1200製作日誌(5)

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2008/03/26

砂箱(1)
 床板上、煙室横の砂箱を作ります。
 当社で、最も円滑な走行を阻害するのが集電不良です。これを克服するために、出来るだけ多くの車輪から集電するようにしています。ところがこのロコの場合、第1動輪をこするシューを設置するスペースがほとんどありません。
 そこで、このロコの工作当初からの構想で、公式側(絶縁動輪側)の砂箱の中に集電シューを組み込み、第1動輪からの集電という無謀なこと考えていました。工作中、ずっとこれが気になって仕方がなかったのですが、手順の関係で今まで着手できませんでした。やっとその段階に来たので、がんばって挑戦してみます。
 とはいえ、外形は普通の砂箱です。0.3ミリの真鍮板で箱を作り、蓋は3ミリの真鍮丸棒をドリルレースで削って作りました。箱そのものは左右とも同形です。
 写真右の穴の開いた板は、シューを付ける基板をネジ止めするための板で、0.5ミリの洋白板で作り、1.4ミリのネジ穴を開けてあります。その下の細いものは、洋白板を少し上向きに傾けるために挟む1ミリ角の真鍮角線です。

2008/03/27



砂箱(2)
 昨日作ったパーツをハンダ付けで組んで、床板に付けました。
 絶縁車輪側の砂箱の中に、シュー取り付け用基板をネジ止めする洋白板を付けていますが、少しだけ上を外側に傾けています。これは基板をネジ止めする時に向かいの非公式側の砂箱が邪魔にならないように配慮したものです。
 シューを仕込みたいという気持ちがあるために、どうしても無意識に砂箱のサイズが大きくなってしまいました。縦横高さともに0.5ミリずつ大きいです。ま、勘弁してください。

2008/03/28





集電シュー
 出来上がった砂箱の中に第1動輪の内側を擦る集電シューを付けました。
 電子配線用の基板(1.6ミリ厚)を砂箱の中に収まるように切りネジの通る1.5ミリ穴を開けました。ネジの頭が銅板に触れないように、2.4ミリのドリルで銅板のみ揉んでいます。
 シューは0.1ミリの燐青銅板をハサミで帯状に切り、基板の銅板にハンダ付けし、折り曲げて形を作りました。
 シューの先端は動輪の裏側を擦る部分は滑りがよくゴミが溜まりにくいように、ポッチを打ち出しました。鉛板を台にして、少し先が丸くなった千枚通しを当て、小槌で叩いて打ち出しました。はじめ、ポンチで打ち出してみましたが、先が鋭いために燐青銅板が破れてうまくいきませんでした。
 1.4ミリネジで基板を砂箱内の取り付け板にネジ止めし、シューが動輪の裏側に当たるように形を整えました。
 動輪が可動式なので、上下してもシューが動輪から外れないように、タイヤの裏側の車軸の高さの部分を擦るように、シューの長さを決めました。
 実際に走らせてみないとわかりませんが、どうやらうまく出来たように思います。

2008/03/29





集電シュー(2)
 難しい第1動輪の集電シューが出来たので、勢いに乗って第2、第3動輪のシューも作ってしまいたいと思います。本音を言うと、早くレール上を走る姿を見て安心したいのです。このせっかち性、もしくは心配性は治りません。困ったものです。
 取り付け板は第1動輪のと同じく、0.5ミリの洋白板で作りました。
 糸鋸で溝を切り、L字形に折り曲げています。
 第3動輪用はモーターを避けるために、垂直ではなく斜めに立てています。基板が回転するといやなので、ネジ2本で止めました。
 基板とシュー本体は第1動輪の時と同じ要領で作りました。
 シューを基板にハンダ付けで止めましたが、ついでに配線も済ませました。あとはモーターにつなぐだけです。ショートしていないか心配なので通電してみましたが大丈夫でした。
 第1動輪への配線は外から見えるといやなので、床板の裏にハンダ付けした0.9ミリ(内径0.7ミリ?)の真鍮パイプに細い単線のビニール線を通してつなぎました。塗装のときにはハンダ付けを外さなければなりません。

2008/03/30

テスト走行
 フレームに動輪、モーターをセットして配線も済ませ、レールに乗せて走らせると逆に走り出しました。ハズレです。一旦モーターを外して180度回転させて再セットしました。
 なお、モーター取り付け板のアームをフレームに付けた受け板で受ける予定でしたが、セットしてみるとその必要もないようなので付けていません。
 いつも、なかなかすぐには走らないものですが、今回はいきなりよく走りました。そのつど確認しながら工作を進めてきたので走って当たり前なのですが、気が付かなかったミスがあったりして、そうはいかないのが普通です。ラッキーでした。
 埃をかぶったヒグマの横を1200の下回りが軽快に走っています。これで走行装置は完成です。