2E2テンダー機製作日誌(10)

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2004/09/01



フロントデッキ(1)
 6月から始めたこの2E2の製作は、9月になったのに、まだまだ完成は見通せません。超大型機はチョー大変です。
 さて、昨日は少ししか進まなかったのでくやしくて、今日は朝から取り掛かりました。おかげで、随分進みました。
 フロントデッキとフロントビームは、ランボードと同じく、下板を1ミリ、上板を0.2ミリの真鍮板で作りました。
 ここも、網目板がないので、代わりにリベットを多用しました。フロントビームのリベットは大きいほう(0.5ミリ径)を使いました。
 ダミーのフレームは0.5ミリ板をコ形に曲げてハンダ付けしたあと、余分をカットしました。

2004/09/02

フロントデッキ(2)
 作業性を考え、ディテールを付けた後、フロントデッキをランボードの先端につけることにしました。
 つかみ棒は、1.4ミリの真鍮線をドリルレースで削って作りました。デッキには1.4ミリのネジ穴を開け、ネジ止めしました。すぐ下に、ステップをハンダ付けしなければならないので、トラブルを避けるためにネジ止めです。
 デッキからランボードへ上がるステップも0.3ミリの真鍮板です。デッキとランボードは、実物スケールで80センチも高低差があるので、ステップを一段設けました。デッキに1ミリの穴を開けておき、ステップに作った1ミリ幅の出っ張りを差し込み。裏からハンダ付けしました。穴の隙間を通って表までハンダが流れて、しっかり付いてくれました。
 フロントビーム横のステップも0.3ミリ真鍮板で作りました。一番下のステップは板を折り曲げてあるだけです。鋭角に曲げるために糸鋸で溝を切ったのと、縦の板にリベットを打ち、それらしく表現しました。また、折り曲げたところには少量のハンダを流して補強しておきました。上のステップは縦の板に、糸鋸でステップの幅の1/3の切り込みを入れ、ステップに作った出っ張りを差し込んでハンダ付けしました。単なるイモ付けに比べ強度が出るのと、工作がうんと楽になります。上のステップの付け根にもリベットを打っておきました。デッキへの取り付けは、縦の板を折り曲げたハンダしろを使い、低温ハンダで付けました。おかげでステップのハンダは溶けませんでした。近所のバイクモデラーからいただいた低温ハンダですが、役に立ちました。フロントビームの裏にもハンダ付けしたので、ステップの強度は充分です。
 カップラーは、当初ケーディーを考えていましたが、前は、見かけ重視で手持ちのダミーのカップラーを付けました。たしか、1850のキットに付いていたやつです。後ろの取り付け用の出っ張りをカットし、フロントビームにハンダ付けしました。

2004/09/03

フロントデッキ(3)
 昨日やり残した開放てこを付けました。開放テコは0.4ミリの洋白線、テコ受けは0.3ミリの真鍮板で作りました。いつも、てこ受けの位置が決まらずに苦労するのですが、今回は、デッキの上板の端をフロントビームより0.3ミリ出っ張らせていたので、そこにてこ受け用の欠き取りを作ったので、位置決めが易しくできました。
 カップラーをケーディーをやめたので、エアホースがないことには格好が付かないことに気が付きました。ロスト製のパーツのようにはきれいに出来ませんが、1.4ミリの真鍮線の先と根っこを残して径0.9ミリに削り、先と根っこをそれらしくヤスリで整形しました。コックは0.2ミリ真鍮板を切って、後からつけました。
 完成したフロントデッキを、フレームを付けた状態のランボードに横からハンダで仮付けし、フレームを外して本付けしました。こうすると、デッキの水平が簡単に出せました。
 補強用に、1×1ミリの真鍮角線を、デッキとランボードの繋ぎ目の内側に、目立たないように少し奥に付けました。端がボイラーにも掛かっているので、強度は出たようです。

