2E2テンダー機製作日誌(5)

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2004/07/29



モーションプレート(2)加減リンク受け
 加減リンク受けは鋳物で複雑な形をしていますが、これを板がね細工で作るのは大変でした。0.3ミリ板をL形に曲げたものに、0.2ミリ板を巾1ミリほどの帯に切り、曲げたものをハンダ付けして表現しました。1.2ミリの真鍮線を冶具にして、それに巻きつけながら帯板の形を作りました。内側のリンク受けは見えないので手抜きをして、L形に曲げた0.3ミリの板に0.8ミリの板をハンダ付けしています。
 加減リンクのピンは、1.2ミリの真鍮線に1.4ミリのダイスでネジを切り、頭のないピンを作りました。内側の加減リンク受けにのみ、タップで1.4ミリのネジを切ってあります。
 1ミリのダイスがあれば、1ミリビスのほうがよかったのですが、これでも充分用が足りました。素材や工具がなくても、それなりにごまかす貧乏工場です。発展途上国の車両工場みたいですね。
 外側と内側の2枚の加減リンク受けは、間に2ミリ厚の木っ端を挟んで1.2ミリ(?)ビスで止めた状態で、モーションプレートにハンダ付けしました。1.4ミリのネジ穴に1.2ミリ径のネジが入りました。もしかしたらインチネジ?
 以上の工作が済んだ後、モーションプレートを0.5ミリの取り付け板にハンダ付けしました。取り付け板をフレームにビス止めした状態で仮付けし、ビスを外してハンダを流しました。
 スライドバーの水平も出ていて、いいようです。

2004/07/21

従台車(7)前梁、後梁
 センターピンは、アダチの台車センターピン用の段つき1.4ミリビスがあったので、これを使うことにしました。
 前梁は、センターピン部分を1ミリの真鍮板で作り、それを囲むように0.5ミリ真鍮板で前梁本体を作りハンダ付けしました。
 後梁は0.5ミリ真鍮板で作りました。
 前梁の板にビス穴が2個開いていますが、これは、左右台枠と前後梁を組むときに、平面と直角を出すのが難しかったので、後梁の板を前まで延ばし、前梁の板にビス止めして精度を出した上でハンダ付けし、その後、後梁の延ばした板をカットしたものです。後梁の板は半分残していますが、ここにウエイトを積む予定です。

2004/07/22



従台車(8)イコライザー(ダミー)
 リベット表現の0.5ミリ真鍮線を埋め込みを済ませ、動輪と従輪とを結ぶイコライザー(ダミー)を付けました。
 イコライザーは、1ミリの真鍮板で作り、削ったり曲げたりの加工をしてあります。従輪のバネ釣りが入る部分は、糸鋸で溝を切ってあります。
 イコライザー受けは、上が1ミリ、下が0.3ミリの真鍮板で作っています。
 最後に車輪を組み込んで、やっと従台車が完成しました。
 車軸にはワッシャをはめ、車輪とイコライザーが触れないようにしました。
 台車のど真ん中を、ドローバーのシャフトが通ります。
 脱線防止に、後梁の延長板の上下にウエイト(釣り用の鉛板)を貼り付けました。
 レールに乗せ走らせてみましたが、カーブ通過も問題なく、ショートもありません。いいようです。
 従台車だけで8日かかっています。ちゃんとディテールを作り込んでいくと、工程が進みません。この分だと、完成まで半年くらいかかるのかしら。

2004/07/23

シリンダーブロック(1)設計とパーツ作り
 シリンダーブロックの各寸法を決めました。シリンダーの径を、E形にふさわしい10ミリにしたかったのですが、カーブで先台車の内台枠がシリンダーの内側に当たることがわかったので、9ミリにしました。また、シリンダーの尻棒は、カーブで先輪に当たるため、省略することに決定しました。
 がんばって、パーツをいっぱい作りました。前板と後板は0.5ミリ、メンバー、前後のシリンダー蓋、バルブ室蓋は1ミリの真鍮板です。
 メンバーや側板をハンダ付けするときに動かないように、シリンダーもバルブも、中心にパイプを入れて、後板にハンダ付けすることにしました。シリンダーは内径1.5ミリ外径2.1ミリ、バルブは内径1.0ミリ、外径1.4ミリのパイプです。シリンダーの2.1ミリのパイプには、パッキン部を表現する外径3ミリの銅パイプをはめてあります。銅にしたのは、単に真鍮パイプがなかったからです。他意はありません。

