2E2テンダー機製作日誌(13)

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2004/09/19

安全弁、汽笛
 もう、上回りをひっくり返しての作業もあらかた済んだので、安全弁と汽笛を付けました。
 安全弁は2ミリの真鍮線で作りました。得意のドリルレースで削りましたが、二つ並べてみると、微妙に違いますね。いいことにしてください。ボイラーには1.4ミリのネジを切って、ネジ止めです。これは、塗装時に外して、真鍮磨きだしにするつもりです。
 汽笛は、はじめ、真っ直ぐにおっ立てるつもりでおりましたが、それでは大幅に高さ制限を越えてしまいます。そこで、ボイラーに汽笛取り付け台を付け、それに斜めに汽笛を付けました。
 取り付け台は2ミリの真鍮線をドリルレースで成形し、手動バルブも表現してみました。
 汽笛は1.8ミリの真鍮線をドルルレースし、てっぺんの笛の部分はヤスリで削り、多調音が鳴るように見せました。(ほとんど自己満足の世界です。)
 汽笛本体と取り付け台は、双方に0.8ミリの穴を開け、0.8ミリの真鍮線を通した上でハンダ付けしました。双方の接合部分は平らに削っています。
 汽笛本体に0.5ミリの穴を開け、そこに0.5ミリ真鍮線で作ったレバーを刺してハンダ付けしました。ついでにおまけで、レバーからキャブに引き紐を付けました。0.2ミリのピアノ線です。
 取り付け台は、ボイラーにネジ止めしたあと、少しゆるいので、ボイラーの内側からハンダ付けしてしまいました。汽笛は磨きだしはしません。
 簡単に作って、はしごにかかろうかと思っていましたが、汽笛がやっかいなことになったので、今日はこれだけでおしまいです。

2004/09/20

圧縮空気分配弁
 非公式側のキャブの下は、太いパイプが通っていて見栄えがいいのですが、公式側のキャブの下は空っぽです。それに、このままでは雨樋を付けても、すぐ壊れてしまいそうです。 そこで、公式側のキャブ下に圧縮空気分配弁を付けることにしました。これが、非公式側のパイプと並んで足代わりになって、上回りだけでもしっかり立ちます。
 エンドビームは、キャブにもフレームにもビスで止めてあります。いままで、エンドビームはフレームに固定し、上下を外すときには、キャブとエンドビームのビスを外していました。しかし、分配弁を付け、雨樋のサポートもするとなると、キャブとは離せなくなります。どちらもハンダ付けしていなくてよかったです。今回、分配器を付けるとドライバーが届かなくなるので、エンドビームをキャブの床板にハンダ付けしてしまいました。
 この際、エンドビームをフレームに止める1.4ミリビスを、普通の頭のタイプのものから皿ネジに代えました。もちろんエンドビームの穴は皿もみしました。ほとんどエンドビームと面一に埋まり、目立たなくなりました。
 分配弁は複雑な形状をしているので、3つの部分を別々にドリルレースで作り、それらを合わせて組み立てました。4ミリの丸棒1つ、2.5ミリの丸棒2つを削りました。ほかに0.3ミリ真鍮板で台座を作ったり、1×1の角線を貼り付けたりしました。
 ハンダ付けだけで組むと難しくなってしまうので、2.5ミリ丸棒に0.8ミリの穴を開け、そこに4ミリ丸棒の細く削った先端を差込みました。さらに2.5ミリ丸棒にもうひとつ0.8ミリ穴を開け、他の2.5ミリ丸棒にも0.8ミリの穴を開けて、0.8ミリの真鍮線を刺してつなぎました。こうすれば位置決めが簡単に出来、しかも後からのハンダ付けの時に熱が回っても動かないで止まっています。
 エンドビームへの取り付けは、0.3ミリの真鍮板でL形の取り付け板を作り、分配器の台座をハンダ付けしたあと、エンドビームへハンダ付けしました。
 0.5ミリ真鍮線でパイピングをすると、それらしく見えるようになりました。

