2120の組立日誌(3)

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2003/05/23

屋根、ボイラー回り(1)
 屋根は屋根板に屋根支え、屋根押さえバネ、ベンチレターをハンダ付けしました。
 屋根板は1.25ミリの厚板ですが、カーブが強すぎるので、バイスに挟んでカーブをゆるくし、キャブ妻板に合わせました。手ではとても曲げられないので、強すぎるカーブでよかったです。伸ばし過ぎないように注意しました。
 サイドタンクステーは外からハンダ付けしました。ついでに、タンク内にウエイトを合成ゴム系接着剤で付けました。その際、給水口のパーツの足が長く残っていたので、モーターツールで削り取りました。初めから足を短くしておくべきでした。ウエイトが奥まで(上まで)入らないと、動輪に当たります。
 安全弁の台に汽笛をハンダ付けして、ボイラーに付けました。内側からのハンダ付けです。
 スチームドーム、サンドドームはビス止めです。スチームドームのビス受けが少し長すぎたので、削って付けました。

2003/05/24



ボイラー回り(2)
 すでに取り付け済みのエアタンク受け板に左右のエアタンクをハンダ付けしました。
 エアタンクはロスト製で足も付いています。工作は楽でいいのですが、表面が挽き物のようにはきれいでないので、ヤスリで磨きました。
 エアタンクの4本の足のうちに1本がスプラッシャーに当たります。現物合わせで寸法を確認しながら、3ミリ強短くしました。
 エアコンプレッサーは、先に本体を受け板にハンダ付けし、それを煙室に付け、内側からハンダ付けしました。この取り付けが済んだ後、煙室をボイラーにハンダ付けしました。
 左右の冷却パイプをサイドタンクにハンダ付けしました。
 手すりも左右3箇所ずつと後ろに2個所、外からハンダ付けしました。
 キサゲやヤスリがけの時に、ボディーを持っている方の手に思わず力がはいってボディーを歪めてしまうことがよくあります。それを防止するために屋根をはめ、外れないようにマスキングテープで止めています。田舎のおっさんが頬かむりしているようで、ユーモラスです。
 キットには側面の窓枠のパーツが入っていますが、無いほうが好きなので付けないことにしました。

2003/05/25

パイピング(1)
 パイピングには、昨日、鉄道日誌で書いた先の細いハンダごてを使います。
 手順は、ボイラーに近いパイプから付けていきます。
 まずはサンドパイプです。 0.6ミリの真鍮線を使いました。これは、ボイラーの内側からハンダ付けできましたが、これより後は全て外からのハンダ付けです。
 次に、煙室からキャブへいくブロアー管です。実はサイドタンクステーの下を通さねばならず、ステーが大変邪魔になりました。パイピングの後に付けるべきでした。
 次がエアコンプレッサーからキャブへいく蒸気管です。説明書では0.5ミリの指定でしたが、0.6ミリを使いました。
 そして、ハンドレールです。設計図に合わせて0.4ミリの真鍮線を曲げ、あとで現物に合わせました。
 実車のロコでは、よく歪んだパイピングを見かけますが、私はロコはきれいに仕上げたいほうなので、水平、垂直、平行、直線に気を使い、歪まないようにしています。しかし、これは各人の好みの問題でしょう。

2003/05/26

パイピング(2)
 エアコンプレッサーから煙突前の消音機への排気管です。
 配管する前に、消音機の先をス支えを介して煙突につなぎました。キットの設計ではありませんが、実車でも支えてあるものがあるし、模型では特に壊れやすい部分なので、改善しました。ステーはアダチのキットに入っていたハンドレールの支えの余っていたものを使いました。煙突に0.6ミリの穴を開けて差し込んでハンダ付けしてあります。
 さて、コンプから消音器への配管は0.5ミリの真鍮線で作りますが、形状が複雑でなかなかうまくいかず、クニャクニャになり、作り直してやっとできました。
 なお、この配管は、ハンドレールを付ける前に済ませておくべきでした。設計図が間違ってハンドレールの上にこの排気管がくるようになっていました。これを鵜呑みにしたのが間違いでした。

2003/05/27

パイピング(3)
 残りのパイピングを全て終えました。
まず、公式側のエアタンクから非公式側の冷却管へ、公式側のコンプから冷却管へ、非公式側のエアタンクからキャブ方向へ、両側のエアタンクから冷却管へ、最後に壊れやすいコンプからチリコシへの配管、の順序で付けました。
 サイドタンクとエアタンクの間隔が狭くて苦労しましたが、コテ先が細くて助かりました。

2003/05/28

ウエイトの補充
 キットにはサイドタンクに入れる鉛のウエイトが入っていましたが、集電能力を強化する目的で、ボディーの隙間にウエイトを補充しました。
 ホームセンターなどで売っている3ミリ径の糸ハンダを切って使いました。合成ゴム系の接着剤で固定してあります。
 前部の煙室からボイラーにかけて、はいるだけ入れました。後ろのコールバンカーにもいれましたが、こちらは、主動輪に重心が来るように加減しながら入れてあります。