2004/07/24

シリンダーブロック(2)バルブ棒案内、スライドバー
 バルブ棒案内は0.3ミリの真鍮板で作りました。小さいものですが、穴を開け、切り出し、ヤスリ整形しと、結構面倒でした。細い丸ヤスリの先を折ってしまいました。
 バルブ棒案内の形状ですが、キュウロクのものは作るのが難しくなるので、近代機に付いているものに代えました。ご都合主義のフリーランスです。
 スライドバーは、1ミリの洋白板で作りました。溝は、スライドバーを弓なりに曲げておいて糸鋸とヤスリで削りました。最近、ホームセンターで、「溝用ヤスリ」という優れものを見つけ、重宝して使っています。細目の平ヤスリですが、厚さが0.6ミリしかなく、角がほぼ直角に出来ており、弾力があって、しなります。

2004/07/25

シリンダーブロック(3)組み立て
 主要なパーツが揃ったので、シリンダーブロックを組み立てます。
 まず、後板にシリンダー蓋とバルブ室蓋をハンダ付けしました。いずれも穴にパイプを通しての作業なので、位置決めは簡単です。
 後板とシリンダー後蓋に開けておいた0.8ミリの穴を広げながら、一方ではスライドバーの先端を丸く削りながら、やっと入る太さに仕上げ、スライドバーを差し込んで立て、ピストン棒との位置関係を確認したうえでハンダ付けしました。
 前板にもシリンダー蓋とバルブ室蓋をハンダ付けしました。
 さて、シリンダーブロックを平面と直角を正確に出して組まなければなりませんが、メンバーを前後板にハンダ付けするために、写真のような冶具を作りました。
 前後板の間(内側)が9ミリになるように角材と真鍮板を組み合わせて挟み、それらを、アルミ角パイプの上に逆さに乗せ、後板に外から適当な角材をあてがってバイスで全体をしっかり挟み、スコヤで直角を出し、間に挟んだ角材の上に厚紙を調節して置き、そのうえにメンバーを置きました。全体が正確に組まれている状態で、メンバーと前後板をハンダ付けしました。
 メンバーと前後板はイモ付けなので、側板を付けてやらないとしっかりしません。

2004/07/26

シリンダーブロック(4)側板
 0.3ミリ真鍮板で側板を作りました。糸鋸で、仕上がり寸法より前後1ミリづつ大きく切り抜いて、リベットを打ち出しました。打ち出したあと、ヤスリで削って寸法をだし、ドレンコック取り付け穴(0.5ミリ)を開けました。
 リベットの打ち出し機(?)は、前作の4-4-0タンクのときに自作しました。興味のあるかたは、過去の組立日誌、4-4-0タンクの5/20、5/23をご覧下さい。
 側板を、前板後板のカーブに合わせて曲げ、ハンダで仮付けして正確に組めていることを確認して、ハンダを流しました。メンバーやスライドバーが取れてはいやなので、すばやく、深追いせずにハンダ付けしました。でも、しっかり付いたようです。
 空気弁や点検用蓋などのディテールは、このあとに付けます。

2004/07/27

シリンダーブロック(5)空気弁、点検用蓋
 空気弁は3ミリの銅パイプを薄く輪切りにし、その中に0.5ミリの真鍮板を入れてハンダ付けしてあります。放射状の細い6本の線は、私の腕では難しいので、逆に真鍮板に溝を掘って凹まし、ごまかしました。雰囲気だけです。
 空気弁の横の蓋は0.3ミリ、上下の大きい蓋は0.1ミリの真鍮板で作りました。
 0.1ミリの真鍮板はすぐに曲がったりするので、加工が難しいですね。
 ドレンコックは壊れやすいので、後で付けます。

2004/07/28

モーションプレート(1)取り付け板
 あらかじめ、フレームに入れておいたモーションプレート取り付け用の切れ込みの位置が、出来上がったスライドバーの後端より1ミリほど前過ぎることが分かりました。そこで、この切れ込みに、0.5ミリの板で作った取り付け用板を挟み、その板に0.8ミリのモションプレートをハンダ付けすることにしました。怪我の功名で、このほうが工作しやすいです。厚板を曲げると、正確な寸法を出すのが難しくなるので…。
 切れ込みに入れる取り付け用板は、フレームにハンダ付けした1ミリの板にビス止めする構造にしました。1ミリ板は1.4ミリのネジ穴を切ったうえで糸鋸で切り出し、冶具(木っ端)を挟んで、フレームの上辺より2ミリ下がったところにハンダつけしました。
 モーションプレート本体も切り出しましたが、加減リンク受けを付けてから取り付け板にハンダ付けします。