2E2テンダー機製作日誌(7)

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2004/08/07



担いバネ
 0.3ミリの取り付け板には、担いバネを先に付けたほうが易しそうなので、ブレーキシューを取り付ける前に担いバネを作りました。
 担いバネは動輪のスポークの隙間からチラチラ見えるだけなので、1ミリの真鍮板から大まかな形状で切り出しただけです。第5動輪のバネは、従台車のイコライザーと当たるので、後ろ1/3ほどをカットしました。
 バネも10個ですが、単純な形状なので、簡単にできました。
 取り付け板に担いバネをハンダ付けし、ブレーキシューを位置に気をつけながらハンダ付けしました。0.3ミリの取り付け板なので、シューの角度や位置の微調整は指で押せば動きます。
 全部ハンダ付けをして、動輪押さえ板に付け、フレームに付けてみたところ、いけません。バネは、取り付け板の位置が設計より0.5ミリほど低くなったため、随分低く見えます。ハンダ付けを外して、高さ2ミリだったものを1.5ミリまで削りました。
 ブレーキシューも、幅が広くて、動輪とのクリアランスに余裕がありません。これも外してシューの厚みを0.3ミリほど削りました。
 もう一度シューとバネをハンダ付けし直しました。フレームに再度取り付け、シューの位置が決まったところで、ブレーキ梁と引き棒を付けました。どちらも、ほとんど見えない所で、シルエットのために付けるだけみたいなものなので、形状はごく簡略化しました。梁は0.8ミリ、引き棒は0.5ミリの真鍮線を格子状にハンダ付けしただけです。これで、シューも取り付け板も、がっしりと固まりました。全体で強度を持たせるという、ワールド工芸風(?)の構造です。
 レールに乗せ、通電しながら転がしてみました。初めは、絶縁側のタイヤにブレーキシューが当たってショートしましたが、2、3回調整して、ショートしなくなりました。

2004/08/08



カウンターウエイト、下回り完成
 第3動輪のカウンターウエイトが、1850の動輪のままでは、巨大なメインロッドと釣り合いません。
 しかし、本格的に輪心を加工する自信がないので、0.5ミリの真鍮板を切って元からあるウエイトを囲む形で接着剤で貼り付けました。
 付け足したカウンターウエイトは、接着する前に黒染め液で染めました。マッハの黒染め液に漬け、出して水洗いし、を5回繰り返すと写真のように動輪の輪心とほぼ同じ色に染め上がりました。それほどおかしくないようです。
 モーター、ギヤボックス、先台車、従台車を付け走らせてみましたが、問題はないようです。ムカデのように軽く走ります。(写真のフレーム前部に乗っているのは仮りのウエイトです。)
  これでとりあえず、下回りは完成しました。着手してから約50日です。一日平均4時間として200時間ですね。超大型機は大変です。

2004/08/09



ボイラー
 0.3ミリの真鍮板を丸めて、ボイラーを作りました。C62と同じ太さの26ミリ径の巨大ボイラーです。
 糸鋸で切り出した後、ホームセンターで買ってきた木の丸棒(24ミリ径)に、紙を巻いてボイラーの内径に太さをあわせたものに手で曲げて巻きました。下端は手では曲がらないので、小さい金槌で上からコツコツ叩いて曲げました。多少金槌の跡は付きますが、ヤスリで仕上げれば消えます。
 形が整ったら、上からエナメル線を巻いて固定し、下端の接合部をハンダ付けします。
 次に丸棒に刺したまま、煙突、ドーム用の2ミリの穴、ハンドレールノブ用の0.5ミリの穴、及び煙突とドームの真下に2ミリの穴を開けます。
そして、丸棒を抜き(エナメル線は巻いたまま)、0.5ミリの真鍮板で作った補強板をボイラー下端接合部にハンダ付けします。補強板にはボイラー下端に開けた穴の位置に合わせ、2ミリのネジ穴を開けておき、ハンダ付けするときには、黒い鉄ビスでボイラーの内側に止めました。黒い鉄ビスはハンダが付きません。補強板の前部のネジ穴は、下回りと接合するときのビス(先台車のシャフト兼用)がはいります。ネジ穴補強のため、2ミリナットを合わせてハンダ付けしておきました。補強板の後ろのネジ穴は用済みなので、大きく揉んで、ドームをネジ止めするときのドライバーが通る穴にします。あるいはウエイトを止める穴になるかも。
 ちょっとふざけて、下回りに出来たばっかりのボイラーを乗せてみました。おー、すごいすごい。