2003/05/29

ブレーキ引き棒
 キットの設計にはありませんが、ブレーキ引き棒を付けました。
 先輩の作例に刺激されたのと、豊後鉄道の背景が明るくて、シルエットが強調されることから、その気になりました。
 その程度の動機ですから、簡単なものを自作して付けました。ひっくり返して見ない限り、こんなもので充分です。素材は、ブレーキ梁が0.3ミリの真鍮板、引き棒が0.4ミリの真鍮線です。
 動輪押さえ板とこのブレーキシュー取り付け板とが別の構造になっていますが、こんな時には細工がしよくて便利です。

2003/05/30









総組み立て、走行調整
 下回り、床板、上回りを全部組上げました。カップラーはケーディーの#8が合いました。テンダー機の場合は前のカップラーはダミーでもいいのですが、タンク機は前もつなぎたいので、前もケーディーです。
 レールに乗せ、走らせてみました。下回りだけでは、軽快に走っていたので、問題ないだろうと高をくくっていましたが、そうは問屋が卸しませんでした。バックの時だけですが、時々ガクッと速度が落ちます。
 初めは集電不良を疑いましたが、高速時のほうが現象がひどいので、どうも軽いショートを起こしているように思われました。しかし、なかなかどこがショートしているのかがわからず、1時間以上あれこれ試してみましたが、結局、走行時にモーターが横揺れし、集電ブラシの上部にモーターの側面が接触していることがわかりました。モーターにビニールテープを貼って解決しました。ただし、モーターの横揺れはこのままでは大きすぎるので、ギヤボックスの車軸押さえ板を調整し、車軸の遊びを小さくして修正しました。
 写真は塗装前の記念撮影です。
 ブレーキ引き棒がちゃんと見えています。付けてよかった。
 しばらく試運転を繰り返し、あら捜しをします。いつも塗装をしてから後悔することが多いものですから。
 それに、低速で走ると、まだ少々ひっかかります。慣らし運転が必要です。

2003/06/01

塗装前処理
 慣らし運転を重ね、まずまずの走りになったので、塗装をすることにしました。
 今日は、その前処理です。
 全体をばらし、塗装するブロックを洗いました。
 まず、台所用クレンザーをハブラシに付け、磨きました。
 どうしても、ハブラシの届かない隅に石鹸カスや汚れが残るので、液体洗剤を入れたお湯に漬けながら、竹串でそれらを取りました。
 曲がっているパーツを直したり、取り忘れていたハンダをきれいにしたりしながら、産湯を使いました。
 スライドバーとフレームの軸受け守部分にはマスキングテープを貼っておきました。
 また、シリンダーブロックも、塗ってから付けると塗装を傷めやすいので、あらかじめ付けておきました。
 手がきれいなうちに、各ブロックを塗装用の台や竹串に付けて作業は完了です。
 明日は塗装日和になることを祈ります。

2003/06/02

塗装
 塗装日和です。
 朝一番でプライマーを吹きました。スプレー缶です。
 午後、本塗装をしました。
 Mr.カラーの油性アクリルです。黒とつや消し黒とを同量混ぜ、それをシンナーで倍に薄めて吹きました。
 手抜きをして、前回残した塗料を使ったため、ビンの縁に着いていた固まった塗料がエアブラシのノズルに詰まり、途中、中断してエアブラシを分解掃除するという、大騒ぎをしてしまいました。1ビン100円の塗料ですから、その都度新品を使うべきですね。残った塗料は、筆での補修用にだけ使うべきでした。(^_^;)
 このロコは屋根が外れるので、キャブ内の塗装は大変楽でした。特に難しいところはありませんでした。
 フレームの軸受け守に貼ったマスキングテープを、塗装の生乾きのときに剥がすべきところを忘れていて、完全に乾いてから剥がしたら、回りの塗装も一緒に剥がれてしまいました。筆塗りでごまかしました。

2003/06/03



仕上げ
 合成ゴム系接着剤でナンバープレート等を貼りました。
 数時間後、全体を組み立てました。レールに乗せ、走らせてみると、なんと、ヒョコヒョコ走りをします。調べてみたら、どうも非絶縁側の集電が不良です。塗装をフレームの内側までしたのが原因で、ギヤボックス経由の通電が不良になったようです。試しに、床板とモーターを直接配線してみたところ、きれいに走るようになりました。よくわからないままですが、やれやれです。
 完成、ということで、明るいベランダで記念撮影しましたが、大変なことに気が付きました。キャブ内のサイドタンクの後板とバックパネルの下半分ほどが、塗装層が薄いのです。
 部屋の中では気が付かない程度ですが、直射日光に当たると、真鍮の地の色が透けて見えます。斜め後方から写した写真でもよくわかります。
 屋根が取れるので、キャブ内の塗装は簡単、なんて油断をしたのが失敗の原因です。
これはちょっと、「まっいいか」にはならないので、明日、タッチアップ塗装で補正したいと思います。うまくいけばいいですけど。
 そんなわけで、今日のところは「完成!」にはなりませんでした。

2003/06/04

完成!
 外板に塗装が付かないように、キャブ回りをすっかりマスキングテープで覆って、キャブ内のタッチアップを行いました。なんとか誤魔化せたようです。
 完成!です。
 写真では見えませんが、石炭も積みました。

 一ヶ月間、お付き合いいただき、ありがとうございました。