2004/09/21

雨樋、エアーフィルター
 キャブの雨樋とエアーコンプレッサーのエアーフィルターを付けました。
 雨樋は0.4ミリの洋白線です。左右とも、下は給水管と同じ高さまで下ろしました。
非公式側は給水管にハンダ付けし、公式側は昨日付けた分配器の取り付け板に雨樋の支えを付け、補強しました。支えは0.5ミリの洋白線で作りました。先だけ半分削って丸め、そこに雨樋を通しました。
 これで、上回りのみを工作台に乗せても、ギッコンバッタンしなくなりました。はしごを付ける時に、工作しやすいと思います。
 この支えが出来ると、エアーフィルターを下げても壊れないので、ここで付けることにしました。
 4ミリの真鍮丸棒をドリルレースで削りました。コンプレッサーから吊り下げているパイプは0.8ミリの真鍮線です。この、ぶらんと下がったタイプが面白くて採用しました。

2004/09/22

はしご
 運動会のアーチみたいな派手なはしごはいやなので、0.2ミリの洋白板と0.3ミリの洋白線を使って、極力細く作りました。素材もはしごの幅も細く仕上げました。
 洋白板に、馬蹄形に0.3ミリの穴を10個開け、糸鋸で幅1ミリの帯に切り出し、ヤスリで少しずつ削って、幅0.7ミリのはしご枠を作りました。
 はしごの内幅を3ミリにしたので、3ミリのベーク板を冶具にして、これを挟む形でハンダ付けしました。単体ではふにゃふにゃですが、洋白線を刺してはしごに組むと、そこそこしっかりしてきます。
 ボイラー上部の踏み板は0.2ミリ真鍮板をコ形に曲げて作りました。
 はしごは、上は踏み板にハンダ付けし(踏み板はボイラーにハンダ付け)、下はランボードに開けておいた0.8ミリの穴に刺してハンダ付けしました。よく考えないままランボードに開けた穴の幅は5ミリもあり、ハンダで埋めようかとも思いましたが、考えなおし、はしごの前側の足を曲げて広げ、穴に入れました。なんとなく、もっともらしく見えます。

2004/09/23


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ドレンコック、ウエイト、カマ完成
 最後まで残していたシリンダーのドレンコックを付けました。
 6個のドレンコックは1.2ミリの真鍮線をドリルレースして作り、引き棒は0.2ミリの洋白板で作りました。ドレンコックの先端に糸鋸で溝を切り、そこにはめ込んでハンダ付けしています。シリンダーへの取り付けも、シリンダーに開けた0.8ミリの穴に差し込んでハンダ付けしました。
 小さい動輪に大きなシリンダーのため、シリンダーの底が低いので、ドレンコックはレール面から1ミリほどの高さしかありません。豊後鉄道では大丈夫ですが、よそのレイアウトへ他流試合に出かけたときなど心配です。
 なお、ダミーのカップラーを付けた関係で、先輪の上とフレームの間の隙間が強調され過ぎることが、写した写真を見ていて気が付きました。そこで、フレームの中心線に高さ2.5ミリのレールの切れ端をハンダ付けし、シルエットを改善しました。(下の写真は改善後です。牽いているテンダーはハドソンのものを寸借しています。) これで、ラジアスロッドとボイラーの間の隙間と、キャブの窓を除き、ほとんど背景の見える隙間はなくなりました。おかげで、このロコの特徴である重厚感がしっかり表現できたと思っています。
 最後に、ウエイトを積みました。釣り用の薄い板鉛を、ボイラー内は丸くまるめ、モーターやギヤボックスの上は折り重ねて馬蹄形に曲げ、ゴム系接着剤で貼り付けました。
 カマの総重量は600グラムになりました。まだ積むスペースはありますが、すでに、ビッグボーイの次に重かったハドソンの500グラムを超えているので、これぐらいにしておきます。当鉄道では十分だし、持ち運びのときに重くなります。
 走りは一段と静かに滑らかになりました。大きいコアレスモーターを載せておいてよかったと思っています。
 これで、一応、カマは完成です。