2004/08/10


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火室(1)
 火室部分は、ボイラー部分より半径0.6ミリ太く作ります。昨日のボイラーの板の上に、0.3ミリの板を2枚重ねて、太くします。つまり、0.3ミリ板の三層構造になります。
 火室の下部(高温で色の変わった部分)は、中層の板で表現します。この火室の底に沿って打たれている2列の太いリベットを表現するために、従来の0.3ミリ径より大きい0.5ミリ径のものが打てるように、自作リベット打ち機の受け(凹)を新たに作りました。(上の写真の下列が従来の0.3ミリ径、上列が新しく作った0.5ミリ径のものです。)
 中層の板は1枚で作ると寸法が難しくなるので、上のアール部分と左右の3枚に分けました。火室下部は、この左右の板で、上2/3ほどは上層の板で隠れます。

2004/08/11

火室(2)
 ボイラーと火室の繋ぎ目が10ミリ幅でテーパーになります。ボイラーを丸めるときに使った木の丸棒に0.5ミリの真鍮板を巻いておいて、ヤスリでテーパーに削ってから、ボイラーに巻きました。
 ハンダ付けした後、仕上げにヤスリがけをしたところ、0.5ミリの板がボイラーの板に密着していない部分があり、ハンダが表面に出てしまったところがあります。ボイラーも0.5ミリの板も、どちらも真円ではないので、密着させるのは難しいですね。やり直しても同じことになりそうなので、このままいくことにしました。
 昨日作った火室下部をハンダ付けしました。
 中層上部は半円筒形の板を付ける積りでいましたが、テーパー部で、円形同士を合わせる難しさがわかったので、帯板を巻くことにしました。それに、上層板に付ける洗罐口に使うパイプの通るスペースが、中空としてあるほうがいいことに気が付きました。最上部は、安全弁や汽笛が乗る予定なので、補強の意味で帯板を付けました。
 このあたりの火室の形状は、スクラッチで作成済みの2台のロコにはなかったもので、今回、工作中に新しい気づきがたくさん出てきます。

2004/08/12



火室(3)
 上層の板を0.3ミリの真鍮板で作りました。
 上層の板は、キャブの前妻までの長さにします。つまり、キャブ内は中層の板が表面に出ます。このほうが、キャブを付けるときに位置が曲がる心配がないのと、ボイラーとキャブの間に隙間が開く心配がありません。また、下辺は、火室の下部が見えるように、短めです。
 糸鋸で切り出した後、洗罐口の穴を開け、横7列と縦1列のリベットを打ちました。ここのリベットは、小さいほうの0.3ミリ径のものにしました。なお、火室前端に縦のリベットは、打つために1ミリほどの余裕をもって切り出し、リベットを打った後、削っています。
 曲げて、中層の板と形状をよく合わせた上でハンダ付けしました。このあたりの作業では、火室の下部の面が垂直になるように気をつけて進めています。
 忘れそうになりましたが、火室下部の前妻を左右付けました。0.3ミリ真鍮板です。
 ついでに、ボイラー下部のドライブシャフト等を通すための欠き取りのため、シルエットでボイラーが細く見えるのがいやなので、スカートを付け足しました。0.3ミリ板で、幅が1.5ミリほどです。ただし、これは好みの問題でしょう。
 ところで、順序が逆になりましたが、このロコの火室部分はどうなってるの?、と叱られそうです。ビッグボーイの真似をして、従台車の上から第5動輪の上まである広い火室ということにしました。どうやって投炭するの?という問題も出てきそうですが、そこはもう、私にもわからない仕掛けがあったことにしておきます。すみません。