2004/09/04



逆転棒、逆転腕など
 ラジアスロッドの釣りリンクの先が未完成で気になるので、ここで付けることにしました。砂撒き管は後から充分付けられます。
 キャブから出て来た公式側の逆転棒は、ランボードの上に突き出た逆転軸腕につながり、逆転軸に付いた左右の釣りリンク腕が、釣りリンクにつながります。釣りリンクは、すでに下回りのラジアスロッドに付いています。ただし、この模型では上回りと下回りを脱着するために、釣りリンクと釣りリンク腕とは重なっているだけで、つながりません。
 逆転軸も実車では下回りのモーションプレートに付きますが、ここでは上回りのボイラーの底に付けました。モーションプレートもコ形に作り、加減リンクの位置から逆転軸を経てフレームまで延長しました。ただし、これも見かけだけで、上下脱着のため逆転軸とモーションプレートはつながっていません。上に抜けるようになっています。延長したモーションプレートはフレームにも乗っているだけで、止めていません。負荷がかからないのと、イコライザーのメンテの邪魔になりそうだからです。元の縦のモーションプレートにハンダでイモ付けしましたが、加減リンク受けなどが壊れるのが恐いので、ここでも低温ハンダを使いました。すばやく流れてくれます。
 逆転棒とモーションプレートは0.8ミリの真鍮板で、腕は0.5ミリの洋白板で、逆転軸は1ミリの真鍮線で作りました。逆転棒のキャブ側のフォーク状になったところは、0.3ミリの真鍮板を上からハンダ付けしてあります。リベットの表現をしたいのと、あまりに厚くなるのがいやで、厚板を避けました。
 逆転軸腕を通すためのランボードの穴ですが、開ける位置を少し間違えたので、0.5ミリ板で、点検蓋風のものを張り付けてごまかしました。非公式側の逆転軸の上にも、穴の開いていない点検蓋風の0.5ミリ板をハンダ付けしておきました。なんとなく、もっともらしいです。
 釣りリンク腕は、逆転軸腕より外側に付くので、一枚ものではなく、軸に別々に付いています。
 逆転棒があまりに長いので動力装置を付けてやりたくなりましたが、昭和初期という想定なので、やめておきました。

2004/09/05

煙室扉(1)
 和製の機関車の煙室扉まわりは、概しておとなし過ぎるように思えるので、すこし厳つい感じにしてみます。扉の回りにボルトを表現します。ヘッドランプは扉の上部につけ少し低い位置にします。
 扉は厚みを出したいので、1ミリの板に0.3ミリの板をハンダ付けし、1.3ミリ厚として削りだします。いつものように、センターの穴に2ミリネジを切り、ドリルレースで滑らないようにしました。
 扉の回りの煙室前板ですが、0.5ミリ板で作り、真鍮線を埋め込んでボルトを表現するため、0.5ミリの穴を24箇所開けてあります。扉とはハンダ付けします。
 写真は左から、煙室扉上、煙室扉下、煙室前板(ボイラーの前に付きます。)、位置決め用の板です。この位置決め用の板はボイラーの内側に入り、ボイラーに対してセンターがずれないように機能します。

2004/09/06

煙室扉(2)
 扉の上下板をハンダ付けした後、ヤスリでおおまかに凸形に削り出し、さらにドリルレースで整形しました。
 位置決め用のドーナツ状の板(0.5ミリ板)を前板の内側にハンダつけした後、出来上がった扉を煙室前板にハンダ付けしました。位置決め用の板は、ボルト表現の0.5ミリ真鍮線のストッパーにもなるので、真鍮線を埋め込む前に前板にハンダ付けです。0.5ミリ真鍮線を穴にハンダ付けして植え込み、ヤスリで長さを揃えました。

2004/09/07

煙室扉(3)
 ヘッドランプは、あえて煙室扉に付けました。本体は4.5ミリの真鍮パイプです。0.3ミリ板2枚を曲げてで取り付け台を作りました。大きい取り付け台は、煙室扉に開けた0.5ミリ穴に、付けておいた足を差し込んで付けました。こうすると、ハンダ付けが大変楽になります。大きい台を煙室扉に付けた後、扉をバイスで挟んでおいて、小さい台を大きい台の上にハンダ付けし、さらにその上にランプ本体をハンダ付けしました。
 レンズはプラで作り、塗装後にはめ込む予定です。
 蝶番は0.2ミリ真鍮板と0.5ミリ真鍮線で作りました。
 ナンバープレート取り付け台も0.5ミリの板で作ってあります。
 前板にボルトを表現したので、ハンドレールはC53のように扉に付けました。0.4ミリの洋白線です。ハンドレールノブは0.5ミリ真鍮線を半分に削り、折り曲げて割りピンを作り、扉に開けた0.5ミリの穴に差し込んでハンダ付けしました。
 全体をボイラーに止めるバネは0.3ミリ真鍮板で作り、ハンドルのシャフトの2ミリネジにナットで止めます。バネは、すでにボイラーの内側に付けてある真鍮線のストッパーに引っかかり、しっかり止まります。

2004/09/08

煙室扉(4)
 さて、難題のハンドルですが、試行錯誤の結果、0.3ミリ板を十字形に切り、回りに0.4ミリ真鍮線を丸くしたものをハンダ付けしました。ハンドルのシャフトは、ネジを切った2ミリの真鍮線をドリルレースして0.5ミリのシャフトに仕上げました。扉にネジ止めしたあと、丸いハンドルと棒ハンドルをハンダ付けしました。
 棒ハンドルは0.5ミリ真鍮線の端を金槌でたたいて平らにし、0.5ミリの穴を開けたものです。
 とめ金具(バネ板)は、扉の後ろに突き出したシャフトのネジに通し、2ミリナットで止めました。
 出来上がったのでボイラーに付けてみました。なかなかのご面相です。