて半つや消し黒にしていますが、今回は、近所のプラモデルの名人の薦めで、スーパーブラックを使うことにしました。
 比べてみると、スーパーブラックは確かに普通の黒より黒いです。普通の黒はわずかにグレーですが、スーパーブラックは漆黒という表現がぴったりの真っ黒です。
 テストで、スーパーブラックに少量のフラットベースを混ぜ、真鍮板のハギレに吹いてみました。つや消しにすると、ストレートのときほど、黒とスーパーブラックとの差は感じませんが、やはり少し違います。蒸気機関車の色としてどちらがいいかは好みの分かれるところでしょうが、今回はスーパーブラックを使うことに決めました。ハギレに塗るのと大きい面積を塗るのでは、また感じが違うので、ちょっと冒険です。
 写真ではその差を表現できませんので、省略します。

2004/11/09

塗装(3)本塗装(1)
 もう、プライマーの乾燥もいいだろうし、絶好の塗装日和なので、朝からベランダへ出て、塗装を始めました。
 11/06に作った半つや消しの黒を使っていい調子で吹いていたのですが、一回目を吹いたところで10mlのビンがほとんど空になってしまいました。最近、全体を黒で塗ることがなかったのと、この2E2が飛びぬけて大きいのとで、目算が狂いました。
 昼からもう一度重ね塗りをする時に、スーパーブラックにフラットベースを混ぜて半つや消し黒を作り直しましたが、今度はフラートベースの量を多くしすぎたようです。
 それに、テンダーの上面の塗りが薄く、隅の部分が真鍮色が少し透けて見えるような感じがすることもあって、明日、もう一度、重ね塗りをしたいと思います。上回りとシリンダーブロックのみ、フラットベースをおさえてやってみます。
 下回りにとってはちょうどよいつや消し具合なので、このままにします。
 つや消しは、フラットベースの量だけではなく、シンナーの量や塗りの厚さ、エアブラシと対象物との距離、エアーの量などによっても結果が変わってくるので、難しいですね。試行錯誤の連続です。

2004/11/10

塗装(4)本塗装(2)
 上回りのみ、重ね塗りをしました。
 フラットベースのさじ加減は、テンダーの床板の裏を使って試し塗りし、調節しました。
 まず、テンダー上面の塗り足りない所を集中的に塗って、あとはエアブラシのスロットル全開で、ブアーっと盛大に吹きました。エアブラシの塗料のノズルはいつも絞って使っているのですが、今回は全開しました。車のアクセル全開と同じく、快感であります。ただし、塗装ブースの吸い込み力の限界を超え、もうもうと霧が立ち込めました。体に悪そうでした。
 テンダーの上面も太陽光を当てても、真鍮色は見えなくなりました。
 また、上回り全体に、半つや消しの黒のつやが少し強くなりました。こんなところでちょうどいいかと思います。
 スライドバーやドローバーに貼ったマスキングテープだけは剥がし、あとは完全に乾くのを待って一晩置きます。

2004/11/11

組み立て
 ピストン棒やロッドピンの頭など、真鍮色のままなのに気が付き、Mr.メタルカラーのクロームシルバーを塗りました。乾いてから綿棒でこすると、ちょうど洋白に似た色合いになりました。アイアンだと黒すぎるし、アルミだと白すぎるようです。
 カマに真鍮磨きだし表現のために外していた安全弁をねじ込み、ヘッドランプに近所のバイクモデラーに作っていただいたプラのレンズをはめ、そして全体を組みました。
 忘れずに、テンダーにもハンダで作ったウエイトを床板の上に貼り付けました。
 やはり真っ黒けはいただけないので、赤いナンバープレートやメーカーズプレートを付けたいのですが、調達に見通しが付いていません。そう言えば、前作の4−4−0タンク機もプレート類を付けないままの状態で放置していました。なんとかしなくては。
 とりあえず、テスト走行をしてみましたが、塗装前と変わらない走りをしてくれました。

2004/11/12












完成、ナンバープレートなど
 テンダーに、カツミ製の石炭を積み、黒の水性アクリル塗料を薄めたものを滴下して固めました。これも乾くのに一晩かかります。石炭の形は、ふた山にしてみました。
 これで、とりあえず完成です。後は、プレート類を付けるのみです。
 例によって、ベランダで完成の記念写真を写しました。

あとがき
 着手から完成まで、5ヶ月を要しました。いままで、3ヶ月かかったことがないほどの粗製濫造が得意の私としては、異例の長さです。粗製濫造の程度は、口の悪い先達から「戦時中の機関車工場」と呼ばれていたほどです。
 2年余り前にキットの組み立てから始めたブラスモデル製作ですが、このロコを作って、なんだか、ひとつの山を登ったような気分がしています。小さい山なんですけど。
 車輪、ギヤ、ギヤケース、モーター、カップラーは購入し、他はほとんど素材から作りました。細かいパーツなども、結構その気になれば作れるものだと思いました。東京あたりに住んでいたら、きっと、パーツ探しに模型やさんめぐりをしていたでしょうが、地方にいると、通販の注文を出すのも面倒で、つい自分で作ってしまうという状況でしたが、これがかえってよかったのかも知れません。
 ホームページを見ていただいた方々から、いろいろアドバイスやアイデアをいただき、おかげさまでいいものに仕上げることができたと喜んでいます。特に、図面を引いてくださった熊さん、テンダーの軸配置を提案していただいた川瀬さん、ヘッドランプレンズの製作と塗装などのアドバイスをいただいた柴田さん、ありがとうございました。

 さて、次は何をつくりましょうか?

2004/11/30 追記
ナンバープレートなど
 ナンバープレートなどを貼ったので、写真を差し替えました。
 プレート類を付けないまま走らせていましたが、やはり物足りなく、さりとてプレート類の適当な入手の方法も見つからないので、今までキットの箱の中に残していたプレート類を探してみました。
 超大型機なので、大きいナンバープレートを探していたところ、キュウロクに付いていた「69610」を見つけました。そのままでは、いかにもキュウロクのプレート丸見えなので、エイヤッとひっくり返し、「01969」にしました。ドイツの機関車みたいですけど、まあ、ないよりうんといいでしょう。
 キャブにはこれもキュウロクのキットに付いていた札差を付けました。
 テンダーには、KKC仲間の溝口さんからいただいたメーカーズプレートを付けました。
 煙室の横にはHOeのボールドウィンのものを貼り付けました。
 ナンバープレートなどの黒塗りだったものはシンナーで剥がし、プライマーを筆塗りした後、赤の油性アクリルを吹き付け、固形の研磨材で磨ぎ出しました。札差だけは黒のままです。